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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タカオスミレ
 自宅近辺よりもすみれたちの開花が早いような気がする高尾山(東京都)に出掛けてみました。雨が多いと報じられる週ですので、この日が個人的にはワンポイントというつもりで、片道2時間半を往復しました。新幹線なら、東京-大阪、東京-盛岡の所要時間ですね。
タカオスミレ
 最もよく使うコースを辿りましたが、標高が低い位置ではアオイスミレが花期を終えていました。ところが、その後、すみれたちの姿がなかなか現れません。野草などを見ながら登ること1時間半、やっとアオイスミレの開花株を目にしました。このタカオスミレに出逢うには、更に約1時間を要するぐらい、総じて、まだ、開花株の姿が少ないようです。ビロードツリアブがなんとか写り込んで良かったですね。
タカオスミレ

降っても照っても、毎日平均6,000歩を積み重ねてきたのですが、こんな低山が厳しく感じました。トシですね!

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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スミレ
 このタイミングで雨模様が続き、桜も菫も「ちょっと、待った!」をかけられている雰囲気ですね。朝から所用があって、小雨の中をカメラ持参で歩いていました。もう一歩だったスミレは咲き出しましたが、眠そうで開き方が弱く、花冠に雨粒が乗っていました。
スミレ
 せっかくですから、傘を差しながら町内を巡回して、コスミレやヒメスミレの様子も見てきました。早くから咲き始めていたコスミレの方はかなり咲き進みましたが、ヒメスミレの方は、やっと、蕾から紫色の花びらが覗き始めたところです。やはり、すみれたちのミッドシーズンはソメイヨシノの開花宣言を待つことになりそうですね。このタイミングで、すみれの展示会が各地で始まります。
スミレ

各地の展示会を拝見していますが、なかなか、タイミングが合わない展示会もあって、とても残念に思っています。

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アツバスミレ(二色咲き)
 時々、冬の間も見に来ていた隣駅前に居着いているアツバスミレ(二色咲き)です。極めて「こぢんまりとした花」が咲き出していました。確かに厚い葉ですが、全体に黄色っぽくて元気があるように見えません。早春から、もう、お疲れですか!
アツバスミレ(二色咲き)
 実は、冬の間も葉が完全に枯れるでもなく、果実さえ見られました。もちろん、今のようなしっかりした葉ではなかったのですが、機能していたのでしょうね。ユズリハという樹木がありますが、それは、新葉が揃うまで古葉が落ちずに維持され、葉が着実に入れ替わっていく性質があります。似たような生活様式を持っているような印象です。そう言えば、三浦半島で見た個体群も同様でした。
アツバスミレ(二色咲き)

時間の制約と天候の影響で、近場をウロつくだけですが、住宅街でも、そろそろ、ヒメスミレなどが動き出しています。

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 近場は住宅地ばかりで、すみれたちを存分に観察できるという環境ではありません。近隣は「暖かい房総」というイメージに反して、例年、東京の西部にある高尾山などよりも、明らかに開花が遅いという不思議な地域です。
コスミレ
 今日は午後から曇るとの予報でしたので、午前中に近隣を歩き回ってみました。すると、アスファルトの隙間が好きなすみれたちがチラホラ咲き出していたのです。表からでは土も見えない境界部から、無理に葉っぱを押し拡げているかのような姿ですが、周りに蕾がたくさん見えていて嬉しくなりました。不思議なもので、この限られた狭い一画以外でコスミレは見られないのです。

コスミレの一画から50m程先にスミレが咲く一画があり、100m程歩くとヒメスミレの小さな縄張りがあります。

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 2月末から3回目の来訪で、やっと、アオイスミレの花を目にすることができました。河津桜の開花が昨年より少し早めだったことを参考にして、早めに動き出していたのですが、目論みは外れて、アオイスミレの開花は、昨年より1週間ぐらい遅かったようです。
アオイスミレ
 丁度1週間前には、蕾すら見つけ出せなかったのですが、今日は、それなりに咲き出していました。ただ、この自生地は、とても大きな公園の一画なのですが、わずか半径数メートルの範囲でしか、姿を見ることができません。もう15年程も掛けて、主要な場所は観察したつもりです。すると、この個体群は極めて閉鎖的な空間で遺伝子を繋いでいることになりますね。そのためか、花冠や柱頭の様子に少しクセありです。

タチツボスミレは遅めで少なめ、マルバスミレは姿もなし。嬉しいことに、ヒメスミレが蕾を膨らませていました。

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 年々、栽培棚の整理を進めていますが、繁殖力もしくは生存能力の高いヴィオラ・アルベンシスは、その極小サイズの種子をあちこちに飛ばして安住しています。実生から開花までの期間が短いようで、出足が遅い当家の栽培棚で、例年、一番に開花まで至ります。
ヴィオラ・アルベンシス
 我が物顔で居座っている場所は、何を植えていたのかも分からなくなってしまった割れたプラ鉢です。咲いている姿は、まるで無茎種のようですが、実はパンジーの仲間ですから、有茎種!春一番に咲き出した後、果実を膨らませて種子を飛ばし始める時期の方も、一番ではないかと思われます。初夏には、草丈が最大30cmにせまる変化を遂げて優位に立ち、更に遅い時期まで花を咲かせ続けます。

栽培棚外の敷地に拡散しないことは不思議です。数粒の種子から増えたもので、遺伝子の多様性は見込めません。

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 久しぶりに、多くのすみれの標本を見せていただく機会がありました。その際、おやっと思ったのですが、井波一雄氏の採集標本が、かなり多く見られたのです。写真は、スミレサイシンの太い根っこの部分ですね。会場で「撮影は問題ない」と説明がありました。
スミレサイシンの標本
 井波氏は愛知出身の市井の植物研究家です。『日本すみれ図譜』などを隅々読み込んで勉強させていただきましたので、標本の採集者名で、すぐ気付きました。東海三県(愛知・岐阜・三重)を超人的な行動力で歩き回ったと評されています。たまたま、この標本は福島産ですね。「氏が採集された標本は生前に千葉県立中央博物館に(収蔵された)」そうですが、千葉と何らかのご縁があったのでしょうか。

井波一雄氏も浜栄助氏も、その非凡で伝説的な行動力が有名です。きっと令和に生きる者には、なかなか真似できません。

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 なんだか、久しぶりに出逢った印象があります。外来種というより、元々、極めて長く栽培されてきた園芸品種の末裔であろう、野生化したヴィオラ・オドラータです。長い間、この場所を縄張りにしていたのですが、近年、衰退してしまいました。
ヴィオラ・オドラータ
 他にも、路傍で元気に拡散していた場所があったのですが、そちらも衰退してしまいました。更には、ヴィオラ・ソロリアがはびこっていた街路も何ヶ所かあったのですが、最近、全く見かけません。勝手に逃げ出して雑草化していたものでしょうから、消えてしまっても仕方がないのですが、今のところ、新たに逸出群が見つかることはないのです。ほんの少し残った株たちを目にして、残念な思いです。

一昔前は、この法面を覆うように、大量の花たちが咲き誇っていたものです。衰退の原因は測りかねます。

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 苔生した岩場で、ひっそりと白い花を咲かせていたのはウスバスミレです。実は、この日のターゲット筆頭株はチシマウスバスミレの方で、一年前、一応、撮影していたものの、しっかり認識できておらず、きちんと観察したいというヲタク級のすみれ好きが再集結しました。結果、個人的には、千葉から長野まで、新幹線と車で日帰りする観察会を(二年連続で)やらかしてしまいました。
ウスバスミレ
 初めて、ウスバスミレと出逢った場所も、長野の八ヶ岳でした。その付近で観察できると聞く森の端っこに車を駐め、歩き出した途端に目に入って、とても運が良かったとの記憶が蘇ります。そこは「もののけ姫」の木の精コダマが出てきそうな不思議の森でした。

外見は似ていますが、深山に咲くウスバスミレと湿地に咲くチシマウスバスミレは自生環境が大きく違います。

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 『すみれの女王』と言えば、サクラスミレだそうです。個人的にはアケボノスミレにも、その貫禄があるような気がしていますが、こちらについては『すみれの横綱』と表現する方がいらっしゃるようでした。確かに大柄ではありますが、基本的に男性に用いる比喩ですから、安易に首を縦に振りがたいものがありましたね。そんな時に『すみれの貴婦人』という言葉を見掛けて、なんだか、納得できた次第です。
アケボノスミレ
 初めて、自生のアケボノスミレを観察したのは、群馬の伊香保・榛名エリアでした。以後、長野や神奈川、岩手などでも観察していますが、観察地によって、特に花の様子が少しずつ異なる傾向があるようです。写真は、色合いも形状もユニークな山梨産です。『すみれの令婦人』と称しておくことにしました。一般には、花弁の地肌にふっくらした厚みがありますが、これは、すっきりした印象を呈しています。

比較的に広域で観察できる種でもあり、もっと、あちこちで遭遇したい気持ちにさせられます。

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