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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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マキノスミレ

 岩手県に出かけるに際して、できれば確認したいと思っていたことがありました。それは、県南部の内陸から海岸部に近い北上山系にかけて、シハイスミレとみなして良い個体だけが自生するエリアがあるという情報でした。その報告書に触れた時、「そんなこともあるんだ」と感心したものの、これまで一度もシハイスミレを見たことがないので、取り扱いに困ってしまった訳です。
 それはそれとして、自分の目で確認することができないかという思いで、それなりに歩いてみましたが、目に触れたのはやはりマキノスミレだけでした。3枚目は宮城県で観察したものですが、どちらつかずの中間型が多い関東に住んでいる目で見ますと、これは分かりやすいマキノスミレの範疇だと思います。もう少し雨の日が少なければ、探索ポイントを増やすことができたのでしょうが、結果的にはシハイスミレとおぼしき個体を見つけることさえできない始末でした。


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ナガハシスミレ

 この強烈な印象を持つすみれは、どう見てもナガハシスミレ・・・ですよね。実は、小雨の降る現地で傘を差しながら、ウロウロを歩きまわってしまいました。それは「この辺のナガハシスミレは、皆、こんな感じなのかなぁ?!」という疑問が生じて、他の個体を探しまわったのです。なぜ、そのようなことを感じたかと言いますと、葉がかなりオオタチツボスミレっぽいのです。
 ナガハシスミレとオオタチツボスミレの葉に、そう大きな相違点がある訳ではないのですが、ナガハシスミレの方が少しおとなしいように思います。写真の個体は、何か存在感がありますよね。さりとて、交雑種のイワフネタチツボスミレかというと、知っている限り、イワフネタチツボスミレの距はもう少し長さが両親の中間的で、花もオオタチツボスミレに近い印象だったと記憶しています。微妙ですのでナガハシスミレと記録しました。


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ツヤスミレ

 6日間の旅の一日は雨でした。運が良い方なのだろうと思います。この雨の日も観光に切り替えず、なんとか目的のツヤスミレを探しました。アップダウンの狭い道をノロノロ走って、行ったり来たり、そして坂道の途中でタチツボスミレがきれいな花をつけているのを見掛けました。
 茎生葉の中でも、茎の真ん中あたりから出ている葉は独特の横長です。タチツボスミレの葉は縦長かハート型が多いので、おもしろいなぁと思って見ていました。ところで、雨にぬれているため、今ひとつ、光沢の具合が判然としなかったのですが、1枚持ち帰った葉で確認してツヤスミレらしいと思っています。この海岸性の「品種」ですが、個体数が最多のタチツボスミレ集団の内、塩風に適応してクチクラ層を厚くした変異のどこから区別するのか、微妙なところがあります。一方、三浦半島や伊豆諸島で見られる大柄な「変種」と比べると見かけ上の違いはありますが、個体差の範疇にしか感じられません。


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ケイリュウタチツボスミレ

 経験的にケイリュウタチツボスミレかなぁと思っています。ただ、あくまで旅先のことで、外観の形状と生育環境を観察した結果に過ぎず、例えば発芽テストをしてみた訳ではありません(笑)。
 自生地は硬めの砂岩(水成堆積岩)が水流でなめらかに削られた大岩がある渓谷です。葉の小さいタチツボスミレですが、コタチツボスミレとはみなしてもらえないようです。葉の基部が余り深く切れ込まず、葉によっては切型をしていますが、長野県で見られるような菱形には至らない姿でした。増水した際の激流に対して、少しでも葉の抵抗を減らそうとして形状が変わったことは明らかですから、境界線の引き方にも依りますが、渓流植物特有の姿をしていると見て良さそうに感じました。実は、こうした形状も重要ですが、種子が飛んで増水が起こる前に大量に発芽すること、そして根が早く定着することもポイントなのです。


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シロバナタチツボスミレ(赤斑型)

 旅をすると、やはり、最も自生する環境が広くて個体数が多いタチツボスミレがおもしろかったりします。この日も多彩な変化に遭遇しましたが、あららーと思ったのが、このシロバナタチツボスミレ(赤斑型)でしょう。茶畑を登る細い坂道でまとまって見られました。花は紫条も入らない白変種ですが、葉脈に添って赤い斑が見られます。
 ちょっと不思議な感覚に見舞われました。白変種の場合、葉や茎は明るい緑色であることが多いと記憶していますが、これを見ると、花と葉の色に関わる制御は別々に行われているということになりそうですね。植物の花、萼などは元々ベースとなる葉から進化したと言われています。ですから、同じ系列の遺伝子や酵素、ホルモンが関与しているのだろうと思っていたのですが、そう単純でもないということでしょうか。


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アギスミレ

 この一帯にアギスミレが自生していると、写真付きの説明板が立てられていました。では、アギスミレでしょう(笑)。この主に葉の違いで区別されるであろう変種も、どうも一筋縄でいかない面がありまして、花後にびっくりするぐらい葉が変形するので、花の時期に見ればニョイスミレと大きく変わらない個体を知っています。知識として知っているということではなく、もう少し観察回数を増やして、感覚として理解できている必要があるのだろうなぁと思っています。
 この自生地の場合、花期にも葉が軽く湾曲しており、分かりやすい部類と理解することにしました。また、余り離れていない場所で見られるニョイスミレとはまるで違う姿をしていて、ありがたいと思っています。


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タカオスミレ

 やっと時間と晴れ間を見つけて高尾山に詣でてきました。神奈川や東京のすみれ好きさんなら、「もう高尾山には2回行って来ましたよ」と言われそうですね。千葉方面からですと、2輪で高速に乗って片道100Km、2時間弱ですから、食事の時間を考えると往復4時間では足りません。近くて遠い、それでも出かけたいすみれの山です。
 順不同になりますが、先ず、高尾山のすみれの代名詞的存在であるタカオスミレを持ち出してきました。撮れたてホヤホヤです。タカオスミレは最終的には広範囲で見られるのですが、咲き出しの時期ですと、葉っぱだけなら広範囲でみられても、花はあちこちにチョコチョコと咲いています。標高が低い方が先に咲き出すとは限りません。日影にヒカゲスミレの黒葉型があるのですから、撮影は極めて面倒くさいことになります。


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ツクシスミレ

 となり町の八百屋さん、というか、自然食マーケットというイメージのお店ですみれの苗を売っていました。初めてみたのですが、「花子クラブ」というブランドの苗です。陳列棚にはツクシスミレや韓国産のサキガケスミレなんてものまで並んでいます。どれも260円!ついつい、またまた買ってしまいました(笑)。
 ツクシスミレの苗を売っているお店なんて、なかなかお目にかかりません。まるで記念写真を撮るように、はいポーズ!しばらく楽しんだら、大きめの鉢に移し替えて、室外の棚に置こうと思います。まだまだ花を咲かせてくれると思われますよね。それから、タネも採取できると思います。運良く、多くのタネが採取できたら、プランターに蒔いて、自由に手足を伸ばせるような咲かせ方をしたいと思うのですが、果たして、どうなることやら。


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サクラタチツボスミレ

 サクラタチツボスミレが大量に展示されていました。引き続き、写真は昨年の様子ですが、今年も大量展示されていましたよ。それから、タチツボスミレの色違いが数種展示されていました。こうした色合いの微妙な違いで名前まで区別しようとするのは、余り科学的な立場ではない感じがします。一方、微妙な色合いの違いに「紫苑」、「京紫」、「藤紫」、「江戸紫」などなど、きちんと名前を付けて区別していた日本人の感性がなせる技なのかも知れません。
 実際、野山でこのような色合いのタチツボスミレが群落を作っていたなら、かなりの感動モノであって、写真を撮ったり眺めたり、そこに何時間でも留まっていたくなることでしょう。


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マルバスミレ

 展示者の説明書きによれば、これはケナシマルバスミレ(Viola keiskei var. glabra)だそうです。ケマルバスミレとマルバスミレに分けて表現していた時代があったそうですが、植物体全体の毛が多いか少ないかという感覚的な判断だったとか。ケマルバスミレという名前が幅をきかせていたのですが、実は毛がある型が絶対多数、つまり「普通の型」なので、頭の「ケ(毛)」を取り払ってマルバスミレと呼ばれるようになったという話でした。
 では、このケナシマルバスミレって、いったい何者でしょう。少数派の毛が無い型に対して「毛なし」と命名したということでしょうね。確かにオカスミレの場合のように、その方が素直ですが、いづれにしても、余り拘らなくても良いような気がします。因みに、花びらの側弁に毛がある型をヒゲケマルバスミレと呼ぶこともあったようです。


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