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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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エイザンスミレ
 さて、このすみれたちですが、普通に山中で出逢ったとしたら、花を見ても葉を見てもエイザンスミレだと判断しますよね、一般に!何か、怪しいのだそうですが、まぁ、エイザンスミレとして紹介させていただきます。
エイザンスミレ
 この日に出逢ったエイザンスミレは、どちらかというと細い葉を持ち、白っぽい花をさかせている型が多いようでした。当月初に紹介済みの隣町の個体群の場合、小ぶりな葉、薄紅の花に紅紫の条(筋)が入っていました。いづれも繊細な優雅さを感じさせますね。
エイザンスミレ
 花期が終わろうとする頃には、切れ込みが浅めで楓に似た印象の葉が展開してきます。可能なら、そんな姿も観察したいところです。

 単車で高速をしっかり走ろうとすると、少し大きいサイズの方が安心感がありますね。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ヒゴスミレ
 やっと、ヒゴスミレの順番になりました(まさか、5月中旬まで掛かるとは!)。群馬で観察できるヒゴスミレは、端正な姿と綺麗な花色をしていますよね。東京周辺の個体群は白っぽい感じがして、阿蘇周辺の個体群は赤っぽい感じがします(笑)。
ヒゴスミレ
 でも、決して個体数は多くない印象で、この後に歩き回るエリアでも同様でした。なにしろ、3日間も掛かって葉は何度か見かけましたが、花は一度も見つけることができませんでした。まぁ、どちらにしても、一面に咲くような性質ではありませんね。
ヒゴスミレ
 暑くなりそうな日向が似合う細い葉と白い花は、どちらかというと木陰や湿地で咲く種が多いすみれの仲間では珍しい存在です。

 棚のすみれたちも、ほぼ咲き終わり、盛んに次の世代を生み出そうとしています。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
フモトスミレ
 案内を買って出てくれている地元のすみれ好きさんを悩ませる対象に一つです。シハイスミレの遺伝子浸透があるのではないかという話題も出ていましたが、一応、フモトスミレとして取り扱うことにします。
フモトスミレ
 確かに、近隣域ではフモトシハイスミレと呼びたい中間的な型が見られますが、この写真の個体群は、それらとは異なるようです。例えば、葉は甲信越圏で多く見られるフモトスミレの特徴が出ています。補足ながら、花の赤みについてはフモトスミレでは稀に見られるものですね。強めの色合いですが、以前、すみれ仲間にもっと強烈な個体の写真を見せていただいたことがあります。
フモトスミレ
 ただ、我々のような旅人にはどうしても限界があって、地元の方が持っている印象は有用な情報になると思っています。

 トシですかねぇ。体のあちこちが痛くなって、旅の計画を立てながら、出発を懸念してしまいます。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
コスミレ
 コスミレという種名に反して、少し大きめだよね!と、いつも思います。ご存じの通り、滲み出てくる色合いに少し変化の幅がありますが、この自生地のような独特の淡い群青色っぽい系統が好きですねぇ。
コスミレ
 いっぱい咲いていて嬉しくなりました。引率者諸氏のお話によりますと、以前はもっとスゴかったとか!!

コスミレ
 さて、その種名についてですが、ある資料に『花や草姿がタチツボスミレに似ていて、草姿がタチツボスミレのようには高くはならないので「コ(スミレ)」とされたようです』とありました。すみれは種が多いというのに、比較対象がタチツボスミレですか?昔の方の自然に対する観察眼は鋭いと認識しているので、個人的にはちょっと微妙な解説に感じてしまいます。

 この季節にしては雨が多いようです。もう一ヶ所、日帰りで出掛けたかったのですが、来年ですね。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ニオイタチツボスミレ
 グループで歩いた日には余り目に付かなかったニオイタチツボスミレが、まぁまぁ、咲いていました。それにしても、観察地が少しずつ違うとは言え、同じ山もしくは隣の山程度の距離感にも関わらず、花の様子は三種三様ですね。
ニオイタチツボスミレ
 敢えて共通するポイントを探せば、花冠中央部が白く抜けている部分でしょうか。稀にニオイタチツボスミレでも、中央部の白抜けが小さい個体が見られることがありますが、やはり、ほとんどは抜けています。その抜けと葉の形状などで判断しているように思います。
ニオイタチツボスミレ
 花弁が自由に大きく拡がるか否かは、もしかすると、開花直前の気温などにも影響を受けるのではないでしょうか。

 この辺で二人旅編をまとめてグループ旅編を再開しないと、収束が夏になってしまいます(笑)。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
コミヤマスミレ
 晴れの日を待って、久しぶりに単車で千葉から日帰り圏358Km走り廻りました(笑)。この圏内、多くのすみれは終わっている季節です。目的は北関東のコミヤマスミレ1択でした。なんとなく予想はしていたのですが、到着して5分で見つかりました。
コミヤマスミレ
 一方、これだけの個体数を広域で観察できるとは全く予想していませんでした。訪ねて良かったです。比較的小ぶりな個体ばかりが、多くは苔に守られているような状態でいっぱい咲いています。環境としては、主に杉などの林下ですが、さほど暗いという訳ではありません。一定の土壌湿度があれば生育するという一つの例でしょうね。とにかくポイントは水分です。
コミヤマスミレ
 関東では高尾山のコミヤマスミレが有名で、その自生環境イメージが強いのですが、暗所を選んで咲くということでもないのですね。

 実は、帰路でもう一ヶ所を訪ねて、来年以降の準備をしたかったのですが、時間が足りませんでした。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
チシオスミレ
 同行の友人が、おそらく、見たことがないであろうすみれたちを見せたいけれども、空振りということもあります。以前に開拓したルートを辿れば、高い確率で見つかるだろうとやって来たポイントで、予測通り、チシオスミレが咲いていました。
チシオスミレ
 チシオスミレは、サクラスミレの葉脈に赤斑が入った品種です。珍しいという程の変異ではないはずですが、個人的には出逢いが多くありませんでした。時間経過とともに山の様子が変わってしまうのが普通ですから、ほぼ同じ場所でがんばっていてくれて嬉しいです。
チシオスミレ
 それでも個体数は減っていました。比較的に来訪者が多い場所ですから、仕方ないかも知れませんね。もう一本、別の山道があるのですが、路面が崩れたとかで通行禁止になっていました。そちらの道の方が通行者数が少ないので期待していたのです。

 今は昔、よく通ったエリアでしたが、刻は速く経つものなのですねぇ。空白は16年もの時間でした。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
マルバスミレ
 マルバスミレって、おもしろいと思います。突然、現れたり、消えてしまったりしますよね。今回、感じたことは、花や葉の様子があっちの山とこっちの山で違うイメージを呈するってことです。場合によっては、山のこっち側と向こう側で違ったりします。
マルバスミレ
 特に、この日のマルバスミレは花が独特だと感じました。細身の花弁はどれもフリル装飾のように波打って、中心部が濃いめの黄色を帯びています。今回の旅では、多かれ少なかれ、毎日、マルバスミレを観察できたのですが、様子が少しずつ違いました。
マルバスミレ
 初日に観察したマルバスミレは、花冠全体が丸くて中心部がキリッとした印象の個体が多かったようです。更に細かいところを観察すると、初日の個体群は側弁が有毛でした。この日の個体群では、萼に少し毛がありますが、側弁は無毛でツルンとした花弁ですね。

 アンケートで「無職」を選択することに慣れてきたものの、意外に忙しいのは不思議です(笑)。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 タカオスミレが一面に見られた一角をじっと眺めていましたところ、菊葉が目に入りました。運が良いことにハグロスワスミレのようです。周辺を探してみたのですが、残念ながら、花は見つかりませんでした。
 実は葉の様子を見る限り、スワキクバスミレの方に近い印象だと感じました。でも、周辺にエイザンスミレはみつかりますが、ヒゴスミレは目にしておらず、山の反対側で幾株か葉だけの個体群が見られた程度でした。スワスミレとするしかありませんね。
ハグロスワスミレ
 もう一つ、気づいたことがあります。植栽、自生を問わず、これまでに観察してきたスワスミレは全て葉黒型でした。偶然だと思いながら、もしかすると、交雑しやすいとか、発見しやすいとか、いろいろ理由を考えてしまいますね。

 連休を避けた山歩き計画は諦め気分です。過去の反省から単車移動を前提に!でも、それは晴天も前提でした。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
タカオスミレ
 余り人が歩かない場所にタカオスミレが咲いていました。葉の裏面がきれいな緑色をしています。花の方はどれも小さめで、この旅の初日に目にしたヒカゲスミレとは違う印象でした。ただ、葉は一面にみられるものの、花は決して多くないようです。
タカオスミレ
 この地域に詳しいすみれ好きさんによりますと、このような型のヒカゲスミレは、この山でたくさん見られるとのことでしたが、少なくても山の南側では見たことがありません。北側の少し低い位置で少し見ています。まだ、探索が足りないということでしょうか。
タカオスミレ
 この山に初めて二輪で訪れた時には、ほぼ事前の情報を持たない状態であちこちに分け入ってみたものです。今回は、どちらかというと同じポイントばかり歩いたかも知れません。少なくても、もっと開拓精神を発揮すべきすべきでしたね。

 ヒカゲスミレと呼ぶか、タカオスミレと呼ぶか、時折、呼び方に迷うことがあります。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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