忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 06 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
ケイリュウタチツボスミレ
 もう18年も前のことになるのですが、この自生地を訪ねた目的の一つが、ケイリュウタチツボスミレを実際に観察することでした。その後、タイプ標本の採取地を含む数ヶ所で観察していますが、最初の印象を頭にインプットした場所になりました。
ケイリュウタチツボスミレ
 渓流に流されてきた角の取れた大岩の上で、狭い隙間から這い出すようにして生を繋いでいる姿が、相変わらず「感動もの」です。現在は、ありがたいことに、他の自生地の個体群の特徴と比較できるようになりました。この地の個体群は花も葉も少し大きめで、葉の鋸歯が粗めだと思います。改めて、水への抵抗が気になってしまいました。タチツボスミレにしては、距は色合いが白っぽいようです。
ケイリュウタチツボスミレ

 河川へ下りる坂道に生える個体群をよく見ると、葉の基部が湾入していて、つい騙されそうになります。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

PR
アソヒカゲスミレ
 突然ながら、広島編にスキップします。やっと、アソヒカゲスミレの開花株を自生地で観察できました。熊本でも観察できたのですが、少し時期が早くて、なんとか「蕾だけは目にすることができた」という状況だったのです。
アソヒカゲスミレ
 今回の自生地には、初めて訪れる訳ではありません。前回は18年前のことで、この地でアソヒカゲスミレが見られるとの情報が、まだ、浸透していない時期でした。ヒカゲスミレは確認していて、タカオスミレと呼ぶ方が素直かと思われる型が多かったことも覚えています。よもや、その中に瓢箪型の葉が混じり込んでいるとは、想定外だったという訳です。なんと、二種類の葉が同じ株元から伸びていますね。
アソヒカゲスミレ

 熊本の株でも、二種類の葉が同じ株元から伸びていました。元々、葉が変化する素地を内包しているのでしょうか。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

フモトスミレ
 初日は、ススキに覆われた高原域を中心に歩いていました。しっかり陽光が当たる環境であるため、ヒゴスミレやフモトスミレなど、明るく乾燥気味の環境を好むすみれたちが主役です。前年に揺らめいていたであろうススキの折れた茎に埋もれています。
フモトスミレ
 昨日までは、ヒゴスミレの種内変異が気になった話をしていました。実は、フモトスミレこそ、全国を歩き回ると、まさに千差万別であり、閉口させられてしまうのですが、ありがたいことに、ここではほぼ同じ姿をしていたのです。小さくて濃緑色の葉を裏返すと、同様に濃紫色をしています。花茎に強い赤みが見られ、距がほんのり淡紫色を帯びるという、見かける頻度が高いタイプだと思いました。
フモトスミレ

 棘があるキイチゴ属の植物(ナガバモミジイチゴ、またはニガイチゴ)が多く、いっぱいキズを作りました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

ヒゴスミレ
 自生地に到着した日の夕方までと翌日の午前中、できるだけ歩き回ってみました。自生環境の違いから、10種程度のすみれたちが棲み分けている様子が分かります。ヒゴスミレは、その内、明るい日差しを真上から受けているチームの一員ですね。
ヒゴスミレ
 初めて訪れた自生地で、次々に現れるヒゴスミレたちは変化に富んでいました。葉の姿こそ、ほぼ同じに見えますが、花冠の形、萼や花茎の色合いなどに幾つかのパターンがあるのです。花冠が丸く大きい個体は、群馬や山梨などで観察したヒラツカスミレを彷彿とさせるものがありました。一方、九州では薄紅色の花も少なくありません。種内変異なのでしょうが、この狭い範囲では不思議に感じたものです。
ヒゴスミレ

 改めて、調べて見ると、雑種ではないかとの意見もありますが、一般には、種内変異とされているようでした。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

ヒゴスミレ
 移動日も含めて5日間、キャンピングカーに乗せていただいた旅からのお話です。撮影した枚数が多いため、整理に四苦八苦しながら、まず、雹が軽く積もって、夜間は零下になった和歌山の山地に宿泊した二日間からの抜粋です。
ヒゴスミレ
 例年より少しすみれたちの動きが遅いようでしたが、ヒゴスミレが真っ盛りでした。いつか訪ねたいと思っていて、やっと辿り着いたという印象の自生地です。自生数では、フモトスミレとヒゴスミレが首位を争っている時期でした。引き続き、明日もヒゴスミレのお話になります。どうも、出現形が3パターンは見られる様子で、初めて来た旅人では、情報整理に時間が掛かりそうです。
ヒゴスミレ

 まさか、氷点下になるとは思いもよらず、それでも、とてもきれいに自然が残された山だと感じました。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

アカネスミレ
 推しの天気予報アプリが極めて妥当な結果を出すので、多忙でも出掛けてしまいたくなることがあります。散策時間が二時間程度しかないと分かっていても、往復で約100Km走行してしまいました。残念ながら、近くの散歩コースにすみれは多くないのです。
アカネスミレ
 お目当てのすみれたちは出てきませんでしたが、鮮やかな色合いのアカネスミレが咲いていました。なにかスッキリした印象があると感じて眺めると、なるほど、花冠の色合いだけではなく、花茎が少し長めで、結果、スマートに見えるのですね。後方に見えているタチツボスミレが比較的に淡い色合いなので、下方向から重ねて見ると好対照でした。ここは、昔、長女が連れてきてくれた大きな自然公園です。
アカネスミレ

 本日から週末まで、少し長距離遠征に赴きます。ドタバタせずに、のんびり移動したいと思っています。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

マキノスミレ
 カワギシスミレが見られた自生地には、マキノスミレの白花変種と、薄紅色のマキノスミレが同居していました。その薄紅色は、淡く可憐な印象ですね。ただ、カワギシスミレの親が、この両者のどちらなのかが気になってしまいませんか。
マキノスミレ
 カワギシスミレの花が薄紅色でしたので、推して知るべし!というところでしょうか。ただ、少し穿った考え方をしてみますと、白花変種は色素を形成する遺伝子のスウィッチが切れているようなものであって、白く見えるのは、花弁などに含まれる微細気泡が、光を乱反射するためだそうです。つまり、アントシアン形成能力に欠ける訳ではないはずだなどと、自分では結論を出せない溝にはまりがちです。
マキノスミレ

 ドラマ『相棒』の右京さんではないのですが、細かいところが気になってしまう質(たち)なんです。(^▽^)

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

カワギシスミレ(交雑種)
 関東圏にも、シハイスミレとマキノスミレの中間的な個体群を、それなりの頻度で観察できます。また、エイザンスミレも自生数が多い方であり、その交雑種であるフギレシハイスミレやカワギシスミレとの出逢いは、早めに実現するだろうと思っていました。
カワギシスミレ(交雑種)
 ところが、なかなか実現することはなく、よく観察記録がある自生地を訪ねていたものです。そこに「咲き始めた」との情報がもたらされ、勢いで出掛けてみました。辿り着いた林下では、独特の葉がまとまって立ち上がっていました。周辺を探すと、若干、離れた位置にも見られ、少しずつ増えているとのことでした。多くの観察記録と生え方が良く似ています。ある方は「不完全稔性」を疑っているそうです。
カワギシスミレ(交雑種)
カワギシスミレ(交雑種)

 これまでに得た情報では「稔性はない」とのことでしたが、地下茎で増えているようにも見えません。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

エイザンスミレ
 なんとか、昼時に現着して、早速、歩き始めて間もなく、タチツボスミレやエイザンスミレが現れてくれました。エイザンスミレと一括りに話してしまいますが、例えば、花弁が細めだったり、色合いにも変化があります。
エイザンスミレ
 まず、路傍に登場したエイザンスミレは、花弁がふっくらした印象で、やさしそうな淡さを持つ薄紅色の花を咲かせる個体群でした。一方、葉の方は細めですね。更に歩くと、花弁が白っぽくて細い印象の個体群なども登場します。開花状況を見ますと、とても良いタイミングに訪問できたのだろうと思われます。ちょっと、不思議なことに、坂を登り始めると、ほとんど見られなくなりました。
エイザンスミレ

 エイザンスミレって、実は、かなり変化があります。花の色合いや形、葉も変化が大きく、その上、時期によって姿が違いますね。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 これまで出逢いがなかった自然交雑種と白いマキノスミレが咲き出しているとの一報に、奥の細道の如く、『そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず』、ついつい、すみれ仲間を誘って、急遽、出掛けてしまいました。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 シロバナマキノスミレと呼んでおきます。正式に発表されていないとのことなので、学名はないけれども、和名の方は、まぁまぁの知名度があり、「俗称」として扱うことにします。実際に観察すると「白花変種」で間違いなく、同居している一般的な色の個体群より少ないものの、それなりの個体数があり、徐々に増えているそうです。ただ、シハイスミレの兄弟分なのに、葉の裏面も緑色とならざるを得ません。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)

 意識して、年中、散歩を継続して足腰を鍛えているつもりなのに、ほんの短い山道で腰が痛くなってしまいました(反省)。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]