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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ナガバノスミレサイシン

 繰り返しになりますが、白っぽい個体がとても多く見られたナガバノスミレサイシンです。でも、過去には、そこまで極端ではなかったような気がするのですが…。
 黙々と歩いて、ほぼ山頂近くまでやってきたところ、淡い青紫の個体群が目に入ってきて、なんだか、安心しました。実は、もう夕日が差し込む時間帯になっていて、波長の長い光で写真がオレンジっぽい色合いになっていますね。

ナガバノスミレサイシン

 あー、これはこれで温かみのある雰囲気がいいなぁと思いながら、じっくり撮影をしていた訳ですが、ふと考えると、こんな頂上付近で夕日が差し込んでいて大丈夫でしょうか。
 後ろ髪を引かれる思いで、この一角を後にしたのですが、ほんの少し歩くと、今度は愛らしいヒナスミレがまとまって咲く一画に遭遇してしまって、ちっとも前に進んでいかないのです。更に続く、エイザンスミレの話は省略(笑)。

ナガバノスミレサイシン

 さて、そろそろ、まとめに入らないといけませんね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ナガバノスミレサイシン

 3月末に訪れた高尾山はナガバノスミレサイシンで溢れていました。それから、特徴的だったことは、白っぽい個体が極めて多かったことでしょうか。
 元々、ナガバノスミレサイシンの個体数は多かったことも事実ですし、白っぽい個体が多めだったことも事実ですが、こんな極端ではなかったような気がしています。

ナガバノスミレサイシン

 微妙な話になりますが、シロバナナガバノスミレサイシンという訳ではないんですよね。よく分かっていません(^^)。なにしろ、この長い名前が白花変種に対して与えられたものとは見られていないのです。使い方は悩ましいですね。
 更にややこしくなる情報ですが、高尾山には極く白っぽい個体群と白花変種(所謂、純白種)の両タイプが見られると言われています。残念ながら、高尾山で白花変種を観察できていません。写真を拝見する限り、この両タイプ、見かけは良く似ていますが、「異質」というべきでしょうか。

ナガバノスミレサイシン

 淡い青紫色の個体群も撮影していましたので、次回、使わせていただこうと思います。


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エイザンスミレ

 踏破したルートでは、御多分に洩れず、エイザンスミレも白っぽくて、かなり面食らっています。

エイザンスミレ

 確かに、白っぽい個体が少ない訳ではありませんが、一般には花弁全体がふわっと薄紅色だったり、花弁裏側に紅色の筋が入ったりするものだという印象ではないでしょうか。
 観察できた個体の多くは、ご覧の通り、花序中央部が黄色掛かっているものでした。これってヒカゲスミレなど、白い花を咲かせる種に多く見られる性質ですね。まるで、以前に見せていただいた栽培品のシロバナエゾスミレを彷彿とさせるものありました。

エイザンスミレ

 勿論、シロバナエゾスミレは、所謂「青軸品」ですから、この個体群とは根本的に別モノですが、遠目に与える印象はとても似ていました。
 この日、観察したすみれたちは、概ね、こんな様子でして「紫」を意識したのはタチツボスミレだけだったかも。

エイザンスミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ヒナスミレ

 高尾山のすみれたち Part2 ですが、今回は、ヒナスミレを選んでみました。

ヒナスミレ

 写真をご覧いただくとあれっと思われるかも知れません。花弁は細めで白っぽく、ヒナスミレらしさ!が足りていない印象です。それでも、葉っぱはヒナスミレだよ!と主張しており、パーツ単位で見ると顎や距の特徴も同様です。
 半月前の Part1 で登場した個体の方が、まだ、らしさ!があったなぁと思います。ネット上では「高尾すみれ便り」がいっぱいなので参照してみるのですが、皆、丸くて薄紅色の花弁で、らしさ!満開。さて、どうしたことでしょうか。

ヒナスミレ

 今回、観察できた株の数は自分史上で最多でした。歩いたコースの問題というより、山全体がすみれなどの花々で溢れかえっていて、どのコースを選んでも、それなりの個体数を目撃できるのではないかと思います。
 まだ3月。可能な方、出掛けてみるのもよろしいかと。

ヒナスミレ

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タカオスミレ

 高尾山(東京都八王子市)のすみれたち Part2 です。

タカオスミレ

 いきなりですが、全行程最後尾で出逢ったタカオスミレのお話から始めようと思います。この時、膝が笑う状態で長い坂道を下りて、もう疲れきっていましたが、タカオスミレの白い花が目に入って安堵しました。
 時間を忘れて一日を過ごし、頂上付近で夕方になってしまいました。リフトかケーブルカーで下りていれば、自宅まで余裕で帰ることもできました。でも、まだ、タカオスミレを見ていないという思いが勝ってしまうところが…。^^

タカオスミレ

 咲いていたのは日影沢の一画とだけ説明しておきますが、その名の示す通り、陽光が早めに失われてしまいます。白い花を頼りに見つけることはできそうだとしても、こげ茶色の葉がどう写るのかが問題ですよね。なんとかなるものです。
 最後に、真横にヒカゲスミレが咲いていて驚き、花付きが悪くて葉ばかりの群落があって、また驚いた一日でした。

タカオスミレ

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ノジスミレ

 お天気が良いというだけで、ソワソワとしてしまいます。今春、すみれたちは元気いっぱいの様子なので、家でじっとしてはいられません。
 先日は県内の南の方に向かいましたので、今回は北の方に向かってみることにしました。この辺はどうかなぁと、主要道を離れて「道なき道」を三輪でウロウロするのが楽しくて仕方がありません。

ノジスミレ

 ついには、自動車ではすれ違えないような河川の堤防路を走っていました。そこに、このノジスミレたちが待っていてくれたのです。今年初のノジスミレになりました。
 この一角にだけ、まとまって咲いていました。ここで延々一時間近くも粘って、まるで撮影会の感じで、四方八方から撮っています。試しに動画も撮りまくりました。
 ポカポカと暖かく、柔らかい風が吹き、ウグイスがなき、あー、待ちに待った春ですね。

ノジスミレ

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エイザンスミレ

 今回で高尾から城山を歩いたお話はおしまい。油断して、余りうまく撮れなかった城山のエイザンスミレです。
 それなりに目を凝らしていたつもりですが、この一株しか見当たりませんでした。高尾山を超え、小仏城山を通過し、それなりに疲れて下山している途中です。

エイザンスミレ

 低山の場合、すみれたちが咲き出す場所について、標高は余り関係がなさそうですね。林道入口からの道筋に、まだ、エイザンスミレは見つかりませんでした。撮影地は高尾山の山頂より少しだけ高い位置なのです。
 下の方で見られなかった種が、上の方で見られることが、この林道では良く発生します。高い低いと言っても、たかが知れていますが、ちょっと不思議に感じることは事実かも。植物体の伸長や開花には多くの要素が関連するのでしょう。太陽が地面を照らす時間が異なるのであろうと、勝手に推測しております。^^

エイザンスミレ

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ヒメスミレ

 高尾山はすみれが多く見られるハイキングコースとして、首都圏では有名ですが、このヒメスミレは、すみれ好きには『石垣のヒメスミレ』として全国区で有名らしいです。
 徒然草に初登場したのは2003年、それから、ざっと7回は登場しています。直前では、2018年に山田隆彦氏の「スミレハンドブック」に採用されて、更に有名になってしまったという話題で登場しました(撮影自体は2013年)。

ヒメスミレ

 目線の位置に咲いているのですから、とても撮影しやすいのです(笑)。でも、登山口から意外に距離がありまして、それでも歩いてみようという方か、狭い道ですから、二輪で訪ねるような方でないと、幾度も観察には至りませんね。
 ただ、久しぶりに訪ねましたら、どうしたことか、個体数が激減していました。驚いて、しっかり確認しましたので、これから芽が伸びるという訳ではないものと思われました。暗いのに良く撮れて助かりました。

ヒメスミレ

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タカオスミレ

 なんと、タカオスミレが咲いていました!まだ、開花には早いと思っていましたので、とっても得をした気分。でも、この時、既に歩き出して5時間を超え、山を二つ越えていました。ヘロヘロですが、気分はハッピーです。
 強い太陽が差し込むような場所ではなく、当然、暖かい訳でもありません。むしろ、かなりの日陰で、白い花が咲いていなかったら見つからなかった可能性すらあります。母種がヒカゲスミレと命名された所以でしょうか。

タカオスミレ

 周辺を探してみると、狭い範囲に蕾が多く見られました。もうしばらく楽しめそうです。
 ところで、ヒナスミレを観察した場所でお話をした方が「タカオスミレが見たかった」とおっしゃっていましたが、「まだ、早いですよ」と説明をしてしまいました。あら~、結果的に嘘になっちゃいました。でも、お知らせした場所は正しかったのでカンベンしてくださいね。

タカオスミレ

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ヒナスミレ

 ネット上の話題ですが、高尾でヒナスミレが咲き始めたという情報が多かったですよね。もう少し多くの個体に出逢うことができるつもりだったのですが、そうは上手くいかないものです。別ルートだったかぁ(残念)。^^
 正確には、見かけた個体の数は少なくなかったのですが、この淡い色合いの個体群が咲く場所一ケ所だけでしたので、もうチョット、いろいろな姿が見られたら良かったかも!という意味ですね。

ヒナスミレ

 また、後から「これは何ですか?」との声。今日は、よく声が掛かります。「あ、プリンセスのヒナスミレです!」という妙な回答をしてしまいました。お雛さまと説明した方が賢明でしたが、すみれの仲間でもプリンセス的な存在という主旨とを同時に語ろうとしたための大失敗でした。
 周辺には小さな葉っぱや蕾がたくさんあって、これから、いっぱい咲くのだろうなぁと期待できました。

ヒナスミレ

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