趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 04 / 1 2 3 4 5
6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
>>
[
20]
[
21]
[
22]
[
23]
[
24]
[
25]
[
26]
[
27]
[
28]
ちょっと悩んだすみれさんです。さて、これは何でしょうね?
甚だ、心許ないのですが、ニョイスミレの白変種であるシラユキスミレの高山型変種ということで良さそうかなと思っています。正しいと仮定して、名前ですが、ここは敢えて難しく考えずにシラユキスミレとしておきましょう。
実は、葉の形状から(紫条のない)チシマウスバスミレかと一瞬悩んだのです。まだ、茎が立ち上がっていないので無茎種に見えてしまうところがご愛嬌ですね。すぐ側に自生しているのですが、ここと生育環境は微妙に違います。でも、今年もまた尾瀬のニョイスミレで悩むことになろうとは・・・。
|
PR
毎年、ナガバノアケボノスミレという自然交雑種が見られる自生地なのですが、今年は両親のナガバノスミレサイシンとアケボノスミレしか見当たりませんでした。長く棲み着いていたのですが、さすがに限界だったのかも知れません。
よく高尾山に出掛けるすみれ好きさんなら、ナガバノアケボノスミレやオクタマスミレが咲く場所を知っているかも知れません。あの自然交雑種たちも長く株の寿命を保っていますね。地下茎で殖えるタイプなのですが、茎先から出芽した株は、根伏せで更新した場合と同様の効果があるということなのか・・・。そんなことを考えてみました。
|
二度目の登場はナガハシスミレです。今回の個体は距が上を向いていますが、なにやら二つ見えますね。実は、地面に生えたまま距を横2枚に切っているのです。いったい何をしているのでしょう。
今年は、ナガハシスミレの距とその内側にある脚柱との位置関係を念入りに調べています。花を摘まずに調べようと、こんな方法を採用してみました。この個体の場合、距の先から3mm位の位置に脚柱の先がありますね。どうやら、この位置は個体によって異なるようです。このバラツキが距に穴を開ける盗蜜者(nectar robber)を惑わせるという説が面白いなと思っています。
|
撮影地は青森県の中でも太平洋に面したエリアですが、一般に日本海側に多いと思われているすみれたちが見られます。ご覧の写真はナガハシスミレですが、距が上を向かず、弧を描くように湾曲して、むしろ下を向いているところがとてもユニークですね。
なぜ、こんな形状をしているのか分かりませんが、前方から強い風が受けて後ろに吹き飛ばされてしまった破れ傘のようです。花色は全体に濃いめで、距もほぼ同じ色をしていますが、例えば、今年、福井県で出逢ったナガハシスミレとも全く異なった様相です。とても興味深いすみれさんです。
|
10年以上前、源義経北行伝説を追って津軽半島の竜飛岬までツーリングして以来の青森にやって来ました。今回は下北半島メインに総走行距離657Km、前回の半分以下ですね。
戦時中、海軍に従軍していた父親が過ごした港町で、ポツンポツンと黄色いすみれが咲いていました。一面に群生せず、蕾がえび茶色、赤みを帯びた長い茎が案山子(かかし)のような姿。フチゲオオバキスミレかと目をみはったのですが、残念ながら、決め手の毛が見当たりません。ルーペで見ないと分からない白い微毛なのですが・・・。母種の方なのかと疑問いっぱいで帰宅したのですが、持ち帰った葉を照明下でジックリ観察すると、なんと岩手産より更に細い毛が見えるではないですか!全体感は信じるべきですね。
|
今年も富士山麓のトウカイスミレに挨拶しておこうと、残り少なくなった太陽の光を頼りにやって来ました。そこでは、いつもの小さな姿で白い花を見ることができました。
毎年、気温や日照等の違いがあってか、花期は微妙に異なりますが、自生地に数回も通うと掴むことができるようです。ここには少しずつ違う時期にやって来て観察してきましたので、今回でおおよそのタイミングを把握できたと
思います。ただ、自生地によって、花や葉の形が違うことも多いので、できるだけ多くの自生地で観察したいところ。すみれ散策(正確には探索)の旅はとても大事だなぁと思います。
|
オオタチツボスミレが一面に咲いている海岸沿いのアカマツ林に、妙にメリハリのあるタチツボスミレが咲いていました。花弁が丸くて、距が太くて白いのが気になったのですが、この一帯は交雑種も多いので記念撮影という程度
の気持ちで撮影したのです。でも、なによりも葉の光沢が強いですね。
これは、典型品とは言えないかも知れませんが、ツヤスミレと呼ばれ、海岸に分布するタチツボスミレの一形態ではないかと思います。微妙な面を持っていますが、品種として扱われるもので、テリハタチツボスミレとは異なります
。
|
引き続き、ナガハシスミレのお話です。最近は注目種を設定して行動するのですが、今年はこの特徴的なすみれを念頭に置いていました。早速、たくさんの株に出逢うことができて嬉しいのですが、実のところ、まだ開花には時期が早いのではないかと思っておりました。(^.^)
この旅で最初に出逢ったすみれです。想像してみて下さい。きっと歓声を上げていたことでしょう。その上、これまでに見たことがない数の群落でした。
関東で終わりかけていた桜(ソメイヨシノ)が、この地域ではまだ一分咲き。後でまだ咲き出していないアオイスミレの葉を見ました。ここでは相対的に花期の早い種なのかも知れません。
|
こんなすみれが咲いている地域を走り回ってきました。鹿児島のお話も、神奈川のすみれ展のお話も終わっていないのですが、最終日には別のすみれ展も拝見してきました。お話があっちこっちと飛んでしまいますが、軽い気持ちで読み流して下さいませ。
この距の長いすみれは、お判りの通り、テングスミレことナガハシスミレですね。これまでに自生地で出逢った個体は距が白いものが圧倒的に多いのですが、ここの個体も同じイメージでした。典型品に近いものではないでしょうか。ただ、花茎の赤味が妙に強いのが印象的でした。
|
薩摩半島を回り込んで西海岸に出ると、まろやかな風を生み出す碧い海が見えてきます。この海は東シナ海ですね。ここまで来て、やっとアツバスミレに出逢うことができました。葉が厚く光沢のある海岸性のスミレで、園芸種や、鉢から逃げ出したらしい個体の末裔は見ていましたが、自生地の様子は初めて目にします。風で葉が動いてしまいましたが、この写真がとても「らしくて」選びました。
同様に海岸性のスミレで日本海側に多いアナマスミレには何度となく出逢っていましたが、アツバスミレはまるで異なる風貌でした。やはり、このような自生地での感覚を味わってみたいのですね。写真でも文章でも、ましてや乾燥した標本や鉢植えでは掴み切れません。でも、それを写真と文章で伝えなければならないのは、何とももどかしいものです。
|
最新記事
(04/20)
(04/19)
(04/14)
(04/13)
(04/12)
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]