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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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パンジー 'タイガーアイ オレンジ'

 昨年の真冬に購入していた 'タイガーアイ オレンジ' と呼ばれるパンジー(愛好家にはヴィオラ)が、賑やかな程の花数になりました。長く流通しており、ファンが多いらしい園芸品種の系統です。知る人ぞ知る!ですが、ちょっと目立って気になる存在ですね。
 以前、もっと淡い黄色のタイプ(現在は、敢えて、イエローと呼ばれています)を育てたことがあったのですが、今回は色が濃いタイプです。オレンジとレッドは実際に見ていて、どうやら、他にもバリエーションがあるらしいですよ。
 毎年のように黄色いパンジーを育てるようになって、実は、相当長くなってしまいました。その理由は単純で、お気に入りの良い芳香を放つからです。'タイガーアイ' はお気に入りの意匠(デザイン)と、お気に入りの芳香を持つ「取って置きの存在」なのでした。

 すみれなんぞには全く興味がない娘が、タイガーアイを見て、スマホで撮っていました。^^


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ヤマツクシスミレ

 アツバスミレのポット苗を購入した日にヤマツクシスミレの苗も手に入れました。横顔もキリッとして良いのですが、正面から見ると、特に女児的でかわいらしい印象です。一方、葉や茎はオッサン風な毛むくじゃらで、極めて対照的な特徴がおもしろいと思っています。
 苗に添えられた札には、単に「ツクシ」とスタンプが押してありましたが、この苗は別名ナンバンスミレと呼ばれ、東南アジアを中心に分布する外国種の方ですよね。次々と花を咲かせてくれる性質も含めて「お気に入り」です。
 丈夫な種ですが、どうした訳か拙宅ではご縁がありません。昨年も、運良く入手した種子を播いてみたのですが、急に気温が上がって幼苗が溶けてしまいました。暖かい地方のすみれだよねぇとの思い込みで、甘く見ていたのかも知れません。

 コロナの影響が身近なところでも聞こえるようになりました。できるだけ、出かけたいのに困ったものです。


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アツバスミレ(三宅)

 ポット苗の季節ですが、今年は出足が少し遅かったかも知れません。早速、近年流通し始めたらしい「アツバスミレ(三宅)」と表示された苗を購入してみましたが、さて、これって、本当にアツバスミレなのでしょうか?!
 繁殖力の強いアツバスミレの園芸品種が町中で増えていますので、とても身近な存在になっています。ところが、比較してみると、花も葉も微妙に違うので困ってしまいました。へら型とは言えない丸みがある葉が多く、特徴となる光沢は少なめです。
 苗販売サイトの記載では、アツバスミレ(三宅)はニイジマスミレを連想させる白花系で、側弁と唇弁の3枚に紫条が入るらしいのですが、この個体の場合、全ての花弁に紫条が見られます。更に半分は重弁花(八重咲き)で、白花のコモロスミレにそっくりです。

 流行病が治まりません。今年こそ!という思いが強いだけに心配です。2年を棒に振るのは辛い。


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エイザンスミレ x ベニバナナンザンスミレ・紅鶴

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編もパート14になりました。さて、今回は「紅鶴」と表示されていた展示品ですが、実のところ、少し戸惑っています。この「紅鶴」とは、おそらく「エイザンスミレ x ベニバナナンザンスミレ・紅鶴」のことですよね、きっと(汗;)。
 知っている「エイザンスミレ x ベニバナナンザンスミレ・紅鶴」は、もっと濃い紅色で、シンプルというのか、端正な顔立ちを持ってる印象です。ただ、1979年の交配から既に40年以上が経過しています。安定した形質を維持しているグループも存在するとは思いますが、形質分離してしまったグループが存在することは、当然と言えば当然でしょうね。
 この交配種には稔性があって、長い間、苗だけでなく、種子でも一般流通しています。適切な形質維持のためには選別が必要ですが、それを不特定多数に期待する方が無理筋というモノでしょう。大きく捉えて「ヒラツカスミレ群」という見方もあるようですが、少し大きすぎるかも知れませんね。個人的には「紅鶴系」という系統があるという見方もありかなぁと・・・(再び、汗;)。

 今日は3月11日ですね。5月に目にした石巻周辺の瓦礫の山、打ち上げられた船や通電していない信号機などが脳裏に蘇ります。


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ヒメキクバスミレ

 昔の展示会写真編パート13。今回は少し難しい交雑種になってしまいました。当時、栽培者さんに教えてもらえば良かったと後悔しているヒメキクバスミレです。葉の様子にも注目して欲しいのですが、独特な灰色の斑が入っていますよね。
 これって 'Silver Samurai' や 'Dancing Geisha' として海外で流通している系統に似ていませんか。残念ながら、認識している限り、これら全てのすみれたちについては、交雑親を含む由来が判然としていません。この時代に不思議な話です。
 多面的に調べていきますと、まるで韓国の独立種であるかの如き情報が多く見つかります。稔性はないとする情報が多いのですが、もしや、交雑種起源の独立種のような別系統があるのではないかと疑ってしまいます。どうなのでしょうね。

 栽培は下手なのですが、少し例年より遅れて、播種した種子が芽吹き始めて喜んでいます。


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ツクシスミレ

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編パート12。東南アジア圏に近縁種が多いので微妙ですが、ツクシスミレとして紹介します。
 ツクシスミレの自生地は、九州から台湾、中国、インドからネパールに至る広域で個体数も多く、複数の亜種や変種などが知られています。国内の自生地は限定的で、近年、沖縄では自生が確認できなくなったと聞きました。一方、生育環境が合えば一面に繁茂する性質を持っているのだそうです。小規模な例ですが、良く知られた都内の植物園や鹿児島の庭園が、そのパターンかも知れません。
 最近、へぇ~と思った情報ですが、生薬「地白草(じはくそう)」と呼ばれ、全草が利用されるとのことでした。煎じて服用したり、潰して塗布する方法で利用されるそうです。そう言えば、生薬「紫花地丁(しかじちょう)」はノジスミレやスミレでしたね。

 弥生三月、一気に気温が上がりましたが、これまでの寒さで、植物たちの動きは少し遅れがちだそうです。


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ヴィオラ・オドラータ 'スルフレア'

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編もパート11になりました。今回は、ニオイスミレと呼ばれ、人気の外国種ヴィオラ・オドラータから、その数多い栽培品種の一つ 'Sulphurea(Sulfurea、スルフレア)'で良さそうだと思います。
 国際規約で園芸品種名を示す後半部分は、学名のようにラテン語に限定されません。どうやら、'Sulphurea' はスペイン語やフランス語にもある言葉です。意味は、原子記号 S(元素番号16)の「硫黄」、つまり、花びらの色が硫黄色、これが命名の由来ですね。ただ、栽培の歴史が長くて栽培品種が多いため、 'crépuscule'のように似た色合いの系統も多く見られます。個体差も出やすいのではないでしょうか。
 頼りの "Violets: The History & Cultivation of Scented Violets(Roy E. Coombs)"では、芳しくも黄色くもないと語られています。^^

 かっこいい名称 'Irish Elegance' は 'Sulphurea' の別名もしくは愛称なのでしょうか?この辺が確認できません。  ところで、戦争が始まっちゃったのですか・・・!えー、どちらに大義があるのかは別として、時代感覚が変ですよね。絶対!


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アマミスミレ

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編パート10。また、種を示す記録が見当たりませんが、どう見てもアマミスミレですよね。
 「渓流の妖精」と呼ばれるとの情報を目にしつつ、実際には栽培品を見るだけの存在です。自生地を見る、これが基本なのですが、いやぁ、ちょっと怖くて足が向きません。妖精的な存在だと勝手に思っているシレトコスミレも同様ですが、しっかり怖い守護神が守っています。絶滅危惧種には簡単に近づけない環境があって然るべしと思いながら、「どこでもドア」が欲しいと切に望む自分もいますね。^^
 現状、詳細を把握していませんが、事実上、自生地は一カ所に減ってしまったとの情報がありました(南海日日新聞)。別の情報では、沖縄本島のやんばるの森の中にも、稀にしか開花しない群落があるとのこと。事故と環境保全の両面について検討しつつ、悩みながらの話ですが、(細心の注意を払う前提で)自生地観察をしてみたいところです。

 * 人生初の入院を経験した頃、「シレトコスミレを見に行こう」と誘われ、泣く泣く辞退したことがありました。


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ホソイスミレ

 昔の展示会で撮影させていただいた写真編パート9。これはホソイスミレで良さそうだと思います。
 撮影時にミスっていますね。明るさも司る露出を「花」に合わせてしまっていますが、「葉」の方に合わせるべきでした(汗;)。
 このホソイスミレについては、単なる葉の鋸歯が派手になっただけ!という見解も否定はできません。品種なんてシロモノは、まぁ、そんなものです。でも、実際に目にしてみると、花の色合いが濃い(淡い)や、赤みが強い(弱い)などの変異と比較する限り、別物感は少し強いと感じました。いずれにしても、程度の問題ではありましょう。
 タイプロカリティは越前今立郡岡本村、つまり、福井です。富山、石川、長野に自生記録があり、発見報告は群馬、山梨、栃木と南下して、ホントかウソか、我が千葉に至ります。補足すると、香川、熊本にも報告があり、複数発生した変異という可能性もありですよね。

 * 系統樹から、イソスミレは同じ日本海エリアで発生して、単一系統が拡がっていったとされています。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シマジリスミレ

 今年も、すみれたちの花期が早い沖縄に行くことは諦めざるを得ない、困った悲しい状況です。いろいろな事情で沖縄に出かけられなかった期間にも、観察したい視点がいっぱい増えてしまいました(笑)。
 過去、シマジリスミレの自生地には2回訪問できました。詳しい説明は避けますが、独特な雰囲気を持つ場所です。日陰になりやすいこともあり、白い花をうまく撮影できず、それだけでも再訪動機になります。同時期にオキナワスミレの自生地も訪ね、両者がとても似ていることを再認識したものです。その10年程後のことですが、別分類群とされていた両者が、実は同一群と位置づけられました。

 シマジリスミレとオキナワスミレについて「しばらく育てていると違いが分からなくなる」と語っていた方は、栽培と鉢作りの達人でした。オリヅルスミレ等の苗を送っていただき、展示会の情報を提供いただいたことも忘れられません。
 * 同じ研究過程で、ナガハシスミレの日本産と北米産は「他人のそら似」と判明したのは10年程前のことです。


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