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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 昨年のすみれ旅でも、その出逢いに心躍った「瞬間」がたくさんありました。そんな「瞬間」に甲乙を付けることは困難ですが、それでも、このハリマスミレとの出逢いは三本指に入いるもの。とても魅力的な姿をしているぞ!と感じてしまったのです。
ハリマスミレ
 実は、ハリマスミレについては、長い間、丈夫で完全稔性のある系統を継続栽培しています。一方で、自生品にも出逢っている対象ですが、長崎の雲仙岳山麓と、経ヶ岳に近い山道沿いの草原という離れた二ヶ所で出逢ったことは、とても稀有な体験でした。更に、不思議なもので、直線距離でも40Kmは離れている二ヶ所の個体群が、花弁の縁にも青紫色が残る、とても良く似た花を咲かせていたのです。

赤紫系のスミレと白いアリアケスミレの両親から、なぜか、青紫の条が無数に入るハリマスミレが生まれていました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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 意外に忙しい時期に突入しており、近隣を散歩する程度が関の山の毎日です。相変わらず、スミレの返り咲きは見られますが、他に、閉鎖花由来の種子を少し飛ばしているコスミレやヒメスミレを目にするものの、返り咲きは見当たらないようです。
オオミヤスミレ
 しばらく、展示品や、過去に撮影した自生品などが登場予定です。今回は、もしかすると、出逢っているかも知れないスミレとノジスミレの交雑種であるオオミヤスミレを持ち出してきました。自生環境も時期も被っているので、多く観察されて然るべきなのですが、なにしろ、姿も似ているため、容易に同定できない可能性がありますね。スミレに似たノジスミレが花を咲かせていたとしても、なかなかオオミヤスミレかも知れないと注意が届くものでしょうか。この写真を目にしても、毛深いスミレだなぁ!ぐらいにしか思えませんね。

少し余裕があった夏、来春の旅企画を練り始めましたが、来年4月中旬までドタバタが続く予測で、なかなか続きません。

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<参考> 用途別に!


 長くて暑かった夏も終焉に向かっていますが、栽培棚のすみれたちは、熱射と虫害によるダメージが大きかったようです。
 今年は地元町内会の役員に選ばれてしまって、来春まで移動が制限されています。来年こそは、自由に動き回りたいとの思いで、少しずつ準備を始めています。そんな状況下でも、なんとか、長崎や岩手、関東甲信越を飛び回っていました。ただ、初夏の北海道は諦めてしまいましたね。
ハリマスミレ
 今年、出逢えて嬉しかったすみれの一つとして、諫早と雲仙の二ヶ所で撮影できたハリマスミレを挙げてみました。写真は、軽く降られた諫早の高原にたくさん咲いていた端正な逸品です。撮影場所は、地元の方々から情報を得て、一度諦めかけた山道に再度挑もうと戻り掛けた際、ちょっと骨休めに立ち寄った標高1,000m級の草原でした。

 この夏、当サイトの「各地のすみれ」というコンテンツの改造により、スマートフォン等、縦画面での見やすさを確保して、暦年の旅の記録でもある「徒然草」をリンクさせました。やはり、九州、東北、関東甲信越へ出向いた旅の密度は濃いのですが、薄い地域があり、早めに、あちこちへ出掛けたいという思いが強くなりました。

 積極的に新しい自生地を探すという方向性で動き出したいところです。

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 見事に多くの花が咲いていますね。コンピラスミレ風で、濃い緑色の葉も印象的です。
 フモトシハイスミレ(静岡)と表示されていました。独特な魅力を持つハイブリッドですね。でも、広範な個体差がある自然交雑種だと感じています。個人的に、大分で見つけた大きな葉を持つフモトシハイスミレたちが、印象的な記憶となって刷り込まれているのですが、展示品とはかなり異なる様子でした。特に、花弁が薄紅色だった印象が残っています。
フモトシハイスミレ
 フイリフモトスミレとシハイスミレは近縁種なのか、時折、自然交雑種が見られるようです。ところが、フイリフモトスミレとマキノスミレの方との組み合わせであるミツモリスミレとは、どうした訳か、ご縁がありません。首都圏でも見つかっている情報があったので、友人と探しに出かけたこともありましたが、やはり、ご縁がありませんでした。
 まぁ、自然交雑種は探しに行くというより、「あれっ、もしかすると!」と見つかるものなのかも知れません。

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 今回のお話も自然界では見られない人工交配種のフイリキソスミレです。両親は想像通りかと思いますが、「スミレ x フイリゲンジスミレ」とのことでした。国内にも自生するゲンジスミレとの組み合わせには、木曽で見つかった所以で、キソスミレという名前が付いています。
フイリキソスミレ
 フイリキソスミレには白花種があって、園芸流通していたことを覚えています。フイリゲンジスミレには白花変種があり、スミレにも多くの型がありますから、同じ組み合わせでも、多彩な表現型があり得るということなのでしょう。特異な例になりますが、昭和初期の園芸家である鈴木吉五郎氏が作出した、スミレの葉変わり品種であるニシキスミレとの組み合わせは、トミオカスミレと命名されました。

山野草の神様と呼ばれた鈴木吉五郎氏が、キソスミレを無視して命名したというより、まだキソスミレの知名度が低かったようです。

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 今春購入したポット苗の一つで、ヤクシマリュウキュウスミレという名前で陳列されていました。ヤクシマスミレとリュウキュウシロスミレという組み合わせの交配種と説明されていたもので、とても魅力的な花が咲き、個人的にはお気に入りの逸品です。
ヤクシマリュウキュウスミレ
 来春も咲いて欲しいとの思いで見ていましたが、ある日、秕(しいな)にしては大きいな!と鉢を持ち上げてみると、果実に厚みが感じられます。あれれっ、球体をしているじゃないですか。もう一つ、平べったい果実もあり、既に割れていて、覗き込むと種子が詰まっていました。不完全稔性があったのですね。もう気温が高めの環境ですが、取り播きに挑むことにしました。うまくいくでしょうか。

今年は季節の流れが独特で、少し忙しいこともあり、遠出の計画を進められないまま、6月を迎えてしまいました。

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ヒラツカスミレ
 一見、かなり個性的なエイザンスミレだろうか、と思ったのですが、少し葉の様子も違います。どうやら、ヒラツカスミレのようです。
ヒラツカスミレ
 一昔前、ヒラツカスミレと言えば、展示会で観察させてもらう対象か、園芸流通しているポット苗をイメージしていたものです。いえいえ、このようなフワっと魅力的な姿で、野山に自生していることがあるのです。いつも、「ひゃあ~、あるところにはあるんだなぁ!」と驚かされました。この交雑種系統は、多くの場合、稔性が見られます。長い長い歳月をかけて「戻し交雑」が繰り返されてきたことは、容易に想像できますね。その結果、自生地一帯では、少しずつ発現形が違う個体群が見られる可能性があると思っています。
ヒラツカスミレ

子供達が小さい頃、服や鞄がすぐ体に合わなくなるので「お下がり」という習慣がありました。今は「お上がり」が回ってきます。^^

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ハリマスミレ
 長崎では大きく二つのお山を歩いていたのですが、すみれなどの植生で見る限り、環境は意外に違います。でも、両方でスミレやアリアケスミレが混在する広場をみつけて、疲れも吹き飛んでしまいました。他にヒメスミレやニョイスミレも混在する場所です。
ハリマスミレ
 そうした集団に混じって、ちょっと異質な花を咲かせているのは、どうやら、ハリマスミレですね。こんな組み合わせで、個体数も多いので想定はしていたのですが、なんだか、お約束を守っていただいた印象です。自宅の栽培棚で長く生命を繋げている種の一つですから、もう見ただけで分かりますね。実は、二つのお山の両方でみつかったのですが、二日目の個体群の方が花が整っていました。ふむ、採用!!
ハリマスミレ

広い駐車場で、後から縦列駐車した車に閉じ込められ、なんとか切り返しで脱出しましたが、少し壁に擦る始末。
(レンタカーでもあり、警察に立ち会ってもらって、まぁ、レンガの壁ですから、それで終わりましたが、あんなに広いのに・・・??)

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<参考> 用途別に!


 そろそろ、近所の住宅地でもすみれたちの開花が本格的に始まりました。栽培棚の話題と織り交ぜていくことができそうです。
 さて、花弁に濃い紫色の縁取りがある不思議な花を咲かせているのは、ヤクシマリュウキュウスミレだそうです。屋久島は鹿児島ですから、琉球諸島固有のすみれとの人工交配種だろうと推測しつつ、説明札を確認すると「ヤクシマスミレxリュウキュウシロスミレ」とありました。
ヤクシマリュウキュウスミレ
 リュウキュウコスミレもあるので「ヤクシマリュウキュウシロスミレ」だったら分かりやすいのに!と思う反面、なんとも長い名前になってしまうのは困りものです。まぁ、単なる流通名ですから、これはこれで仕方がありませんね。でも、ヤクシマスミレの血が流れているだけに、なかなか魅力的な姿をしています。株分けか根伏せで増やせないものかと思いつつ、技量的に、来年も咲かせられたら御の字ですね。

 夕方、町内をうろうろしてみると、すみれたちがあちこちで咲き出しています。明るい時間帯に歩いてみましょう。

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<参考> 用途別に!


 イチキスミレはリュウキュウシロスミレとスミレの交雑種で、九州南部で鹿児島や熊本などで自然交雑種が観察されるそうです。一方、この鉢植えのアツバイチキスミレの方はというと、交配者が判明している人工交配種として展示されていました。
アツバイチキスミレ
 この「イチキ」について明記された一次資料は未確認ですが、鹿児島の旧市来町(現いちき串木野市)に由来するのだろうと認識しており、鹿児島大学の『鹿児島県の維管束植物分布図集』に掲載されている分布図プロットは「市来」を指していました。このプロット付近の海辺ではアツバスミレが多く、実際、2008年に観察しました。すると、自然交雑種としてのアツバイチキスミレも存在するかも知れませんね。

 短期で検査入院します。昨年の確認目的ですが、生まれて、ず~っと健康だったのでションボリしてます。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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