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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 春、棚では一番に咲き出して、初夏まで小さな黄色い花を咲かせているヴィオラ・アルベンシス。ただ、急激に気温が上がり出すとササッと枯れてしまって、今は痕跡を残すのみです。日本での位置付けは、多花性・小輪パンジーの重要な遺伝子提供者でしょうか。
ヴィオラ・アルベンシス
 スミレ属は基本的に多年草ですが、この外来種に関しては「一稔性植物」に近い性質ですね。早春から長く種子を飛ばしまくって夏を迎え、いよいよ環境が厳しくなると、地上部は潔く枯れてしまいます。問題は地下の状況ですが、秋に復活したり、越冬したりすることはないように見えますね。春は早いし、夏は草丈を高く延ばすし、多花性だし、極小の種子を盛大にばらまくし、発芽率は高いし・・・。
 繁殖力の強い雑草と捉えた方が、認識としては正しいのかも知れません。事実、日本でも「侵入危惧雑草種」という扱いです。

 [注] 一稔性(一回結実性)植物は、一度結実すると枯死する多年草ですから、本質的には該当しません。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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 あっという間に梅雨が終わり、急激に気温が上がって、栽培棚の動きは緩慢になってきました。都合があって、棚の位置を移動したところ、直射日光が当たる時間が増えてしまって、多階層棚の上部に日射に強い植物を置いて日避けにしています。
スミレ(ひむれ)
 一方で、風通しが良くなったので、水枯れにさえ気をつけていれば、なんとか、例年通りの夏越しができそうな気がしています。
 スミレ(ひむれ)の元気な株が閉鎖花由来の朔果を上げていたのですが、ちょっと変なヤツが混じっていました。棚では稀に目にしますが、自生地で見た記憶はないかなぁ。枝状の花茎が出ている部位を小苞葉の腋と呼ばれます。一般には頂花(terminal flower)だけの単頂花序の形態ですが、腋花(axillary flower)が出ている訳ですね。以前、この形質が遺伝する系統を育てていたことを思い出しました。

 昨日の銃撃事件を外出先で知りました。ショッキングな出来事で、本当に悲しくなりました。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
シロスミレ
 トヨコロスミレを求めて北海道へ出掛けた話はアップ済ですが、母種であるシロスミレの方をないがしろにしてしまいましたね。自生地は、ご覧の通り、ハマナスやスズランなどがゴチャゴチャと見られる原生花園で、ポツンポツンと散乱するように咲いています。
シロスミレ
 観察した限りの話ですが、母種であるシロスミレと白化変種であるトヨコロスミレは、おもしろいことに混在していて、数的にはほぼ半々というイメージでした。それにしても、白菫の白化変種って、それは「有り」なのでしょうが、奇抜奇妙な印象もありますよね。
シロスミレ
 例えば、花の大きさが違うとか、葉が長めだとか、どこかに微妙な違いがあるのではないかという期待に反して、青紫系の色素がないという遺伝的ポイント以外の違いは見い出せませんでした。花粉交換があっても、どちらかの形質が二択で発現するのでしょうか。

 弟だけを紹介して、兄を忘れていたような感じですね。まぁ、遠目には似たようなものですが。

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オオタチツボスミレ
 強運でも無ければ、今年の前段では遭遇しないと思っていたオオタチツボスミレです。緊急参加した探索会の様子はアップしました。でも、その前に神戸の六甲高山植物園でも出逢っていたのです。葉の様子といい、花の様子といい、典型的な姿をしていますね。
オオタチツボスミレ
 これも人為的に導入されたものだろうと思います。入園直後、いきなり登場して驚かされてしまいましたが、どうした訳か、その後は見かけませんでした。それでも、開花のタイミングはぴったりでフレッシュな花が見られて、とてもラッキーでしたね。
オオタチツボスミレ
 この植物園の存在は事前に知っていましたが、立ち寄る計画だった訳ではありません。昔、偶発的に赤城自然園を訪ねて、オオバキスミレやオオタチツボスミレなどが咲いていて、とても驚かされたことを思い出しました。偶発的に訪ねるのも、いいものです。

 取りこぼしを拾っていますが、編集して既に一ヶ月以上が経過。あらら~、慌ててアップ!^^

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 千葉から長野の高層湿原へ日帰りとなった日、最後に立ち寄った林で撮影したのはフモトスミレでした。太陽との位置関係もあるのですが、さすがに暗く写ってしまいましたね。(注釈:帰宅時、日付は変わっていた場合も日帰りで良いのでしょうか!)
フモトスミレ
 いつも思うのですが、「ふもと」って山麓の「麓」を意味していますよね。書籍などでも『山のふもとに多いことから名付けられた』という説明が多いようですが、実際問題として、そんな風に感じたことってありますか?!標高、つまり、垂直分布では低い方に集中しているとか、山地の周辺で特によく見られるということになるのだと思いますが、そんなイメージを持ったことはありませんでした。
 さて、現実に戻って、この撮影地の標高は、まだ1,600m近くあったと思います。ご期待に添えず、本当に申し訳ございません(笑)。

 この暑さは異常ですね!一気に「出無精」体質になってしまいそうです。

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ミヤマスミレ
 余り高い山で出かけていなかったのでしょうね。ミヤマスミレに出逢ったのは久しぶりです。正確には、フイリミヤマスミレの葉を北海道でたくさん見ました。ただ、残念なことに、開花株を見つけ出すことはできなかったのです。
ミヤマスミレ
 実は北海道でも、ここ長野でも共通することがありました。葉っぱがギュッと詰まったように密集している場所があり、そのような環境ではほとんど開花株を見ることができないのです。
ミヤマスミレ
 既に開花した後、もしくは、これから開花するという可能性もあります。株元をこまめに確認して、花芽や花が咲いた痕跡を探しましたが、結局、見つかりませんでした。今年は咲きそうにありません。では、いつなら咲くのでしょうか!?

 屋根と壁を修繕することになり、足場設置のために栽培棚を整理・調整中(暑い)。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
 軽い登りだった山道が少し下りに変わった先に、ぽっかり開けた湿原が見えていました。あ、きっと、あそこにが生えているのではないかと期待が高まります。尾瀬を彷彿とさせる木道の先で、やはり、先達メンバーがカメラを構えていました。
オオバタチツボスミレ
 まだ、咲き始めたばかりと思われるオオバタチツボスミレの新鮮な花たちが目に入りました。おもしろいことに、花弁の色合いに少し濃淡があります。時間経過で色褪せたという雰囲気ではなさそうに感じましたが、まぁ、これは分かりませんね。
 葉が地面を覆う面積に比べて、花の数はまだ少なくて、彼らのシーズンはこれからのようです。久しぶりの再開でした。

 少し先の分岐で引き返します。時間に余裕がありそうなので動画も撮影できました。

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ウスバスミレ
 信州の高山で出逢ったチシマウスバスミレを先に紹介しましたが、実はウスバスミレの方が遭遇数が多くて、しっかり観察できました。
ウスバスミレ
 この2種はよく似ているので注意深く見る必要があると言われます。でも、同じ環境、近い場所で見かけることは稀で、更にウスバスミレは適度に自己主張するので(笑)、分かりやすいように感じています。
ウスバスミレ
 ウスバスミレは、湿った針葉樹林下で、苔に覆われて樹木の根が露出していたりする独特な環境で見かけます。一方、高層湿原など、平坦でニョイスミレや高山植物と混在するチシマウスバスミレとは生育環境が大きく違います。まぁ、仮に近くに混在していたとしても、葉の様子が異なることに気づくのではないでしょうか。まぁ、初めての自生地だったら怪しいところかも知れませんね。

 今回も、ニョイスミレ群落に混じっていたチシマウスバスミレを、現地では認識できませんでした。

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 一人で散策する場合が多いのですが、小規模集団で動くと楽しいですね。更に、目の数が増えるメリットはとても大きいものがあります。
 写真の中央ですが、チシマウスバスミレだと、今は思っています。参考ですが、向かって左側はミヤマツボスミレ(広義でニョイスミレ)、右側も、花冠の雰囲気が中間的に見えますが、ニョイスミレでした。この一角は、このような混生地だったのです。
チシマウスバスミレ
 実は、中間的も何も、チシマウスバスミレは無茎種、ニョイスミレは有茎種ですから、それなりに違いが分かると思っていたのですが、数が多いニョイスミレが咲いている現場では「ちょっと変なニョイスミレ!」ぐらいにしか感じないものだと痛感しました。
 今回、チシマウスバスミレとオオバタチツボスミレを念頭に置いていましたが、近年、チシマウスバスミレは見当たらないとの情報があり、気合いが入っていなかったのかも知れませんね。まぁ、「ちょっと変なニョイスミレ!」を撮影していて良かったです。

 画像を拡大表示して、葉の縁や裏面に微毛が生えていることなどを確認しています。

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オオタチツボスミレ
 お出かけ候補には記録していたのですが、キッカケがなくて延び延びになっていた信州の高山に、車両2台でわいわいと出掛けた話です。
オオタチツボスミレ
 歩き始めから最後まで一貫して目に付いたのはオオタチツボスミレでした。標高が高いためか、草丈が低い個体が多いと感じましたが、花はたくさん咲いていて、実は花弁の色合いには意外な程に大きな幅があったのです。
オオタチツボスミレ
 最も多い色合いは淡青紫色ですが、キリッと濃いめの青紫色もあれば、かすかに色が付いている程度の極淡青紫色まで見られ、そして、その個体群が隣り合っていたりするのです。花弁の形も違うなぁ。個性を主張する性質なのかも知れませんね(笑)。

 今年はオオタチツボスミレをたくさん観察できていますが、実は想定外なのです。

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