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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ニオイタチツボスミレ

 まるで無茎種のような姿で大きな花を咲かせているのはニオイタチツボスミレです。発芽が遅れていたところに急に気温が上がり、驚いて花を咲かせてみた!という図でしょうか。周辺は赤松林で、見た目より柔らかい赤松の細い葉がふかふかのクッションのように降り積もっています。強烈な太陽は適度に遮光されるけれども基本的には明るい環境、これがニオイタチツボスミレやスミレなどにはぴったりマッチしているのでしょう。
 日本に自生するすみれたちは多くが無香または微香で、更に短期間で消えてしまう傾向があります。でも、ニオイタチツボスミレの場合、このように花をキリッと咲かせている間は裏切られることが少なくて、さわやかな香りを楽しむことができます。ただ、芳香の強さと芳しさでは、名前が「匂い」などと形容されていないシハイスミレがピカ一ではないかと思っています。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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エイザンスミレ

 空中湿度が高く、周囲より気温が低く保たれている木陰で、ほぼ真っ白なエイザンスミレが美しい姿でたたずんでいました。花の中央部はヒカゲスミレ風に黄緑色をしており、距もほぼ白色です。
 エイザンスミレにも白変種はありますが、これは葉柄に赤みが見られ、花びらには紫条もあって、白変種とは違いますね。でも、普通なら花のどこかに紅色が見られるものですが、その気配がまるでありません。
 夢中になって撮影していました。でも、実はとても狭い崖のような場所に咲いていて、もう一歩下がるとか、位置を変えるいう自由が制限されていて、四苦八苦しながら撮影しています(笑)。
 とても清楚なイメージのエイザンスミレですよね。過去のストックを探してみたのですが、このイメージの花は初めてだと思います。上の方にも咲いていたという情報がでしたが、結局、探し出せませんでした。でも、ここでは楚々としたヒナスミレも撮影していて、嬉しくなる自生地です。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
アカネスミレ

 前日の夕方に辿り着いたゲンジスミレが咲く丘にはアカネスミレも咲いていました。太陽に向かって緩やかな斜面ですから、陽だまり好きなすみれたちが多く咲くのですが、意外にも目立たちません。すみれたちにとっては得難い自生地なのでしょう。
 連れが、この山の地主さんと話したようで、下の斜面の方がすみれが多いと説明したとか。昔、そこも探索したので、ちょっと疑問が湧きあがります。もしかすると、さらに下方の話をつい口にしてしまったのかも知れません。そこには日陰が好きなすみれたちの自生地があるのです。
 この明るい方の自生地にはタチツボスミレやヒゴスミレ、アケボノスミレも見られます。もう少し時間が経つとエゾノタチツボスミレも出てくるので一粒で何度もおいしい丘ですね(笑)。更に、近隣にはエゾアオイスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレ、イブキスミレ、エイザンスミレと次々に咲き出す嬉しい場所で、頻繁に訪ねてみようという気持ちになる訳です。


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ニョイスミレ

 なにやら白くて小さな花が咲いています。あれ、これは何でしょうね!
 真上からの視点では無茎種に見えたのですが、良く見ると有茎種のようです。葉の特徴からするとニョイスミレなのでしょう。実は、富士山の周辺には花茎を妙に長く伸ばすフモトスミレや、ニョイスミレに似た花を咲かせるヒメミヤマスミレも自生していてドキドキさせられるのです。右下の赤い茎が枝分かれしていて、有茎種と分かったのでホッとしました。まぁ、こうしてローアングルから撮影した写真を見れば迷うことはなさそうです。
 実は、この場所に来るまでにニョイスミレを見なかった訳ではないのですが、まだ葉だけでした。一般に、もっと群落を作って低い位置で花を咲かせていることが多い種です。同行の友人が、この単独で背の高い個体をニョイスミレと覚えても良いのでしょうが、後日、群落に出逢ったら逆に迷うことにならないでしょうか。心配症になってしまいました。


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ニオイタチツボスミレ

 すっきりした青紫の花ですが、さて、これは何でしょう。どうやらニオイタチツボスミレのようですね。でも、何か雰囲気が異なります。あ、花の中心の白い部分が極端に少ない!
 あるべき特徴が、あるべき場所にないと、まるで違って見えるもの。同行の友人はすみれの図鑑を買ったばかりですから、余り悩ましい型ではなく、一目でわかるような典型株を見せたいところですが、山道での偶然ですから仕方がありません。
 葉がタチツボスミレに比べて丸めであるとか、形状の違いで説明しようと試みたのですが、根本的に顕著な違いがある訳でもなく、具合が悪いことに、目の前の個体は葉先が妙に尖っています。書籍を開いて「普通はこのように中心が白い」と説明していたら、なぜか中心が白いタチツボスミレの群落が現れました。意地の悪い山道です(笑)。


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タチツボスミレ

 縦に長い宮崎県ですが、都合があって幾度も南北に行ったり来たりする羽目になりました。高速道路も利用したのですが、無料化社会実験区間が多くを占めていて、高速料金についてはとても助かりました。桜や菜の花、蓮華草、芝桜など、多くの花たちを撮影しており、「すみれの部屋」とは別の場で紹介させていただく機会があるかも知れません。
 とても端正な顔立ちをしたタチツボスミレに出逢いました。花の中心部が白く抜けていて、なんとなくイメージが上品ですね。コタチツボスミレでも見つからないかなと気を付けていたのですが、残念ながら、タチツボスミレばかり。明るく乾燥気味の海岸付近ではスミレばかり。次の機会があれば、もう少し熊本に近い山地も散策してみたいと思いました。その際には、もう少し遅い時期を選んだ方が良さそうですね。南九州のお話は、とりあえず、これにて。


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ニョイスミレ

 まだ4月初旬に訪ねたというのに、気温が高く、とても乾燥していました。海岸に近い宿ばかりでしたので、意図的に内陸部も歩いてみたのですが、こちらは乾燥が少なめだったようです。
 その内陸部各地に点在する古墳群の一部を散策してみました。巨大な前方後円墳の周囲を歩くのに相当の時間がかかることに驚きつつ、余人の出入りが制限された森の周辺なので、時折、ニョイスミレやニオイタチツボスミレが咲いていて嬉しくなりました。このニョイスミレは花びらが丸くて淡い紅色を帯びています。花は乙女チックなのに葉がド-ンと大きめで、アンバランスながら、どこか魅力的な姿でした。この後、暗がりで久しぶりのナガバノタチツボスミレに出逢うのですが、期待に反して数個体だけ、逢いたかったシハイスイレも見出せず・・・。まぁ、自然が相手ですから、気楽に歩かないといけないものだと思っています。


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ニョイスミレ

 ヒュウガスミレについて、浜栄助氏は「原色日本のスミレ」でコミヤマスミレとニョイスミレの自然交雑種の可能性を述べていました。そのニョイスミレが10歩も離れていないところで花を咲かせています。なるほど、自生環境は似ています。実は花期も同じなのですね。
 いろいろ物語を考えてみました。仮に、過去に観察されたヒュウガスミレは自然交雑種で、ここで観察できたのは、その両親であったというのはどうでしょうか。ニョイスミレの葉は堅そうで艶があります。ヒュウガスミレはコミヤマスミレ同様に地下茎から新芽を出して更新してきたけれど、さすがに寿命が尽きたという筋書きです。コミヤマスミレの二つの型が狭いエリアに併存したと考えるより素直な物語ではないかと思いながら、これは想像の産物、フィクションです。もし真実に迫っているとするならば、ヒュウガスミレは文字通り「まぼろしのすみれ」になってしまったことに・・・(うーん、浪漫だ)。


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ヒメスミレ

 雨の予報だと聞かされていたのですが、朝からしっかり晴れています。もったいないので、二輪で飛び出して、あちこちとすみれを探してみたのですが、まぁ、簡単に見つかる訳はありません。でも、なんとか明るいうちにヒメスミレが咲く公園の一角にたどり着きました。
 ヒメスミレと言っても、必ずしも草丈が小さいという訳ではありませんが、ここのヒメスミレは玉砂利の間から葉を顔をのぞかせていても、花が咲いていなければ誰も気が付かないような大きさです。余りに小ぶりなので、小型の三脚でもうまく撮影ができません。こんな時、リュックに入れている小さな小道具をカメラに敷いて安定させて撮影に挑みます。ただ、当然ながら、腹這いか、へっぴり腰で構えなければなりません。できるだけ人目に付かないようにコソコソと撮影して、ソソクサと帰ることにしました。


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スミレ

 懸賞で宿泊券が当たったホテルは、日向灘に面した町にあって、感じの良いホテルマンばかりでした。ここから、縦に長い宮崎県を鹿児島県近くまで南下していくことになります。
 さすが南国は温かいなぁと思いながら、気まぐれに横道に入りこむと、路傍にスミレが並んで咲いていました。華やかですね。見事な大株を中央に配して記念撮影をしていると「何をしてるの?」と声が掛かります。反対側で畑仕事をしていた野良着のおかぁさんです。「すみれを撮影してるんですよ」と答えると、へぇ~!と興味ありげなご様子。聞けば、昨今は20℃を超える陽気で嬉しい半面、元来であれば菜種梅雨が降って田植えをする頃。宮崎は昨年来の雨不足なのだとか。
 確かに気温が高いのに、すみれの種類も個体数も少ないと感じていました。明るくて乾燥した土壌が好きな種たちばかりが目につきます。やはり、山も畑も乾いているのですね。


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