説明札を写し損ねたのですが、おそらくシラユキスミレでよさそうだと思います。何か、久しぶりに出逢った友達のような気分でした。比較的良く見かける変異だと聞きますが、花びらに紫色が発色せず、植物体全体としても葉緑素の緑色が綺麗に出るだけの白変種は、自然の中では残念ながら二度見かけただけです。一方、展示会では何度か観察させていただきました。 |
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いただいておりますコメントですが、分散するより集約した方が良さそうな気がします。
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
一応、自生地で観察したことがあるイシガキスミレですが、その時には開花不十分な株ばかりでしたので、きちんと花を見ているのは植栽品だけということになりますね。ただ、イシガキスミレは基本種であるヤエヤマスミレと花に関する違いはないとの情報がほとんどです。そのヤエヤマスミレの花は自生地でしっかり観察している訳ですから、まぁ、いっかぁ!と位置づけています(笑)。 |
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葉に光沢があって、植物体全体は無毛。シチトウスミレと言われれば、なるほどなぁと思います。タチツボスミレより、少し大きめと説明されますが、植栽品では鉢の大きさや育て方に左右されますから、判然とはしませんね。なにしろ、自生地で見ても決定的に区別できるかについては微妙な場合があります。 |
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これは巷で2色咲きとか、パンダ咲きとか呼ばれているアツバスミレでしょうか。たまたま、昨年の早春に店頭で見かけて買ってしまったアツバスミレと少し似ています。ただ、葉の様子や色の配色が少し異なり、2色咲きのアツバスミレと言っても、いろいろな型があるのだなぁと感心させられてしまいました。 |
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おお、確かにアワガタケスミレですね。昨年の春に自生地を訪ねてじっくり観察してきたものですから、見間違えることはありません。目的の山がまだ残雪だらけとの情報があって迷っていたのですが、付近の山地でも見つかるとの話をいただき、雪を踏むことなく観察できました。 |
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毎年恒例になりましたが、花がなくなる冬場に、各地で行われたすみれの展示会から印象に残ったスミレたちを選んでリヴューしています。これって、楽しくて、意外に勉強になるのです。 |
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今年出逢ったという訳ではないのに、年間を通して印象に残った種の一つ、ミヤマキスミレです。この写真は3年前の撮影です。実は、これまで母種であるオオバキスミレとしてふんわりと扱っていました。葉の付き方からミヤマキスミレではないかという気持ちもあったのですが、今ひとつ確信が持てずにベールに包んでいたようなものです。 |
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やはり、パンジーそっくりの果実を作るヴィオラ・アルベンシスです。そっくりもなにも、原種の一つで、Field pansy と呼ばれている訳ですから、当然でしょうか。花びらは極小サイズですが、果実は普通サイズ!印象的には大きく見えます。花の大きさと果実の大きさには相関性はないのですね。 |
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初夏に自生地を歩きますと、春に比べて格段に大きくなったアオイスミレの葉などを見かけます。ところが、コミヤマスミレやヒュウガスミレでは、葉の大きさも形もほとんど変わらず、株元から新しい葉がたくさん出てくるようです。太陽の光を受ける面積などを考えると、葉を大きくするより、賢い選択かもしれませんね。 |
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南谷忠志先生が、改めて乾燥標本を作るために採取され、根洗いを済ませたヒュウガスミレの充実株を撮影させていただきました。写真の根をよく観察しますと、地下茎または根から不定芽を出して増えていることが分かります。先生は高等学校教諭を長く務める傍ら、南九州を中心に植物研究を続け、宮崎県総合博物館学芸課長、副館長を歴任、宮崎植物研究会会長等を務められた植物研究家です。植物地理・分類学会賞(2000)や日本植物分類学会賞(2005)など、数々の受賞歴を持たれており、私は植物分類学者でいらっしゃると認識しています。やはり、植物に対するアプローチがいろいろ異なるのですが、先生の許可をいただいて、花粉稔性を簡易検査された際の顕微鏡画像をヒュウガスミレのページからリンクしています。 |
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