大急ぎで撮影した写真群の最後はアソキクバスミレです。あの状況では、うまく撮れた方・・・かも知れません。この展示会ですが、従前は南阿蘇国民休暇村で行われていました。阿蘇に初めて訪れたのは1999年の3月。何と、雪に降られてしまったのですが、雪の中から懸命に咲くアオイスミレを見つけた記憶が鮮明です。 |
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綺麗な色合いをしています。若干、ピントが甘いのをお許し下さい。少し暗くなってきた頃合いに大急ぎで撮影していました。葉がヒトツバエゾスミレ風ですが、スズキスミレ(赤)だそうです。スミレとエイザンスミレの組み合わせをスズキスミレと呼ぶのですが、スミレの変異に大きな幅がありますので、多彩な表情をしたスズキスミレが生まれる可能性があるという訳ですね。 |
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横を向いた花のアップ写真をご覧になって、すみれに詳しい方はエゾノタチツボスミレかな?と思われたかも知れません。実は、北米に産する丈夫な種同士の人為的な交雑種です。どうした経緯か、アサギスミレという和風な流通名を与えられてしまいました。 |
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二年目になるベニバナハリマスミレ(俗称)です。とても立派に育って、今年もきれいな花を咲かせてくれました。 |
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艶やかな紅色の花びらが白い覆輪で縁取られ、とても品の良い花を咲かせています。ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種であるヒラツカスミレですね。写真は人工交配バージョンだろうと認識していますが、自然交雑バージョンが東京でも見られるそうです。両親は近縁なのに表現型が異なり、交配すれば稔性があるという独特な関係にあるのです。 |
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魅力的な園芸品種だと思います。これはスミレとツクシスミレの人工交配による交雑種でカスガスミレという名前をもらいました。ツクシスミレの自生地は限定的ですから、万一、自然交雑があったとしても稀有極まりないでしょうね。両親の良いところをいっぱい受け取って、可愛らしい花をたくさん咲かせてくれます。 |
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似た交雑種の例として名前だけ登場していたスミレとヒメスミレの組み合わせ、ヘイリンジスミレです。確かに、そんな感じがしますが、スミレやヒメスミレ、ノジスミレやコスミレなどが雑然と咲いている原っぱで出逢ったら、現実問題として同定できるかについては微妙なところです。ヘイリンジスミレかなぁと悩んだことは何度かありますが、数種が混在している環境で、悩んで終わりました(笑)。 |
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今度は、エドスミレと呼ばれているスミレとエイザンスミレの組み合わせです。交雑種の中ではメジャーどころと言いますか、比較的よく知られているものですが、以外にも資料が少なくて、困っています。例えば、名前の所以という基本的な情報が不確かなままなのです。学名が「東京の」という意味を持つだろうことだけは明らかです。 |
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交雑種が続いています。こちらはスミレとヒゴスミレの組み合わせですね。トミオカスミレと同様、鈴木吉五郎氏の交配として有名になりました。ただ、自然交雑種としても比較的よく見られるそうです。 |
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こちらはアリアケスミレとヒメスミレの組み合わせです。やはり、距が白っぽくて少しぽってりしているところがヒメスミレ譲りでしょうね。花だけを見るとハリマスミレやヘイリンジスミレにも似ているような気がします。葉はイメージが違いますが、フィールドでこうした違いを見極めるのは甚だ難しいと感じる姿でした。 |
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