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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヒメミヤマスミレ
 すっかり年中行事と化して続いている山梨すみれ参りも、もう3年目になりました。とても、すみれの種類と自然が豊富な林道を、文字通り、駆け巡って、いつも素敵な出逢いが満載でした。まぁ、この辺で山梨編はまとめようと思います。
ヒメミヤマスミレ
 雨雲が空を占めるようになり、カメラ設定を変更しない限り、暗さに対応するため、カメラ自身が感度を驚くほどに高く変更します。余り、ノイズが出ないので助かっています。なんとか、ヒメミヤマスミレがヒメミヤマスミレらしく写ってくれました。暗くて多湿な照葉樹林などに多いとの解説を参考にしていますが、ご覧の通り、針葉樹林ですから、残念ながら、その説明には合致していないようです。
ヒメミヤマスミレ

 実は、紹介し切れていないのですが、和歌山も広島も群馬も取りこぼしがあり、少しは拾い上げたいところなのです。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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 別の自生地で観察できたケイリュウタチツボスミレ群落に関する続編です。その個体数の規模に驚き、且つ、感激して、観察していました。そして、改めて「そうそう、タチツボスミレなのに、距が白いんだよね」と頭で反復していました。
ケイリュウタチツボスミレ
 ところが、途中から、距が薄紫の個体群が現れました。花冠では距の色以外に違いはなさそうですが、葉は少し違う印象なのです。大きさは同程度ながら、全容が平坦ではなくスプーン状で、鋸歯が粗めです。問題の「葉の基部」ですが、ほとんどが浅い心形ばかりで、切形でさえ、探せばみつかるかも知れないという状態でした。全体の三割程度を占める、この個体群は、どう扱かったら良いものでしょう。
ケイリュウタチツボスミレ
 「渓流沿い植物」は激流に流されない形態へ環境適応したもので、各地で発生する可能性があるとされています。
ケイリュウタチツボスミレ

 個人意見です。水流への抵抗が少し大きいとは言え、一応、環境適応はできています。ここで、周辺のタチツボスミレとの浸透交雑が生じることは、極めて自然です。そんな個体群が、この環境で同居しているのではないかと考察してみました。ただ、いずれ、淘汰されるでしょう。

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ケイリュウタチツボスミレ
 一度、広島編に戻ります。ご覧の通り、疑う余地もないケイリュウタチツボスミレの大群落です。すっかり有名になってしまっている自生地ではなく、辿り着くのに多くの時間を要しました。ご案内いただいた方の意向もあり、詳細情報は厳に控えます。
ケイリュウタチツボスミレ
 いかにも渓流であり、巨大な岩石そのものが流された痕跡満載でした。更に、最近、水没したばかりであろう泥だらけの個体群があちこちに生えているのです。花は決して小さくはないのですが、花弁は細めで、白っぽい距を持っています。葉は明らかに小さく、基部は、基本的には切形、一部に浅い心形も見られます。全国で群落を観察していますが、この規模は初体験でした。この話には続編があります。
ケイリュウタチツボスミレ

 平成18年の台風13号と秋雨前線による大雨の話だと理解していますが、それぞれの自生地は大きな影響を受けたのだそうです。

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イブキスミレ
 イブキスミレを目にする機会があると、いつも、独特な分布をしているすみれだと感じます。今回訪ねた群馬県や山梨県、長野県などの主に山地に多く、千葉県などを含まない関東以北に自生します。そして、再び、広島で観察できたのですが、その中国地方の状況は「隔離分布」と表現するのが適切かも知れませんね。よく言われる”あるところには、いっぱいある”一風変わったすみれです。
イブキスミレ
 このイブキスミレという和名は、滋賀県の最高峰「伊吹山」から命名されました。ただ、「伊吹山周辺になら、そこいら中で咲いている」ということではなくて、この山で希少植物として限定的に見られるものなので、所謂「飛び地」のような分布と言えそうです。
イブキスミレ

 自生報告がない、または少ない地域にお住まいの方には、「憧憬のすみれ」というステータスを持っているようです。

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ハグロヒナスミレ(俗称)
 今回のすみれ旅は、俗称でハグロヒナスミレと呼ばれる型を見たくて動き出したものです。3年前に、ハグロシハイスミレを探して、最終的に兵庫県を走り回っていた際に、いっしょに見つけられるかも知れないと思っていました。
ハグロヒナスミレ(俗称)
 結局、その年には見つからず、なんとかリベンジを目論んでいた訳です。幾つかの候補地を検討してみたものの、少し具体性がありません。やっと、少し具体性がある自生情報を得て、もう選択肢がなくなってしまいました。紆余曲折を経て辿り着いた路傍では、開花状態ピッタリの個体群が出迎えてくれました。今回は、頼もしい援護者の同行を得ていたのですが、嬉しくなって笑い合ったものです。
ハグロヒナスミレ(俗称)

 遠隔地に何度も出向く訳にもいきませんが、時期の違いも見落としもあるものです。状況が許せば、再訪したいですね。

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イブキスミレ
 ちょうど良い感じで花が咲いています。追いついて来たとは言え、まだ、開花時期が遅めなのだろうと思われ、その恩恵できれいな花を見ることができました。ただ、この日は正に晴天となり、真上から太陽が当たる路傍では日傘が必要な程です。
イブキスミレ
 大きくて丸い葉が目立ち、その葉脈に沿うように、深めに凹んだ皺が見えます。分かり易いイブキスミレの特徴ですね。開花したばかりの頃には、葉が筒状に丸まっているものですが、この日は、既に、ほぼ平開していて、遠目にも分かり易い姿を見せてくれていました。『こんなにいっぱいあったかなぁ?!』、前回は花も終わりかけていて、個体数も、もっと少なかったように記憶していたのです。
イブキスミレ

 大きな株が見られましたが、このイブキスミレは、環境が良ければ、こんもりと繁ってもっと大株になる性質です。

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ケイリュウタチツボスミレ
 もう18年も前のことになるのですが、この自生地を訪ねた目的の一つが、ケイリュウタチツボスミレを実際に観察することでした。その後、タイプ標本の採取地を含む数ヶ所で観察していますが、最初の印象を頭にインプットした場所になりました。
ケイリュウタチツボスミレ
 渓流に流されてきた角の取れた大岩の上で、狭い隙間から這い出すようにして生を繋いでいる姿が、相変わらず「感動もの」です。現在は、ありがたいことに、他の自生地の個体群の特徴と比較できるようになりました。この地の個体群は花も葉も少し大きめで、葉の鋸歯が粗めだと思います。改めて、水への抵抗が気になってしまいました。タチツボスミレにしては、距は色合いが白っぽいようです。
ケイリュウタチツボスミレ

 河川へ下りる坂道に生える個体群をよく見ると、葉の基部が湾入していて、つい騙されそうになります。

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アソヒカゲスミレ
 突然ながら、広島編にスキップします。やっと、アソヒカゲスミレの開花株を自生地で観察できました。熊本でも観察できたのですが、少し時期が早くて、なんとか「蕾だけは目にすることができた」という状況だったのです。
アソヒカゲスミレ
 今回の自生地には、初めて訪れる訳ではありません。前回は18年前のことで、この地でアソヒカゲスミレが見られるとの情報が、まだ、浸透していない時期でした。ヒカゲスミレは確認していて、タカオスミレと呼ぶ方が素直かと思われる型が多かったことも覚えています。よもや、その中に瓢箪型の葉が混じり込んでいるとは、想定外だったという訳です。なんと、二種類の葉が同じ株元から伸びていますね。
アソヒカゲスミレ

 熊本の株でも、二種類の葉が同じ株元から伸びていました。元々、葉が変化する素地を内包しているのでしょうか。

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シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 これまで出逢いがなかった自然交雑種と白いマキノスミレが咲き出しているとの一報に、奥の細道の如く、『そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず』、ついつい、すみれ仲間を誘って、急遽、出掛けてしまいました。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 シロバナマキノスミレと呼んでおきます。正式に発表されていないとのことなので、学名はないけれども、和名の方は、まぁまぁの知名度があり、「俗称」として扱うことにします。実際に観察すると「白花変種」で間違いなく、同居している一般的な色の個体群より少ないものの、それなりの個体数があり、徐々に増えているそうです。ただ、シハイスミレの兄弟分なのに、葉の裏面も緑色とならざるを得ません。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)

 意識して、年中、散歩を継続して足腰を鍛えているつもりなのに、ほんの短い山道で腰が痛くなってしまいました(反省)。

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 野鳥を撮影するために走り回った後、大きめのホームセンターに立ち寄ってみました。この季節には、すみれのポット苗が店頭に並んでいることがあるのです。ただ、最近は流通量が少なくなっていたので、余り、期待していませんでした。
キスミレ(阿蘇産)
 ところが、新規に参入された業者さんなのか、独特なポット苗たちが並んでいたのです。最終的に、阿蘇産のキスミレと説明されていた苗を選んでみましたが、エゾキスミレやオオバキスミレなどと並んで陳列されていたのです。エゾキスミレを流通に乗せるとは、ナーセリーとして優秀なのでしょうね。キスミレ類ではプベスケンスしか栽培した経験がなく、怖々でしたが、ここまで育ってくれました。

 これだけの花茎が伸び上がるとは想定外でした。それぞれに2から3個の蕾が出ますので、総数30個程度になるようです。

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