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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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アカネスミレ
 紫条がしっかりと目立っているアカネスミレが咲いていました。アカネスミレも、地域によって変化が多い種だと思っています。それから、都道府県で見ると、沖縄県を除く、全国各地に自生する普遍種であることが分かります。ただ、個体数が多い訳ではありません。
アカネスミレ
 花弁の色合いは、ローズ色に近い赤紫色系から青紫色系まで、かなり幅があります。花色が濃いか薄いかを基準に名前を使い分ける傾向は、余り好ましいと思っていないのですが、近年、ウスアカネスミレについては認めざるを得ないと思うようになりました。なにしろ、すぐ近くで濃淡の違いが明確な個体群が入り交じっていることがあるのです。大分県では、濃淡が数段階で混じって咲く群落を目にしました。
アカネスミレ

6月が目前です。観察から時間が経過して、出逢い報告という感覚ではなくなりつつありますが、しっかり記録しようと思います。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に!


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 明るい法面にゲンジスミレが咲いていました。この種は花や葉の色合いがおとなしいところがあって、陽光が当たると、更に目立たなくなる傾向があります。今回、傘を使っておらず、現場でカメラのマイナス補正と、撮影後に少し補正(ガンマ補正)をしています。
ゲンジスミレ
 自生地で初めてゲンジスミレを観察できたのは、やはり、山梨県でした。その後、ありがたいことに山梨県内各地で観察できています。
ゲンジスミレ
 ところで、イヨスミレとゲンジスミレですが、日本列島に入って来たルートが異なり、前者は朝鮮半島系ルート、後者は満州系ルートという説がありました。育てると性質も違うという意見もあります。一方、山形大学の研究者が遺伝子比較をしたところ、違いが見つからなかったという情報があったそうです。なかなか一筋縄ではいかない様子ですが、大きな違いではないということですね。
ゲンジスミレ

ゲンジスミレの国内分布を見ると、改めて、極端な「隔離分布」だよねって感じます。どうして、こんなことになるのでしょう。

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ヒラツカスミレ
 一見、かなり個性的なエイザンスミレだろうか、と思ったのですが、少し葉の様子も違います。どうやら、ヒラツカスミレのようです。
ヒラツカスミレ
 一昔前、ヒラツカスミレと言えば、展示会で観察させてもらう対象か、園芸流通しているポット苗をイメージしていたものです。いえいえ、このようなフワっと魅力的な姿で、野山に自生していることがあるのです。いつも、「ひゃあ~、あるところにはあるんだなぁ!」と驚かされました。この交雑種系統は、多くの場合、稔性が見られます。長い長い歳月をかけて「戻し交雑」が繰り返されてきたことは、容易に想像できますね。その結果、自生地一帯では、少しずつ発現形が違う個体群が見られる可能性があると思っています。
ヒラツカスミレ

子供達が小さい頃、服や鞄がすぐ体に合わなくなるので「お下がり」という習慣がありました。今は「お上がり」が回ってきます。^^

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エイザンスミレ
 これは可憐なエイザンスミレたちですね。群馬県で観察した縦長の花冠を持つ個体群とは印象が違います。見慣れた姿に近いので、個人的に違和感が少ないのですが、それぞれ、色合いや醸し出す雰囲気がちょっとずつ違っていて、個性的ですね。
エイザンスミレ
 山梨県には、過去、何度も何度も訪れていました。単車で、山の様子を見ながら、あっちこっちと動き回る方式だったので、初めての自生地では、どこで撮影したのかが分からなくなることもあったのです。それで、18年程前には、米国メーカーであるガーミンのハンディGPSという機器を持ち歩いていました。現在、その機能をスマートフォンが受け持ってくれていますので、本当に助かります。
エイザンスミレ

当時のハンディGPSはTVリモコンよりも大きくて、重さもあり、バッテリー残量を気にしながら運用していました。

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マルバスミレ
 拙宅の狭い栽培棚を見て通り過ぎる方が、意外に多いようです。時々、「白い花がありますね?!」と驚きの声を掛けられました。白い花は園芸流通品だけでなく、一般的な自生品でも少なくないと、すみれ好きたちは知っています。できるだけ簡単に説明しますが・・・。
マルバスミレ
 マルバスミレは明るい緑色の葉と真っ白い花を持つ綺麗な種ですが、雨が降ってしまうと、地面の泥がはねて、せっかくの白い花弁に斑点が付着してしまいます。毎年、そのような姿をよく目にしました。個人的には「よく見かける種」に分類されますが、例えば、京都府RDBでは「絶滅寸前種」になってしまいました。多くの資料では青森県が北限とされますが、標本DBでは北海道にも稀有な記録があります。
マルバスミレ

多く栽培される庭では、夏が来る前に植え替えようと大忙しでしょうか。拙宅では、ちょっとずつしか、手が付きません(汗)。

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 岩手の話を続けていました。群馬に出掛けたのは先月末のことですから、記憶が曖昧になる前に整理したいところです(汗)。
エイザンスミレ
 ルートの早い段階で登場した面長な顔を持つエイザンスミレです。個人的な話ですが、記憶を辿ってみて、これだけ花冠が縦長なケースは少なかった印象を持っています。エイザンスミレは自生地によって多彩な表情を見せてくれますが、ここでは花の色合いも、ちょっと独特です。葉全体や花茎に微毛が密生していることも珍しいと感じたのですが、そんな話題は出ませんでした。
エイザンスミレ
 近辺では多彩な変わり者が見られ、それが地元では「普通」だったりしますので、我々もそんな気分になってしまいます。^^
エイザンスミレ

今年も北海道に遠征したかったのですが、今のスケジュール感では難しそうです。先延ばしできる年齢ではないのですがね。

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ミヤマスミレ
 山の南斜面に切り込みを入れて巻き込むように続く山道に、ミヤマスミレがぼちぼち咲いていました。角度がある法面には遮る樹木もなく、陽光が直接差し込みます。ミヤマスミレって、こんな場所にも咲くんだなぁと、頭の中のすみれ情報を修正していました。
ミヤマスミレ
 葉っぱに艶々感が強いですね。鋸歯の切れ込みが粗めで、掌で水をすくう時のような形をしています。この様な環境で咲く様子を撮っておきたかったので、敢えて、遮光せずに明るいままで撮影しました。意識していなかったのですが、デジタルカメラよりスマートフォン画像の方がスッキリと撮れています。便利ですね。重いカメラを2台、ビデオカメラ、三脚などを持ち歩いていた昔を思い出しました。
ミヤマスミレ

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 一面にニョイスミレが咲いていた場所は、西和賀の北端で、もう雫石や盛岡という標識が現れる位置でした。そして、このシラユキスミレを見つけたのは北上が近い位置です。実は、直線なら30Km程度なのですね。距離感がおかしくなってきていました(笑)。
シラユキスミレ
 それにしても、シラユキスミレとは久しぶりです。栽培品を除けば、20年以上前に新潟の田んぼで、その後は、尾瀬の山道で出逢ったきりだったかも知れません。ニョイスミレの個体数は極めて多いのですから、いつも丹念にチェックしていれば、もう少し頻繁に出逢っていたのでしょうか。まぁ、白花変種ですから、探して見つかるという代物ではないのでしょう。気づいたら、ラッキーということですね。

「白花変種」という言葉は、時々、うまく通じません。でも、植物には使わない「アルビノ」とは別の性質なので困るのです。

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ニョイスミレ
 沢水がうねって流れ、湿り気がある草地にニョイスミレがいっぱい咲いていました。向こうの林まで花が咲いています。この感じは久しぶりですね。この季節が終わるまでの間に、一体、どれだけの花が咲き、種子ができるのでしょうか。
ニョイスミレ
 靴が濡れてしまう程ではありませんでしたので、少し歩いてみますと、湿気を好むニョイスミレを見下ろす畝上で、乾燥土壌を好むスミレも咲いていました。オオタチツボスミレも見えましたが、ふと、花冠の大きさと色合いが異なる個体が混じっていることに気がつきました。葉を見ると明らかにニョイスミレに見えますが、花の大きさは4倍程もあります。これは・・・、見なかったことにしましょうね。
ニョイスミレ

もう少し岩手の話を続けます。実は、長崎の話も、山梨の話も、群馬の話しも未整理のまま、終わってはいないのです。

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 刻々、ややこしいすみれたちの話になってきました(笑)。さて、これは、周辺状況からもイワフネタチツボスミレだろうと思っています。撮影は初日でした。オオタチツボスミレの自生域にナガハシスミレが咲いているという状況は(実は)まるで珍しくありません。
イワフネタチツボスミレ
 タチツボスミレ類は、近縁種間で交雑しやすい性質で、不完全でも稔性を持つことが多いとされています。問題は、出現する形質に幅があるので、近くを通り過ぎた際に、交雑種だと分かり易いか否かだろうと思います。花や葉に、両親のどんな形質が現れるかに依存する訳ですが、このケースは、花の距にナガハシスミレ、葉にオオタチツボスミレの特徴的な形質が出ていて、分かり易いパターンだと思います。

葉にナガハシスミレ、花にオオタチツボスミレの形質が出ていても、まぁ、分かるかも知れませんね。

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