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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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シコクスミレ
 この日、歩数計によると、家を出てから帰宅するまでの歩数は31,000歩強。山を登り始めてから、帰りのバスに乗るまででも28,000歩強。前半の登りが極めて大変でした。その前半、シコクスミレは葉だけが見られる状況で、花が壊滅的に見つかりません。
シコクスミレ
 シコクスミレでは、実は良くあるパターンだと感じています。愛媛県の例では、一面に葉ばかりが見られる坂が続き、どうしちゃったのかと肝を潰した頃に、やっと花が登場したことがありました。奥多摩でも似た経験がありますが、この日、やっと花を見つけたのは、どうやって、この山道を脱出しようかと悩み始めた時間帯でした。標高は約1,000mで北向き斜面、周辺の植生が少し変わった印象でした。
シコクスミレ

既に、西日が低く差し込み始めているマズイ状況です。がんばって長い下り坂を歩き続けます。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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ヒメミヤマスミレ
 昨日、朝早く出掛け、日付が変わる頃に帰宅しました。開花のタイミングが読めない今年、友人と相談の上、この時期に富士山が見える湖の周辺を歩きました。すみれ全般に花は少なかったのですが、嬉しかったのは、久しぶりになるヒメミヤマスミレとの出逢いです。
ヒメミヤマスミレ
 この種は昔から不得意なので、現場で少し迷ったのですが、自宅で見直した多くの画像や一枚ずつ持ち帰った葉を拡大鏡で観察して、現在はヒメミヤマスミレと認識しています。ただ、葉が大きく二通りだと再確認することになりました。葉の両面に強めの光沢が見られる個体群と、ほぼ光沢が感じられない代わりに、葉の裏面が紫色を帯びている個体群です。後者はフモトスミレとみなすべきかも知れませんね。
ヒメミヤマスミレ
ヒメミヤマスミレ

フモトスミレとヒメミヤマスミレは亜種の関係とする見解もあり、花で区別は難しく、葉の鋸歯の様子が頼りです。

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 花弁が白飛び状態ですね。ここは樹高がある樹木が多い開けた林です。太陽の位置と樹木の配置によって、暗くなってしまう時間帯があるのですが、風で枝が揺れると、ワンポイントで日脚(ひあし)が差し込んで、こんな状況になるのです。露出を補正すると、おそらく、葉などは真っ暗にしないといけませんので、それはそれでおもしろくありません。写真は、ちょっと遊んでしまいました。
マルバスミレ
 今年、マルバスミレとの遭遇は、現状、たった二回だけです。地域による偏りがあるそうですが、関東圏では珍しいという類いの種ではないと思います。ただ、近隣では数が減っている印象ですね。昔は、時々、移動したりしつつ、あちこちで群落を形成していました。

何年か継続観察していると、突如、消えてしまうことがあり、探すと、かなりに離れた場所で再会したりします。

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スミレ
 多くの植物で、花期が少しずつズレてしまっている印象の春ですが、それでも、日帰り圏のすみれたちは、ほぼ終焉期です。撮影してから、まだ整理できていなかったすみれたちについて、なんとか早めに整理しておきたいところです。
スミレ
 元気そうな濃い紫色のスミレが咲いていました。植物体が大きめで、花茎に白い微毛が目立つタイプで、自宅近隣で見られるスミレたちとは異なる雰囲気でした。狭い範囲を歩いただけで、赤紫系と青紫系と、若干色合いが異なる個体が見られて、ほほぉ~と思った次第です。実は、変種や品種、園芸品種まで多くの変異が知られた種ですね。スミレ専門に栽培する方の気持ちが分かるような気がしました。
スミレ

スミレ(V. mandshurica)は市街地でもよく目にするので、撮影枚数は多いのですが、撮るだけ率No.1です。

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ナガバノスミレサイシン
 今年、高尾山(東京都)に出向いた際、結果的に少し早めだったのか、ナガバノスミレサイシンが少なくて、逆に驚かされてしまいました。それから、約半月間が経過して、別の山の話になりますが、しっかり再会できて良かったなぁと思います。
ナガバノスミレサイシン
 近年、出掛ける自生地での話ながら、こうした、ごく白っぽい花を咲かせるタイプばかりに遭遇するようになりました。以前なら、もう少し赤紫系だと感じられる個体も見ていたのですが、最近は、これぐらい白っぽくて、極めて淡い青紫系ばかりです。元々、このイメージが典型品なのかも知れません。このイメージを描こうとするなら、水彩でないと、なかなか難しい色合いだろうなどと感じます。
フイリナガバノスミレサイシン

四国で、白斑が入るフイリナガバノスミレサイシンを見かけ、綺麗でいいなぁと記憶しました(名前が長過ぎ)。

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スルガキクバスミレ
 いつか出逢いたいと準備を始めたのが、約12年前でした。そして、昨年もやって来たものの、見つけることができず、二年越しで探索していたスルガキクバスミレが、やっと、目の前に現れました。文字通りの「菊葉」で、雑種強勢を示すこんもりした姿です。
スルガキクバスミレ
 健脚の友人が先導していて、「これは~?あ、違うかぁ!」と語る場所に追いつき、じっと見てみると、それは、まさしくターゲットだったのです。その葉は、フモトスミレの葉に似た色合いをしていますね。フイリフモトスミレの白斑ではありませんが、綺麗な葉です。ただ、花はおとなしい印象でした。少し手前で、大輪を咲かせているエイザンスミレがみつかりましたが、位置的に撮影は困難でした。
フイリスルガキクバスミレ

数株がまとまり、目立っていました。ここで昨年も咲いていたかは不明ですが、持ち去さられなかったことは幸いです。

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フモトスミレ
 西に移動して、遅い昼食の後、歩き出したのは、前半とはまるで違う岩場が多い暗めの斜面です。ナガバノスミレサイシンなど、少し暗めな環境も好きな種が登場します。しばらく歩いて、脚に疲れが出始めた頃、目的の一つだったフモトスミレが現れました。
フモトスミレ
 個体数は多い訳ではないのですが、ところどころで顔を出します。距の紅色が強めだったり、白斑が入ったり、存外、変化が見られました。狭い山道で、あっちからこっちからと眺め回していると、時折、その道を通過する方々とお近づきになります。「これはナンですか?」という質問も受ける訳ですが、こうした場合、すみれヲタク向けではない、できるだけシンプルな説明をしようと心がけています(笑)。
フイリフモトスミレ

ピンポイント天気予報で、徐々に曇天になると知りつつ、キョロキョロしながら、歩みはゆっくり。

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アリアケスミレ
 駅で友人を迎え、最初に向かったのは中腹の南側斜面です。当然、明るい斜面がお好みのすみれたちが出迎えてくれました。まず、白くて、端正な花を咲かせていたアリアケスミレ、葉の色合いが淡い印象のオカスミレ、そして、全体に大きめな姿のヒメスミレでした。
オカスミレ title=
 直射日光が当たらないような半日陰を好むすみれたちも多いのですが、直射も平気で、多少乾いた土壌を気に留める様子もなく、元気な姿を見せるすみれたちもいます。一種の棲み分けなのかも知れませんね。この一画だけで、種類も個体数も多く、ついつい時間を掛けてしまいそうでした。実は、南側斜面の散策は、この日のスケジュールとして、前半に過ぎません。でも、こんな自生地の散策は楽しいですね。
ヒメスミレ

他にも幾つかの種を観察していますが、後半の話題に切り替えて、後で補足しようと思います。

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ウスゲスミレ!?
 当地のナガバノタチツボスミレに関する記録は、最近のものに限定されており、分布面積は2008年の観察で「およそ数m×数mであった」と報告されています。ところが、現在では、かなり分布面積を拡げていることも分かっています。
ウスゲスミレ!?
 一方、当地のニオイタチツボスミレは、分かりやすい図鑑的な典型品が多く、花弁の色合いなどでは、それなりの変異も見られる属性です。ところが、ナガバノタチツボスミレが見られる範囲では、更に、変異の幅が拡がっていて、友人への説明に窮する状況に陥ってしまいました。この状況による推測の域を出ませんが、どうやら、両種が混血した後に「分離」を示しているように感じられます。
ウスゲスミレ!?
ウスゲスミレ!?

もし、交雑種なら、この組み合わせはウスゲスミレと呼ばれているという程度の知識しかありません。

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ニオイタチツボスミレ
 ナガバノタチツボスミレも見られる斜面に、ニオイタチツボスミレも咲いていました。よく似た近縁種ですが、この地域の場合、たまたま、ナガバノタチツボスミレが華やかな花を持つ特徴的な姿だったので、幸運にも、違いが分かりやすいケースが多かったのです。
ニオイタチツボスミレ
 そんな舌の根も乾かぬうちに、少し違う話を持ち出すのですが、ここのニオイタチツボスミレは、花の様子に変異が多いなぁと感じました。花弁の色合いや濃淡、花冠中心部が白く抜ける具合などが、何歩か歩く度に微妙に違って感じられるようになり、少し閉口してしまいました。ここではタチツボスミレも見られ、友人に説明をしているうちに、なんだか、解説が難しくなってきました。このお話は続きます。
ニオイタチツボスミレ

花冠の丸さ、葉先が丸いか尖るか、葉脈の色なども判断材料ですが、スッキリ説明できるとは限りません。

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