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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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オオタチツボスミレ
 撮影地は群馬県ですが、場所によって、主に日本海側に産するすみれたちが咲きます。ご案内いただいた方は「日本海要素」のすみれたちと呼んでいました。まだ、オオバキスミレなどは見られませんが、近くで交雑種が咲いていましたので、その話は次回。
オオタチツボスミレ
 花を見やすいようにアップにトリミングしてみましたが、葉っぱも植物体全体からも、明らかにオオタチツボスミレだと分かりますね。
オオタチツボスミレ
 現在、使用しているカメラは、一見、まさにコンデジなのですが、フルサイズミラーレス一眼カメラですので、トリミングに強いのなんの!ここまで写り込んでいるのか!と驚かされてしまいます。一応、小さい三脚も併用しますが、光学式ボディ内手ブレ補正機構を搭載していますので、撮影自由度が高いですね。画角と被写界深度などを意識すれば、一般撮影は問題なし。世の中、便利になったものです。

 長い間、ニコンの一眼レフでした。アングルファインダーで覗くスタイルは制約が多かったです。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 おもしろいすみれたちが咲くエリアですよねぇ。おそらく、1枚目と3枚目はタチツボスミレで、2枚目はニオイタチツボスミレでしょうか。近縁種の間では遺伝子の相互浸透が起きていても全く不思議ではありません。
ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 花冠の中央部が白いとか、距が白くて細長いとか、葉の先端部が尖っているとか、丸いとか、花茎に微毛が生えているとか、図鑑では各々の種の代表的な特徴を列挙せざるを得ないのですが、結局、現場で総合的な判断をするしかないのだろうと思います。
ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ
 現地周辺で見られる各個体が持つ特徴を把握して、個別に照らし合わせながら、観察と推察を重ねることが順当なのでしょうね。

 現場主義とは言っても、その場で結論が出なかったり、気づかないことがあったり。

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ウスアカネスミレ
 ウスアカネスミレという品種が図鑑に記載されていることは承知していましたが、花弁の色合いが淡いという程度で、敢えて「品種」に区分することについて、微妙な疑問を抱いていました。改めて調べてみて、やはり、同様の意見が極めて多いようです。
ウスアカネスミレ
 でも、この混在地を実際に観察してしまうと「かなり違うなぁ!」、「なぜ、連続的に変化しないの?」と驚かされてしまいます。花や葉を含めて植物体全体の大きさも違っていますが、どちらも外見的にはアカネスミレですね。
ウスアカネスミレ
 青森でタチツボスミレとサクラタチツボスミレが並んで咲いていた時の驚きを思い出しました。またしても、大きな違いではないという認識自体が『思い込み』だったと思い知らされることになりました。自分の目で見ること、これが大事ですね。

 サクラタチツボスミレ同様、サイトにウスアカネスミレ単独のページを追加することしました。

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アカネスミレ
 ご案内いただいた地にはアカネスミレもたくさんありました。全体に大きめのアカネスミレと小さめのアカネスミレとがあって、後者の方が少しだけ色が濃かったなぁと思います。まぁ、植物体の大きさと花弁の色合いに幅があったということですね。
アカネスミレ
 花弁の色合いは、通常、赤紫色です。アケボノスミレの場合と似ていますが、「夕焼けの空の色」と言われる「茜色」とは相当に異なる印象ですよね。これって、とても不思議な現象だと感じています。「日本の伝統色」については多数の図鑑が発行されていますが、古い時代から、とても繊細に微妙な色合いが使い分けられてきた日本の伝統が、すみれの名前には活かされなかったことになります。
アカネスミレ

 気温が上がりましたね。エアコンを使うよりは良いかなと、窓を開けて扇風機を回しました。

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
サクラスミレ
 このサクラスミレもアケボノスミレと同様、花弁が大きくて、デジカメ泣かせの微妙な色合いを持っています。この大きさと立派な顔ひげが遠因なのか、桜という名前を反して、男性的な表情を持っている印象ですよね。まぁ、一般には「すみれの女王」と評されていますが!
サクラスミレ
 蛇足になりますが、サクラスミレに似ている印象を生み出す理由について、もう一歩踏み込みますと、花冠の開き方、それから、花弁先端の凹み方がありそうです。花弁の先端は丸かったり、尖っていたりして、その花の印象を作ります。ここが凹むすみれは決して多くありません。この桜の花弁との形状的な相似がサクラスミレの命名の所以だとする説があり、なんとなく納得しちゃっています(笑)。
サクラスミレ
 個体数は少なくて、ポツンと点在して孤高感を醸し出していました。別の地で一面に群生する姿を見てはいますが、極めて稀ですね。

 ニュースでウクライナの話題が減りました。役立たずの国連を再構築できないものでしょうか。

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アケボノスミレ
 探索中、アケボノスミレもいっぱい登場しました。登場する度に色合いが異なったりするところも魅力です。この薄小豆色とでも表現したい花弁の色ですが、ご存じの通り、デジタルカメラ泣かせの代表格です。なんとか、微妙な濃淡も出た方だと思うのですが・・・。
アケボノスミレ
 このすみれの和名ですが、花の色合いを「夜明けの空」に見立てて命名されたと説明されていることが多いですね。でも、明け方の空って、一般に「曙色」という橙色系です。実際の花弁の色合いは「薄紅紫色」から「薄小豆色」ですから、印象がかなり違いますね。
アケボノスミレ
 特段、花弁の色に特徴があるという訳でもないので、敢えて名前に色を持ってこなくても良かったのではないかと思ってしまいました。
アケボノスミレ

 今日は全国的によく晴れたそうで、久しぶりに散歩に出掛けることができました。

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ヒラツカスミレ
 これはヒラツカスミレで良さそうですね。エイザンスミレ寄りの花にヒゴスミレ寄りの葉という組み合わせで、淡くて艶やかな紅紫色をしています。この関係が逆だったら、ちょっと葉の大きいヒゴスミレに見えてしまうのでしょうか。
ヒラツカスミレ
 以前、もう9年前になりますが、この地のもう少し南側を案内していただいたことがあり、その際もヒラツカスミレを観察することができたことを覚えています。白い花でした。この両親は好む環境が少し違いますので、狭い範囲で考えれば、隣に咲いている印象ではありませんが、花粉を仲介するポリネーターの一般的な移動距離という範囲で考えれば、交雑種が生まれる素地はありそうですね。
ヒラツカスミレ
 すると、ヒラツカスミレがもっと各地で頻繁に目についても良さそうですが、気がつかずに見逃しているのでしょうか。もったいなーい。

 発信地の千葉県は今日も雨です。ギリギリの日帰り観察圏は遠のくばかり。あー、遠くへ行きたい!

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エイザンスミレ
 さて、このすみれたちですが、普通に山中で出逢ったとしたら、花を見ても葉を見てもエイザンスミレだと判断しますよね、一般に!何か、怪しいのだそうですが、まぁ、エイザンスミレとして紹介させていただきます。
エイザンスミレ
 この日に出逢ったエイザンスミレは、どちらかというと細い葉を持ち、白っぽい花をさかせている型が多いようでした。当月初に紹介済みの隣町の個体群の場合、小ぶりな葉、薄紅の花に紅紫の条(筋)が入っていました。いづれも繊細な優雅さを感じさせますね。
エイザンスミレ
 花期が終わろうとする頃には、切れ込みが浅めで楓に似た印象の葉が展開してきます。可能なら、そんな姿も観察したいところです。

 単車で高速をしっかり走ろうとすると、少し大きいサイズの方が安心感がありますね。

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ヒゴスミレ
 やっと、ヒゴスミレの順番になりました(まさか、5月中旬まで掛かるとは!)。群馬で観察できるヒゴスミレは、端正な姿と綺麗な花色をしていますよね。東京周辺の個体群は白っぽい感じがして、阿蘇周辺の個体群は赤っぽい感じがします(笑)。
ヒゴスミレ
 でも、決して個体数は多くない印象で、この後に歩き回るエリアでも同様でした。なにしろ、3日間も掛かって葉は何度か見かけましたが、花は一度も見つけることができませんでした。まぁ、どちらにしても、一面に咲くような性質ではありませんね。
ヒゴスミレ
 暑くなりそうな日向が似合う細い葉と白い花は、どちらかというと木陰や湿地で咲く種が多いすみれの仲間では珍しい存在です。

 棚のすみれたちも、ほぼ咲き終わり、盛んに次の世代を生み出そうとしています。

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フモトスミレ
 案内を買って出てくれている地元のすみれ好きさんを悩ませる対象に一つです。シハイスミレの遺伝子浸透があるのではないかという話題も出ていましたが、一応、フモトスミレとして取り扱うことにします。
フモトスミレ
 確かに、近隣域ではフモトシハイスミレと呼びたい中間的な型が見られますが、この写真の個体群は、それらとは異なるようです。例えば、葉は甲信越圏で多く見られるフモトスミレの特徴が出ています。補足ながら、花の赤みについてはフモトスミレでは稀に見られるものですね。強めの色合いですが、以前、すみれ仲間にもっと強烈な個体の写真を見せていただいたことがあります。
フモトスミレ
 ただ、我々のような旅人にはどうしても限界があって、地元の方が持っている印象は有用な情報になると思っています。

 トシですかねぇ。体のあちこちが痛くなって、旅の計画を立てながら、出発を懸念してしまいます。

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