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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 岩手の話を続けていました。群馬に出掛けたのは先月末のことですから、記憶が曖昧になる前に整理したいところです(汗)。
エイザンスミレ
 ルートの早い段階で登場した面長な顔を持つエイザンスミレです。個人的な話ですが、記憶を辿ってみて、これだけ花冠が縦長なケースは少なかった印象を持っています。エイザンスミレは自生地によって多彩な表情を見せてくれますが、ここでは花の色合いも、ちょっと独特です。葉全体や花茎に微毛が密生していることも珍しいと感じたのですが、そんな話題は出ませんでした。
エイザンスミレ
 近辺では多彩な変わり者が見られ、それが地元では「普通」だったりしますので、我々もそんな気分になってしまいます。^^
エイザンスミレ

今年も北海道に遠征したかったのですが、今のスケジュール感では難しそうです。先延ばしできる年齢ではないのですがね。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に!


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ミヤマスミレ
 山の南斜面に切り込みを入れて巻き込むように続く山道に、ミヤマスミレがぼちぼち咲いていました。角度がある法面には遮る樹木もなく、陽光が直接差し込みます。ミヤマスミレって、こんな場所にも咲くんだなぁと、頭の中のすみれ情報を修正していました。
ミヤマスミレ
 葉っぱに艶々感が強いですね。鋸歯の切れ込みが粗めで、掌で水をすくう時のような形をしています。この様な環境で咲く様子を撮っておきたかったので、敢えて、遮光せずに明るいままで撮影しました。意識していなかったのですが、デジタルカメラよりスマートフォン画像の方がスッキリと撮れています。便利ですね。重いカメラを2台、ビデオカメラ、三脚などを持ち歩いていた昔を思い出しました。
ミヤマスミレ

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 一面にニョイスミレが咲いていた場所は、西和賀の北端で、もう雫石や盛岡という標識が現れる位置でした。そして、このシラユキスミレを見つけたのは北上が近い位置です。実は、直線なら30Km程度なのですね。距離感がおかしくなってきていました(笑)。
シラユキスミレ
 それにしても、シラユキスミレとは久しぶりです。栽培品を除けば、20年以上前に新潟の田んぼで、その後は、尾瀬の山道で出逢ったきりだったかも知れません。ニョイスミレの個体数は極めて多いのですから、いつも丹念にチェックしていれば、もう少し頻繁に出逢っていたのでしょうか。まぁ、白花変種ですから、探して見つかるという代物ではないのでしょう。気づいたら、ラッキーということですね。

「白花変種」という言葉は、時々、うまく通じません。でも、植物には使わない「アルビノ」とは別の性質なので困るのです。

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ニョイスミレ
 沢水がうねって流れ、湿り気がある草地にニョイスミレがいっぱい咲いていました。向こうの林まで花が咲いています。この感じは久しぶりですね。この季節が終わるまでの間に、一体、どれだけの花が咲き、種子ができるのでしょうか。
ニョイスミレ
 靴が濡れてしまう程ではありませんでしたので、少し歩いてみますと、湿気を好むニョイスミレを見下ろす畝上で、乾燥土壌を好むスミレも咲いていました。オオタチツボスミレも見えましたが、ふと、花冠の大きさと色合いが異なる個体が混じっていることに気がつきました。葉を見ると明らかにニョイスミレに見えますが、花の大きさは4倍程もあります。これは・・・、見なかったことにしましょうね。
ニョイスミレ

もう少し岩手の話を続けます。実は、長崎の話も、山梨の話も、群馬の話しも未整理のまま、終わってはいないのです。

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 刻々、ややこしいすみれたちの話になってきました(笑)。さて、これは、周辺状況からもイワフネタチツボスミレだろうと思っています。撮影は初日でした。オオタチツボスミレの自生域にナガハシスミレが咲いているという状況は(実は)まるで珍しくありません。
イワフネタチツボスミレ
 タチツボスミレ類は、近縁種間で交雑しやすい性質で、不完全でも稔性を持つことが多いとされています。問題は、出現する形質に幅があるので、近くを通り過ぎた際に、交雑種だと分かり易いか否かだろうと思います。花や葉に、両親のどんな形質が現れるかに依存する訳ですが、このケースは、花の距にナガハシスミレ、葉にオオタチツボスミレの特徴的な形質が出ていて、分かり易いパターンだと思います。

葉にナガハシスミレ、花にオオタチツボスミレの形質が出ていても、まぁ、分かるかも知れませんね。

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ナガハシスミレとタチツボスミレ
 東北や日本海側には、複数のタチツボスミレ類に属する近縁種たちが自生します。今回、撮影していた山道で最も多い種がナガハシスミレ、次はタチツボスミレ、少し離れた場所にオオタチツボスミレが花を咲かせていました。
ナガハシスミレとタチツボスミレ
 狭い山道で少し余裕がある曲がり角に車を駐めて、ナガハシスミレを撮影していました。少し進行方向に移動するとタチツボスミレが現れたのですが、更に移動すると、花や葉の様子がちょっとずつ違うような気がしてきたのです。距が白く長めの個体群が出てきた横に、距が紫色、葉が丸め、葉が横に張り出した三角、鋸歯が粗め、葉脈が目立たない個体群と多彩に登場します。これは困った山道ですね。
ナガハシスミレとタチツボスミレ

あの距離感、交雑せずには済みませんね。葉はタチツボスミレ、花はナガハシスミレとの中間。これって和名がありますか?!

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ナガハシスミレ
 すみれたちの登場は順不同です。このナガハシスミレに出逢ったのは、最終日、つまり、予備日に向かった岩手南西部の山です。標高700mぐらいの位置ですね。探すと出て来ないのに、あるところにはたくさんある普通種です。
ナガハシスミレ
 距も特徴的ですが、葉がポイントです。葉質は柔らかく、全体の形は丸め、先端部が軽く尖っています。しっかり展開すると、凸凹が少ない扁平な印象が強めに出てきます。長い間、母種が北米に分布する隔離分布型の典型と例示されてきましたが、実は「他人のそら似」、つまり、別種だったと判明しています。すると、同じ学名を用いていることは間違いということになりますね。
ナガハシスミレ

この春の出逢いを各地2種ずつ編集していますが、どこの話も終わっていません。都合で東北編を続けることにします。

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スミレサイシン
 遠くに見えていた奥羽の山々が、かなり近くに見える位置まで移動していました。すると、標高はそれなりに高いのだろうと推測していたのですが、沢内地区辺りで計測してみると、なんと、標高350m前後を走り回っていたことが分かりました。
スミレサイシン
 周囲には1,000m級の山々もあるのですが、沢内三千石の里は平坦な土地も多い稲作地帯です。植物散策ですから、敢えて民家が少ない林に入り込み、水芭蕉なども咲き残る沢水の流域を越え、緩やかな疎林下を歩きますと多くの植物たちが見られます。更に土壌水分の多い奥地まで歩くと、元気なスミレサイシンが姿を現しました。少なめの木々の間から差し込む木漏れ日で撮影すると、とても良い感じです。
スミレサイシン

林の中に入って往くのは良いのですが、「クマ注意!」の標識が登場します。でも、言葉で「注意」と言われましても・・・。

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ヒナスミレ
 この丸っこくて、可愛らしい感じのすみれは何、もしかするとヒナスミレ?!そんな印象でした。引率者がヒナスミレだと説明しなければ、しばらくの間、唸っていたかも知れません。もちろん、今はヒナスミレだよね!と思っています(笑)。
ヒナスミレ
 それにしても、こんな陽向に咲きますかね。あまり目立たない葉は縁が波打っていて、しっかり三角形でした。花弁の先端部や距に赤紫色が滲むように色付くケースは見たことがあります。この付近では、こんな姿がスタンダードなのかも知れません。もう少し花冠が縦長だったら、葉がもう少し長い卵形だったら・・・と、ピンと来なかった理由を考えます。まぁ、もっと、各地で観察しろということですよね。
ヒナスミレ

急激に暑くなりましたが、なんだか疲れて、半日、寝てしまいました。寄る年波には勝てませんね。

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アケボノスミレ
 ありがたいことに、今年もアケボノスミレと出逢うことができました。どこの自生地でも個体数は多くありませんが、この花の特別感には、いつもグっとくるものがあります。花期の葉は、地面から出てきたばかりか、丸まっていて余り主張しません。
アケボノスミレ
 花冠は極めて大きく、独特な地肌を持つ薄紅の花弁が特徴です。この地肌が醸し出すソフト感というのでしょうか、浮き上がるような厚みが唯一無二の存在感を与えていると感じます。言葉でもカメラの画像でも、うまく伝えきれませんが、実際の花をじっくり観察してくれたなら、微妙なソフト感を分かってもらえると思います。あれっと思ったのですが、この地の個体群には、側弁に白い毛があります。
アケボノスミレ

観察できたすみれを、一種一種、整理しながら更新しています。ただ、時間ばかりが掛かりますね。

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