忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 04 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
[21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31]
アリアケスミレ

 花色の変化が多い(大きい)というのがアリアケスミレという名前の由縁と言われます。同時に雑種起源であろうと推測されていることも良く知られていますね。染色体数が72という独特の値を示していて、雑種が4倍体となって稔性を回復したことから種分化の道をたどったと考えやすいところです。仮に事実とすれば、両親を推定してみるのも楽しいところ。日本の固有種ではないのですが、例えばシロスミレとコスミレって組み合わせはいかがでしょう。染色体数がそれぞれ24と48ですから、減数分裂して2倍体化すると、うまく72になります(笑)。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
PR
コスミレ(白変種)

 すっきりと綺麗なすみれです。真っ白な花、明るい緑色の葉、それを繋ぐ萌黄色の花茎がとても良いバランスではないでしょうか。きちんとメモを取って来なかったのですが、見紛うことなく、これはコスミレですね。
 この型は「シロバナコスミレ」という名前で流通しています。栽培されている方の話では「繁殖力旺盛」だとか。すばらしいですね。ただ、適切な学名も標準和名も見当たらないようで、誤解を避けるにはコスミレ(白変種)とでも表記したら適当でしょうか。ふと思ったのですが、この型を写真を用いずに説明するには、「素心花」や「青軸」といった春蘭のカタログに登場するような言葉を使うと適切かも知れません。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シロバナタチツボスミレ

 とても懐かしい写真です。群馬県の山道で唐突に目に入ったシロバナタチツボスミレで、8株程度がまとまってきれいに咲いていました。
 白花品の多くは「白っぽい花」で、シロバナタチツボスミレも決して白変種だけに与えられた名前ではありません。たまたま、写真の個体は白変種(白花変種)、分かりやすい表現をすれば純白品ですが、この名前が示す対象にはもう少し幅があると思って下さい。蛇足ですが、アルビノとかアルビ品と呼ぶのは間違いだと覚えておくと恥ずかしい思いをしないで済みますよ。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
エイザンスミレ

 思い出深い写真が出てきました。少し気温の低い春を迎えた年に、すみれ好きたちと我が家のワゴン車で出掛けた伊香保から榛名周辺で出逢ったエイザンスミレです。はにかんだ頬のような紅色、丸めの花びら、気温のためか低い草丈。総じて「かわいらしいイメージ」でした。
 東北から九州や四国まで広く分布していますが、各地でそれぞれに特徴を見せる種です。今年は四国でアカバナスミレ風な個体に出逢い、山梨で凛とした大きめのブーケに見とれ、高尾山でもお馴染みのかわいいタイプとツンとしたタイプの両方を目にしました。あちこちに出掛ければ、もっと楽しい思いができるかなぁと、また新たな旅の構想を練るのです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シロバナツクシコスミレ

 この写真を見ただけで、撮影地が分かる方もいらっしゃるような気がしますが、関東で見られるシロバナツクシコスミレの一型です。
 時々、思い出したように説明するのですが、この名前は白変種に付けられた名前ではなさそうです。それから、展示会で白変種を観察できたのですが、まるで別モノですね。調べたところ、ナルカミスミレの場合と同様に白変種だけを指し示す和名はないので、逆に混乱の原因になっているのでしょう。仕方がないので、白変種も含めてシロバナツクシコスミレと呼ぶしか方法がないのかも知れません。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
アケボノスミレ

 もう何度も通った山梨エリアで撮影したアケボノスミレです。大輪でピンク色でソフトな花びらで、花の出始めには葉が目立たなくて、そんな一致したイメージがあるのですが、実は自生地によって意外に変化があるすみれだと思っています。
 写真の個体は花がきりっとしていますね。まだ乱れや汚れがない開花直後に、葉が花より高めの位置にあります。花茎が短めで湾曲しているためかも知れません。太陽光が遠慮なく当たる露地では、このようなパターンが多いようです。一般に林下でふかふかの腐葉土から生えていると、花茎がゆったり大きく伸びて、まるで深窓の御姫様のような優雅なイメージです(あ、御姫様に御目もじの機会を得たことはございません)。さしづめ、この写真はお転婆姉妹というところでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
スミレサイシン

 やはり新潟で出逢ったスミレサイシンで、大柄なのに繊細な花を咲かせます。関東などで普通に見られるナガバノスミレサイシンとはかなり違うイメージですね。
 「ところで、サイシンって何?」というのが普通の感覚だろうと思います。実はウマノスズクサ科カンアオイ属のウスバサイシン等を指す一般名で、漢字では「細辛」と書きます。生薬名でもあり、生薬に詳しい方なら「味は辛、性は温」と表現すれば分かるのでしょうか。薬理作用は解熱・抗菌・鎮静作用等です。また、江戸時代には、同属のカンアオイとともに観葉植物としてもてはやされたことが知られている古典園芸植物という一面も持っているのですね。スミレサイシンと自生環境が似ているのか、隣り合って咲いている姿を見掛けることがありますよ。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
アカネスミレ

 近所で大規模な新興住宅地群が、雨後の筍というよりマッシュルームのように立ち上がっています。その土地が未だキンランの咲く林だった頃の写真が出てきました。たくさん咲いていたアカネスミレです。
 林の中に一本の道があって、細めの木ばかりだったので、すみれが咲く時期には地表に十分な陽光が当たります。土壌はご覧の通りですから、確かにアカネスミレには住みやすそうな環境だったことでしょう。現在、この自生地辺りには一般住宅が建っているのですが、その周辺に残された緑地帯に、この艶やかな花が復活していました。意識して観察していたのですが、タチツボスミレ以外の種に気が付いたのは、重機が派手に整地してから7年目のことです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シハイスミレ

 芳香の強いシハイスミレが咲く岩場から少し移動した隣の山でも、ほぼ同じ標高で群落を見つけました。こんな高山でも、ビロードツリアブがポリネーターの役割を果たしているようですね。花の位置が低くて、ホバリングしなくても、後脚で踏ん張って中脚で側弁にしがみつくようなスタイルで吸蜜できています。
 ただ、ここでは強い芳香を感じることはありませんでした。もう受粉は終わってしまったとか・・・。では、このポリネーターに与えている蜜はエネルギーの無駄遣いか・・・。雑多なことを考えながら、一方で、実は葉の形状が異なるので別のすみれかも知れないと、あっちからこっちから眺めまわしていたのです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シハイスミレ

 高知県と愛媛県の県境に位置する高い山々は植物の宝庫と言えそうです。ただ標高が1,600m近辺になると森林限界を超え、むき出しの岩が目立つようになります。そんな岩の隙間にシハイスミレが咲いていました。主な生育環境である「山地の乾燥した明るい場所」には違いありませんが、快適かどうかは分かりかねます(笑)。
 明るいピンクの花に誘われるように近付くと、一面にフローラルな芳香が漂っていたのが記憶に鮮明です。確かに開花株は多かったのですが、それにしても解放的に開けた高山エリアですから、香水をまき散らしたような強い芳香が感じられたことには驚きを感じました。発想を変えれば、こんな環境だからこそ、強い芳香でポリネーターを誘うのかも知れませんね。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]