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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ハグロヒナスミレ(俗称)
 今回のすみれ旅は、俗称でハグロヒナスミレと呼ばれる型を見たくて動き出したものです。3年前に、ハグロシハイスミレを探して、最終的に兵庫県を走り回っていた際に、いっしょに見つけられるかも知れないと思っていました。
ハグロヒナスミレ(俗称)
 結局、その年には見つからず、なんとかリベンジを目論んでいた訳です。幾つかの候補地を検討してみたものの、少し具体性がありません。やっと、少し具体性がある自生情報を得て、もう選択肢がなくなってしまいました。紆余曲折を経て辿り着いた路傍では、開花状態ピッタリの個体群が出迎えてくれました。今回は、頼もしい援護者の同行を得ていたのですが、嬉しくなって笑い合ったものです。
ハグロヒナスミレ(俗称)

 遠隔地に何度も出向く訳にもいきませんが、時期の違いも見落としもあるものです。状況が許せば、再訪したいですね。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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イブキスミレ
 ちょうど良い感じで花が咲いています。追いついて来たとは言え、まだ、開花時期が遅めなのだろうと思われ、その恩恵できれいな花を見ることができました。ただ、この日は正に晴天となり、真上から太陽が当たる路傍では日傘が必要な程です。
イブキスミレ
 大きくて丸い葉が目立ち、その葉脈に沿うように、深めに凹んだ皺が見えます。分かり易いイブキスミレの特徴ですね。開花したばかりの頃には、葉が筒状に丸まっているものですが、この日は、既に、ほぼ平開していて、遠目にも分かり易い姿を見せてくれていました。『こんなにいっぱいあったかなぁ?!』、前回は花も終わりかけていて、個体数も、もっと少なかったように記憶していたのです。
イブキスミレ

 大きな株が見られましたが、このイブキスミレは、環境が良ければ、こんもりと繁ってもっと大株になる性質です。

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ムラカミタチツボスミレ(交雑種)
 この自生地には、タチツボスミレの品種や近縁種とされる複数種が自生しています。既に登場したケイリュウタチツボスミレの他、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレを実際に確認しました。
ムラカミタチツボスミレ(交雑種)
 タチツボスミレの仲間は、比較的に交雑の壁が緩く、稔性が見られることが多いと言われます。この環境ならば、ムラカミタチツボスミレは高い頻度で見つかるでしょう。距が白くないオオタチツボスミレ風という姿が良く見られるのですが、逆に、距が白いタチツボスミレ風という出現形もあります。ただ、これは交雑種でなくても見られ、更に「戻し交雑*」が当たり前なので、極めて厄介なことになります。
ムラカミタチツボスミレ(交雑種)

 越前、越後と呼ばれる地方でも似た状況で、更にイソスミレなども参加して、厄介この上ありません。

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ケイリュウタチツボスミレ
 もう18年も前のことになるのですが、この自生地を訪ねた目的の一つが、ケイリュウタチツボスミレを実際に観察することでした。その後、タイプ標本の採取地を含む数ヶ所で観察していますが、最初の印象を頭にインプットした場所になりました。
ケイリュウタチツボスミレ
 渓流に流されてきた角の取れた大岩の上で、狭い隙間から這い出すようにして生を繋いでいる姿が、相変わらず「感動もの」です。現在は、ありがたいことに、他の自生地の個体群の特徴と比較できるようになりました。この地の個体群は花も葉も少し大きめで、葉の鋸歯が粗めだと思います。改めて、水への抵抗が気になってしまいました。タチツボスミレにしては、距は色合いが白っぽいようです。
ケイリュウタチツボスミレ

 河川へ下りる坂道に生える個体群をよく見ると、葉の基部が湾入していて、つい騙されそうになります。

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アソヒカゲスミレ
 突然ながら、広島編にスキップします。やっと、アソヒカゲスミレの開花株を自生地で観察できました。熊本でも観察できたのですが、少し時期が早くて、なんとか「蕾だけは目にすることができた」という状況だったのです。
アソヒカゲスミレ
 今回の自生地には、初めて訪れる訳ではありません。前回は18年前のことで、この地でアソヒカゲスミレが見られるとの情報が、まだ、浸透していない時期でした。ヒカゲスミレは確認していて、タカオスミレと呼ぶ方が素直かと思われる型が多かったことも覚えています。よもや、その中に瓢箪型の葉が混じり込んでいるとは、想定外だったという訳です。なんと、二種類の葉が同じ株元から伸びていますね。
アソヒカゲスミレ

 熊本の株でも、二種類の葉が同じ株元から伸びていました。元々、葉が変化する素地を内包しているのでしょうか。

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フモトスミレ
 初日は、ススキに覆われた高原域を中心に歩いていました。しっかり陽光が当たる環境であるため、ヒゴスミレやフモトスミレなど、明るく乾燥気味の環境を好むすみれたちが主役です。前年に揺らめいていたであろうススキの折れた茎に埋もれています。
フモトスミレ
 昨日までは、ヒゴスミレの種内変異が気になった話をしていました。実は、フモトスミレこそ、全国を歩き回ると、まさに千差万別であり、閉口させられてしまうのですが、ありがたいことに、ここではほぼ同じ姿をしていたのです。小さくて濃緑色の葉を裏返すと、同様に濃紫色をしています。花茎に強い赤みが見られ、距がほんのり淡紫色を帯びるという、見かける頻度が高いタイプだと思いました。
フモトスミレ

 棘があるキイチゴ属の植物(ナガバモミジイチゴ、またはニガイチゴ)が多く、いっぱいキズを作りました。

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ヒゴスミレ
 自生地に到着した日の夕方までと翌日の午前中、できるだけ歩き回ってみました。自生環境の違いから、10種程度のすみれたちが棲み分けている様子が分かります。ヒゴスミレは、その内、明るい日差しを真上から受けているチームの一員ですね。
ヒゴスミレ
 初めて訪れた自生地で、次々に現れるヒゴスミレたちは変化に富んでいました。葉の姿こそ、ほぼ同じに見えますが、花冠の形、萼や花茎の色合いなどに幾つかのパターンがあるのです。花冠が丸く大きい個体は、群馬や山梨などで観察したヒラツカスミレを彷彿とさせるものがありました。一方、九州では薄紅色の花も少なくありません。種内変異なのでしょうが、この狭い範囲では不思議に感じたものです。
ヒゴスミレ

 改めて、調べて見ると、雑種ではないかとの意見もありますが、一般には、種内変異とされているようでした。

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ヒゴスミレ
 移動日も含めて5日間、キャンピングカーに乗せていただいた旅からのお話です。撮影した枚数が多いため、整理に四苦八苦しながら、まず、雹が軽く積もって、夜間は零下になった和歌山の山地に宿泊した二日間からの抜粋です。
ヒゴスミレ
 例年より少しすみれたちの動きが遅いようでしたが、ヒゴスミレが真っ盛りでした。いつか訪ねたいと思っていて、やっと辿り着いたという印象の自生地です。自生数では、フモトスミレとヒゴスミレが首位を争っている時期でした。引き続き、明日もヒゴスミレのお話になります。どうも、出現形が3パターンは見られる様子で、初めて来た旅人では、情報整理に時間が掛かりそうです。
ヒゴスミレ

 まさか、氷点下になるとは思いもよらず、それでも、とてもきれいに自然が残された山だと感じました。

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アカネスミレ
 推しの天気予報アプリが極めて妥当な結果を出すので、多忙でも出掛けてしまいたくなることがあります。散策時間が二時間程度しかないと分かっていても、往復で約100Km走行してしまいました。残念ながら、近くの散歩コースにすみれは多くないのです。
アカネスミレ
 お目当てのすみれたちは出てきませんでしたが、鮮やかな色合いのアカネスミレが咲いていました。なにかスッキリした印象があると感じて眺めると、なるほど、花冠の色合いだけではなく、花茎が少し長めで、結果、スマートに見えるのですね。後方に見えているタチツボスミレが比較的に淡い色合いなので、下方向から重ねて見ると好対照でした。ここは、昔、長女が連れてきてくれた大きな自然公園です。
アカネスミレ

 本日から週末まで、少し長距離遠征に赴きます。ドタバタせずに、のんびり移動したいと思っています。

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マキノスミレ
 カワギシスミレが見られた自生地には、マキノスミレの白花変種と、薄紅色のマキノスミレが同居していました。その薄紅色は、淡く可憐な印象ですね。ただ、カワギシスミレの親が、この両者のどちらなのかが気になってしまいませんか。
マキノスミレ
 カワギシスミレの花が薄紅色でしたので、推して知るべし!というところでしょうか。ただ、少し穿った考え方をしてみますと、白花変種は色素を形成する遺伝子のスウィッチが切れているようなものであって、白く見えるのは、花弁などに含まれる微細気泡が、光を乱反射するためだそうです。つまり、アントシアン形成能力に欠ける訳ではないはずだなどと、自分では結論を出せない溝にはまりがちです。
マキノスミレ

 ドラマ『相棒』の右京さんではないのですが、細かいところが気になってしまう質(たち)なんです。(^▽^)

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