震災から2か月。奥州街道をゆっくり北上して、丸一日をかけて北上川の流域までやってきました。北上盆地で出逢ったすみれたちを順不同で紹介しようと思います。 |
<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています
<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
さて、また夕日と追いかけっこでトウカイスミレの自生地にたどり着きました。先週の様子では、まだ花は咲いていないだろうという予測の一方で、それでも一輪なら咲いているかも知れないという期待があったのです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
昨夜まで降った雨は、植物たちにとっては嬉しかったのではないでしょうか。ナガバノスミレサイシンが元気に咲いていました。葉の方には少しドロ跳ねがありますが、花は今朝開いたという様子です。実は、この花の青紫色に少し赤みを帯びる微妙な色合いは、デジタルカメラでは素直に写ってくれない難物です。まして日陰でしたので、RAW撮影して調整しました。なんとか雰囲気が出たようです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
手前の花にはピントが来ていませんね(笑)。葉の方に目が行ってしまうコタチツボスミレです。ふむふむ、これは、最近だとシーボルト型と補足しなければいけなくなったタイプ標本に近い型なのでしょうね。多くの書籍で「葉の基部が切型」と説明されてしまったために、本家の方が肩身の狭い思いをしていたようです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
実際にフィールドでは観察できていない困った品種です。その上、栽培品ですから、実際に観察できているハマニオイタチツボスミレと比較するには少し無理があるような気がします。敢えて比較するならば、ほぼ同じ印象でした。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
この展示会で以前にも観察していたヒメアギスミレとされる小柄なすみれです。その時と同様、まだ自生地で観察ができていないため、今一つ納得できていません。実は、ありがたいことにアギスミレとヒメアギスミレの観察情報を教えて下さる方がいらっしゃるのですが、その方の説明や写真と、この展示会の鉢ものイメージが一致しないのです。なにしろ、展示会の写真を見ると一目瞭然ですが、葉がおとなしくてアギスミレの「顎」の所以たるブーメラン状とは言い難い姿ですね。こじんまりと密集して育った普通のニョイスミレが成長途上であるかのような感じさえしませんか。時期が異なるのか、鉢という環境の問題なのか、それとも・・・。やはり、まず自生地で観察したいところです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
これは何でしょう?葉が裂けていて、花茎や萼片が濃い紅色、花びら全体がほんのり薄紅色、距の色は濃いめです。ヒゴスミレの一型で、ベニバナヒゴスミレという俗称が記されていました。個人的に使用している名前ですから、こんなふうに呼ぶ方もいるんだなぁ、ぐらいに捉えた方が良いのでしょうね。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
昨年一年で出逢ったすみれたちの中でも筆頭格のお気に入りをお届けしたいと思います。全体がほんわかと黄色味を帯びた花を咲かせているのは、なんとヒカゲスミレだそうです。花の中心部が黄色掛っている個体は普通に見かけますが、全体がきれいな薄黄色で中心部が一段濃いところが抜群ですね。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
ヴィオラ・プベスケンスとは対照的な果実を実らせているのはオオタチツボスミレの白変種で、もう長く栽培しています。正確にはほったらかしに近い状態なのですが、それでも丈夫に育ち、勝手に代を重ねています。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
タチツボスミレという名前を持つすみれの話が続いています。歩き回った経路に限った話ですが、最も多く出逢ったすみれと言えば、エゾノタチツボスミレが一番で、二番がスミレというところでしょうか。葉が大きくて、もし花が閉じていたらオオバタチツボスミレとどうやって区別するの?と尋ねられそうですが、意外に葉の様子にも違いがあるのですよ。 |
<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」、「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。