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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ニョイスミレ
 山頂部の平坦で雨水が貯まりそうな環境には、多くのニョイスミレが咲いていました。5月中旬ですので、例年なら、当たり前のことですが、今年は全体に動きが遅く、特に、この地の標高が高くはない環境では、まだ、ニョイスミレの花は少なめだったのです。
ニョイスミレ
 誰しも、ニョイスミレとタチツボスミレには、なかなか、カメラを向けずに通り過ぎてしまうケースがあると思います。ただ、この二日間は少し状況が異なりました。前述の通り、まだ、ニョイスミレは大量には咲き出しておらず、稀に見かける個体群が、まぁまぁ、可愛らしく感じたのです。実は、淡い紅色の花を持つ個体も混じっていたのですが、ムラサキコマノツメと呼ぶには、少し抵抗がありました。
ニョイスミレ

 通常、普遍種であろうタチツボスミレですが、この地では、明らかに、そう呼んで良さそうな個体は限定的で、多いとは言えない様子でした。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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サンインスミレサイシン
 サンインスミレサイシンが持つ、淡くほのかな青紫色を覚えていました。固有名詞は覚えられないのに、こういった色合いなどについては、忘れないものですね。そうは言っても、18年前に見た個体群より、色合いは淡くて、やや白っぽいかも知れません。
サンインスミレサイシン
 比較的に目にする機会が多かった東北のスミレサイシンと、自然に、頭の中で印象を比べていました。一般に、花も葉もほんの少し小さく、特に葉は細長い姿をしています。スミレサイシンはスペードの形に似ていますから、印象はかなり違います。到着した日の前半は、雨が残っていましたので、新鮮な花の唇弁は、霧を吹き付けたように透き通っていて、サンカヨウの花を思い起こさせました。
サンインスミレサイシン

 訪問した地は多雪地帯と言って良いそうです。日本海からやってくる湿った風が山々を越える際に、雪をもたらすのです。

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ツルタチツボスミレ
 なんとか、ツルタチツボスミレを観察したいと思っていました。場所を正確に把握できないのは、いつものことながら、標高が高く、花期も微妙な遠隔地に簡単に出掛ける訳にもいかず、むなしく時間ばかりが過ぎていたのです。
ツルタチツボスミレ
 詳しく説明しませんが、運の良い出逢いがあって、雨を覚悟で、今年二度目の広島へ飛びました。そこには繊細な印象のきれいな花が咲いていたのです。葉に比して花の数は多いとは言えません。一面に拡がる小さめの葉は、基部が切形か、浅い心形で、ケイリュウタチツボスミレに近い印象があります。スッと伸びた白い距と、細長い蕾が記憶に残りました。心から出掛けて良かったと思います。
ツルタチツボスミレ

 枯れ葉の上に露出した匍匐する茎で繋がり、要所で髭根を浅く下ろす姿は、オリヅルスミレのストロンを連想させます。

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シハイスミレとフイリシハイスミレ
 和歌山編で取りこぼしてしまった画像から、シハイスミレとフイリシハイスミレをピックアップしました。撮影日は、丁度、一ヶ月前になります。キャンピングカーで到着して、霙が雹に変わって、少し積もった翌日のことでした。
シハイスミレとフイリシハイスミレ
 少し暖かくなり、颯爽と歩き回った翌日の午後、草原を越え、少し環境の異なる松などの疎林下に足を踏み入れていました。そこで、極めて淡い紅色の可愛らしい花が目に付きました。フイリシハイスミレです。周りを見回すと、コンピラスミレと呼ぶ方もいるであろう、葉の主脈に沿って薄く白い斑が入る型もみつかりました。兵庫で出逢ったハグロ型も期待したのですが、欲張ってはいけません。
シハイスミレとフイリシハイスミレ

 和歌山でも、もう少し観察できているのですが、明日、雨予報の中を出掛けますので、続きは、また、後日になります。

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ヒメミヤマスミレ
 すっかり年中行事と化して続いている山梨すみれ参りも、もう3年目になりました。とても、すみれの種類と自然が豊富な林道を、文字通り、駆け巡って、いつも素敵な出逢いが満載でした。まぁ、この辺で山梨編はまとめようと思います。
ヒメミヤマスミレ
 雨雲が空を占めるようになり、カメラ設定を変更しない限り、暗さに対応するため、カメラ自身が感度を驚くほどに高く変更します。余り、ノイズが出ないので助かっています。なんとか、ヒメミヤマスミレがヒメミヤマスミレらしく写ってくれました。暗くて多湿な照葉樹林などに多いとの解説を参考にしていますが、ご覧の通り、針葉樹林ですから、残念ながら、その説明には合致していないようです。
ヒメミヤマスミレ

 実は、紹介し切れていないのですが、和歌山も広島も群馬も取りこぼしがあり、少しは拾い上げたいところなのです。

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マキノスミレ
 ついに、雨モードになってしまいましたが、それはそれで味が出るかも知れないと前向きに捉え、この日のために調達した新兵器のカッパを着て進みます。開けた赤松が生える疎林ですから、元来は明るく陽光が降り注ぐ環境なのでしょう。
マキノスミレ
 小さくて少し赤紫系の花を咲かせ、細めの尖った葉を持っています。これはマキノスミレとのことでした。葉の裏面は、確かに、ほんのりと紫色を帯びていますが、どちらかというと、緑色の方が勝っている状態です。葉が花を越える位置まで垂直に伸びて、マキノスミレと言えば、そう見えますが、一人で見つけた場合、悩み込んでしまうかも知れません。比較的に狭く限られた環境で見られるそうです。
マキノスミレ

 千葉県の出版物に掲載されたマキノスミレは、シハイスミレと反論がありましたが、関東甲信越のマキノスミレは微妙なのです。

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ゲンジスミレ
 撮影から10日以上経過してしまいましたが、まだ、ドキドキしながら、編集を続けています。特に、このゲンジスミレは順番を待ちきれないような気持ちでした。これだけの株数を同時に目にしたのは久しぶりです。この頃、空では雨雲が動いていました。
ゲンジスミレ
 ゲンジスミレは、花の色合いや葉が醸し出すイメージとは異なり、明るく乾燥気味の斜面などに自生する種のようです。暗めの森で見かけた記憶はありません。まぁ、それ以前に個体数が少なくて、必然的に出逢いが限られる種でもあると思われます。すみれ好きさんたちの言動から感じることは、このゲンジスミレが「出逢ってみたい憬れの存在」と認識していた方が多い様子です。自分もそうでした。
ゲンジスミレ

 分布情報を見ると、限定的ながら、各地で観察されているはずですが、個人的に、観察地のほとんどが山梨です。

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フギレミヤマスミレ(交雑種)
 花色が少し青めのフギレミヤマスミレを撮影できた場所から、余り遠くない明るい環境で、花色が紅色に寄った大株のフギレミヤマスミレがみつかりました。個体数も多いようで、もう夢中になって撮影していたものです。
フギレミヤマスミレ(交雑種)
 花の形態はほぼ同じように見えますが、葉から受ける印象が少し荒々しく感じられます。葉が閉じ気味で平開しておらず、鋸歯のとんがりが鋭いのだろうと思います。こんな開花状態の個体群と巡り逢うのは、もう「運」と語るしかないでしょうね。前後一日程度が許容範囲だろうと思われ、天候や太陽の位置、つまり、時間帯にも影響されます。基本的に野草との出逢いは「一期一会」に違いありません。
フギレミヤマスミレ(交雑種)

 今年は、カメラ設定として被写界深度を深めにして、説明口調の画像が多かったのですが、この時は少し浅めにしてみました。

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フギレミヤマスミレ(交雑種)
 この日の主役が、ミヤマスミレだったかも知れないと説明していました。それは、昨年、一面に葉を観察できたフギレミヤマスミレに、再開することができたためです。今年は、しっかり花も咲いていて、それも、出逢いは2ヶ所と言って良いでしょう。
フギレミヤマスミレ(交雑種)
 この花と葉を見れば納得できてしまいますが、ミヤマスミレとエイザンスミレの自然交雑種です。花は、ミヤマスミレっぽい面を多く持っています。一方、葉の方は、観察できる機会が多いと言われるオクタマスミレに良く似た姿だと思います。注目は、スマートフォンでざっくりと撮影してしまった3枚目の粗い画像です。左にフギレミヤマスミレ、右と中央にミヤマヒナスミレが写り込んでいますね。
フギレミヤマスミレ(交雑種)

 いつも、しっかり観察しようと心がけてはいますが、「少し違う?!」と感じつつ、ミヤマヒナスミレの存在認識は不十分でした。

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フイリヒナスミレ
 ミヤマヒナスミレの自生地の周辺には、多くのミヤマスミレがミヤマヒナスミレと渾然一体という状況で同居していました。そして、少ないながら、ヒナスミレも花を付けていました。実は、品種とされるフイリヒナスミレも多く見られたのです。
フイリヒナスミレ
 白い斑の様子には少し幅があって、中には、白い斑が目立つタイプのフイリヒナスミレもありました。斑が入ることが、大きな違いではないことを知りながら、品種として区別したくなる気持ちが理解できるようです。また、フモトスミレなどの例でも同様ですが、白い斑がくっきり入った型は、総じて、きれいな印象です。でも、それはヒトの目に対する価値で、光合成の能力は下がりそうな気がします。
フイリヒナスミレ

 観察できた範囲ですが、ミヤマヒナスミレに白い斑は見られませんでした。片親が一般型なのか、遺伝的劣性なのかは分かりません。

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