二年目になるベニバナハリマスミレ(俗称)です。とても立派に育って、今年もきれいな花を咲かせてくれました。 |
<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています
<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
艶やかな紅色の花びらが白い覆輪で縁取られ、とても品の良い花を咲かせています。ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種であるヒラツカスミレですね。写真は人工交配バージョンだろうと認識していますが、自然交雑バージョンが東京でも見られるそうです。両親は近縁なのに表現型が異なり、交配すれば稔性があるという独特な関係にあるのです。 |
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魅力的な園芸品種だと思います。これはスミレとツクシスミレの人工交配による交雑種でカスガスミレという名前をもらいました。ツクシスミレの自生地は限定的ですから、万一、自然交雑があったとしても稀有極まりないでしょうね。両親の良いところをいっぱい受け取って、可愛らしい花をたくさん咲かせてくれます。 |
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似た交雑種の例として名前だけ登場していたスミレとヒメスミレの組み合わせ、ヘイリンジスミレです。確かに、そんな感じがしますが、スミレやヒメスミレ、ノジスミレやコスミレなどが雑然と咲いている原っぱで出逢ったら、現実問題として同定できるかについては微妙なところです。ヘイリンジスミレかなぁと悩んだことは何度かありますが、数種が混在している環境で、悩んで終わりました(笑)。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
今度は、エドスミレと呼ばれているスミレとエイザンスミレの組み合わせです。交雑種の中ではメジャーどころと言いますか、比較的よく知られているものですが、以外にも資料が少なくて、困っています。例えば、名前の所以という基本的な情報が不確かなままなのです。学名が「東京の」という意味を持つだろうことだけは明らかです。 |
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交雑種が続いています。こちらはスミレとヒゴスミレの組み合わせですね。トミオカスミレと同様、鈴木吉五郎氏の交配として有名になりました。ただ、自然交雑種としても比較的よく見られるそうです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
こちらはアリアケスミレとヒメスミレの組み合わせです。やはり、距が白っぽくて少しぽってりしているところがヒメスミレ譲りでしょうね。花だけを見るとハリマスミレやヘイリンジスミレにも似ているような気がします。葉はイメージが違いますが、フィールドでこうした違いを見極めるのは甚だ難しいと感じる姿でした。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
展示会なので、鉢の前にきちんと名前を示す札が立っています。もし鉢だけで並べてあったなら、ハリマスミレだと認識することができたでしょうか。距が白っぽくて少しぽってりしている花もあり、ヘイリンジスミレを疑った可能性もあるかなぁと感じました。実は、キリガミネスミレ方がハリマスミレに似ていると思うのですが、本州では自生地で判断できてしまうでしょう。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
展示会場がある植物園には園芸店もあって、季節の植物を販売しています。この日はすみれの園芸品種も多くて、明るい店頭を更に賑やかにしていました。その中に注目しているものがありましたので、ちょっと失礼して撮影させていただきました。スミレと南西諸島のすみれたちとの人工交雑種でミスズスミレという流通名をもらっています。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
色鮮やかな交雑種です。少し独特の姿をしていますが、スミレが片親であることは明白ですね。もう一方の親は、なんとニョイスミレだそうです。無茎種と有茎種の組み合わせですが、外見はスミレに近くて、ニョイスミレの痕跡は唇弁が小さめという程度しか発現していません。また、こうした異節間交雑種の場合、少なくても花期には植物体全体が無茎種の姿をしていることが多いようです。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ