趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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そろそろ、くどくなりそうですのでニョイスミレの話はこれで切り上げましょう。草丈が高い個体から余り離れていない湿った坂道で見掛けました。標高は1500m級です。
葉の形状は、やはり近くに自生しているムラサキコマノツメに似て、少し丸めで尖っていません。ではミヤマツボスミレの範疇でしょうか?
ムラサキコマノツメは定義が曖昧なので、それらしい条件が揃えば良いのかも知れませんが、アギスミレにしてもミヤマツボスミレにしても、やはり典型品でなければニョイスミレと表現するしかないような気がしませんか。
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引き続いて、草丈の高い、茎が立ち上がるタイプのニョイスミレです。草丈は膝程度もあり、少し前に見たばかりの、エゾノタチツボスミレやタデスミレ、タチスミレを彷彿とさせる姿です。
更に葉の形状も妙ですね。ブーメランのような姿なので、ついアギスミレかと思ってしまいますが、少なくても典型品はもっと極端なカーブを描き、まるで馬の蹄鉄のようです。ただし、花後に変化して極端な姿になるものが多いとか。
赤かった斑が花後に消えてしまうアカフタチツボスミレもどきに似て、どう扱ったら良いかなんて、余り意味のなさそうなことを考える今日この頃です。
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比較的長く栽培を続けている鉢植のムラサキコマノツメです。紅色が濃くて分かりやすい典型品だと思いますが、形状的な特徴はミヤマツボスミレもどきですね。「駒の爪」というには葉の丸さが足りないかも知れません。
とても丈夫で育てやすく、お気に入りです。何しろ、ほとんど手が掛からず、次々とこぼれたタネで増えて更新されているのですから(笑)。どうしても、小さな黒いタネがあちこちの飛んでしまいます。ニョイスミレも栽培しているのですが、実際、花が咲くまでは区別できません。
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高層湿原等では程々に見られるニョイスミレの品種であるムラサキコマノツメです。色の出具合は千差万別で、一輪ですが、おおっと思う程に濃い紫色の個体がありました。
ここでは母種というか、兄貴分のニョイスミレも多数見られます。両者を並べて見ると、本当に連続的なものだと思いました。「駒の爪」というからには葉が丸いというイメージですが、どうやら、定義では花弁が紅色に染まっていることがポイントで、形態に関わる言及はなぜか曖昧です。写真の葉は丸めですが、変種アギスミレの形態で花弁が紅色だったら、それは何と呼びましょうか。(=^_^=)
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「高原に行った時に出逢ったすみれたち」でも(3)になりました。
どうしても高原のすみれの花期に逢わせて出掛けるので、ここで見るイブキスミレは、いつも葉と朔果ばかりです。でも、葉が青々として元気ですよね。花期には(心なしか)もう少し柔らかいイメージに見えるのですが、どうでしょうか。
随分昔のことですが、朔果の時期のオオバキスミレをイブキスミレとを見違えたことがあります。慣れれば違いは明らかなのですが、葉の上にひょいと朔果を乗せる構 図は似ていたので、書籍の知識しかなかった頃には混同してしまったという訳です。間違えると覚えるんですよぉ。o(^▽^)o
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もうタイトルを換えた方が良さそうですが、「高原に行った時に出逢ったすみれたち」とご理解下さい(笑)。
少し意識して撮影した「毛」が多いと言われる個体です。タチツボスミレの場合、ある時期に葉の一部が赤いとか、花が上を向くとか、距が曲がっているとか、一つ一つ命名していたら混乱するでしょうが、この白い短毛が多いケタチツボスミレに関しては、一応、品種として正規に学名があるのですね。
変種とする資料もありますが、"synonym" だと思って下さい。毛の有無以外に何か隠れた顕著な違いとか、生育地の傾向とかがあるのでしょうか。自分なりに納得したいすみれが増えてしまいました。 (´`;)
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高原のすみれではサクラスミレも代表格として挙げられますね。でも、それにしては花弁が白いような・・・。これは1、600m級の高原で見掛けた距に紅紫色が残るオトメ型のサクラスミレです。シロスミレかと思って見逃すところでし
た(笑)。
白っぽいサクラスミレは、なぜか十把一絡げでシロバナサクラスミレと呼ばれているのですね。シロ~とか、ウスジロ~と区別されない訳ですから、シンプルだとか、大雑把だとか、感じ方はいろいろでしょう。でも、白っぽいのと白いのとで
は随分違うのではないかなぁ?
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いよいよ、九番バッターです。見つけた時、わおっと声を上げてしまったサンインスミレサイシンのブーケを選びました。スミレサイシンの品種扱いで、花は若干小さく、葉は細長いようです。でも、葉ならナガバノスミレサイシンの方が長そうですから、中間的な存在ですね。
出逢った個体総数が20株未満という程度ですので、傾向を語るのはちょっと辛いのですが、花の形状はスミレサイシンとほぼ同じイメージながら、微妙に花の青が強いように思います。どこかで見たこの色は、芥子の花の青紫に近いような気がします(あっ、勿論、園芸種の芥子しか知りません)。山野草好きの方になら、エゾエンゴサクに似た淡い群青色と言えば分かるでしょうか。不思議色のすみれでした。
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さて、中盤の五番バッターはこれですが、わかりますか?イブキスミレですね。このすみれについても、資料で広島県に分布していることは知っていましたが、実際に出逢うことになるとは・・・、ちょっと驚きました。
既に朔果ができている写真を選びましたが、最後の花弁が落ちかけているという状況でした。周囲のすみれたちとの相対関係で見ると、どうやら関東甲信越とは「すみれカレンダー」が少しばかり違うようです。でも、前回のヒカゲスミレ(タカオスミレ)も同様ですが、いわゆる隔離分布で飛び地的に見られるのであって、その地方では珍しい種に出逢ったのは重なった偶然です。待っていてくれたような錯覚に少し嬉しくなってしまいました。
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四番バッターはホームラン狙いではなく、意外性でタカオスミレにしました。こんなところで出逢うとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。
でも、この葉の色ですが、とても渋い焦げ茶色ですね。高尾山のタカオスミレにも色の幅がありますが、もう少し明るめの茶色です。群馬県とか栃木県でも見ていますが、この鉄器の表面ような渋さは格別な気がします。この一角には多彩なすみれが自生していまして、例えば、手前の黄緑色の葉はマルバスミレですよ。この辺では余り多くないと思っていましたので、これもまた意外でした。
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