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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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スミレ

 長く続けてしまいました高尾山のすみれのお話は、一応、今回で終わりにさせていただこうと思います。
 一時間に一本しかないバスに乗れず、駅から徒歩になった往路で見かけた風景です。石垣の隙間に咲くスミレですね。こんな植物たちのおかげで、長い距離もあまり苦痛になりませんでした(復路は、かなりキツかったのですが…)。

スミレ

 この辺では石垣のヒメスミレが有名になっていましたが、すみれたちが石垣の下部ではなく、途中から生える不思議について、小学校低学年向けの「スミレとアリ」という書籍に説明されていたと記憶しています。
 答ですが、スミレ属の多くが「蟻散布植物」という性質を持っていることでした。補足すれば、アリが種子に付着するエライオソームという栄養価のある物質を利用しようと巣へ運び、不要になると、周辺にポイっと捨ててしまうのです。少しでも種子を遠くへ運んでもらう戦略なのでした。

スミレ

 また、新型コロナの新規感染者が増えてしまい、残念ながら不用意に動けませんね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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タチツボスミレ

 こちらも、頂上に至る途中で撮影したタチツボスミレですから、軽く赤みを帯びた色合いになっていますが、実際に、肉眼で見える様子には近い景色なので、ご了承を!
 高尾山のタチツボスミレは全体に丸っぽくて、花序の中央部分が白く抜けていることが多いように思います。近縁種であるニオイタチツボスミレと交雑したマルバタチツボスミレの特徴を持っている、そんな印象を持っている方が多いのではないでしょうか。

タチツボスミレ

 もちろん、これらはタチツボスミレに違いありませんが、タチツボスミレ類は交雑種に稔性があるケースが多いので、結果的に浸透交雑しやすいグループと言われます。外見的に分かりやすく特徴が出ているということかも。
 春早い時期に気温が上がって、慌てて開花したという風情ですから、まだ、茎が立ち上げっていません。その状況で、もう果実が膨らみ始めていて、今年を象徴していますね。

タチツボスミレ

 もう街路ではハナミズキが咲き出し、公園の藤棚が紫色を帯びています。早すぎる!

タチツボスミレ

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
スミレ

 ご近所散策の定番になったスミレです。例年、多くの花を咲かせてくれるので、これから、もっと咲き出すものと思います。濃い紫色がレンガ調の壁面に映えていますね。
 ご覧の通り、一般住宅地の歩道です。それなりに人通りもあって、周囲を気にしながら撮影していますが、ついつい、夢中になっているとご迷惑。なにしろ、地元ですから…。

スミレ

 撮影は数日前です。実は、もう10日間程度も咲き続けていますが、まだまだ元気です。ご近所さんは、除草の際にも、敢えてスミレは残しておられることからようなので、すみれ好きなのであろうと我田引水的な解釈をしているのですが、どんなものでしょうか。
 今年、街角のすみれたちは種類も数も豊富で嬉しくなってしまいます。しかしながら、このエリアは新興住宅地という属性が強くて、住宅が増える一方です。すみれたちにとって良い環境とは言いかねます。がんばれ、すみれたち!

スミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ヒメスミレ

 少し時間ができると、ご近所散策に出掛けます。この日はもう一つの意味がありました。実は、雨天の買い物帰りに、ヒメスミレが群れ咲いている一画を見つけてしまったので、晴れを待って、いそいそと出掛けたという訳でした。
 おー、いっぱい咲いてますね。ここは歩道の端です。余り人通りが多くないこともあり、ほぼ這いつくばって、あっちから、こっちから、のんびりと撮影していました。

ヒメスミレ

 「そんなに近くて写るんかい?」と背後から声が掛かりました。少し、驚きながら「近くが写るレンズなんですよ」と応えると、同年代に見えるWORKMAN御用達風なお召し物の男性でした。少し話すとカメラ好きと分かり、しばらく撮影談義となってしまいました(笑)。
 「もう歳だから、そんなモニターじゃ、撮れないよ!」、「カメラがちっちゃくて、この位置だとファインダーという訳にも…」。つい、そんな話に及んでしまうお年頃です。

ヒメスミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ニオイタチツボスミレ

 週末に天候が荒れる傾向があり、少しでも太陽が出ている日には出掛けたくなります。この日、突然思い立って、少しだけ遠くへ足を延ばしてみました。
 ただ、所詮、同じ県内ですので、大きな環境の違いがある訳ではありません。散々、走り回ってはみたものの、夕方に辿り着いた公園で、そろそろ寒くなって来たぞぉと思いめぐらした時、このニオイタチツボスミレに出逢いました。

ニオイタチツボスミレ

 こんな草丈で花を付けなくても良さそうなものですよね。春浅いのに焦って咲き出したという印象です。桜たちも早く咲き出し、つい競いたい気分になったのでしょうか。^^
 今年は冬がとても寒くて、その後に気温がすっと上がり、適度に雨も降ったという気象環境が、植物たちを元気にしたという「都市伝説」的な理由付けがあるようです。もう少し長期の因果関係が必要ではないかと思われますが、確かに、すみれたちは、皆、元気いっぱいです。

ニオイタチツボスミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
コスミレ

 もう太陽が傾いています。バスを待つ時間分だけ歩いて、午前中に、バスの窓から見えたコスミレが咲く畑までやって来ました。ここは裏高尾町という一画です。
 この付近で見られるコスミレは、いつも濃淡に咲き分けてグラデーションになっています。とても、おもしろいなぁと思いながら撮影しているのです。まだ、時期的に早いのか、数株しか見当たりませんでした。

コスミレ

 一つ残念だったことがあります。ここに至る前に、いつもノジスミレが咲いている畑があるのですが、バスの窓からも見えなくて、慎重に調べてみたものの、見つけることはできませんでした。
 実は、頂上に近い場所でも同様なことがあって、期待していたシロバナツクシコスミレとオカスミレに出逢うことができませんでした。以前のことですが、この時期に観察できていたのです。自然のことなので仕方がありませんね。

コスミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
アオイスミレ

 東京を縦走して高尾方面に行ってきました。文化庁認定「日本遺産」、ミシュラン観光ガイド3つ星評価ポイント。そういうことで、残念ながら、平日なのにヒトが多くて!!
 日影沢方面から歩き出してすぐの場所に、何人か集まっています。撮影待ちですね。そこに咲いていたのは、小さめの花を咲かせているアオイスミレでした。淡青紫色の花たちが目に留まったのですが、歩幅一歩分の距離にかなり白っぽい花たちも咲いていました。

アオイスミレ

 順番が来て撮影していると、後から「これは何ですか?」と声が掛かりました。「アオイスミレですよ。」、「あゝ、葉っぱが…!」、「そうそう、葵の御紋のアオイ。」
 町中で撮影をしていても声が掛かることは稀ですが、こうした場所では少しだけ気持ちが軽くなるのかも知れません。山道ですれ違う時にもコンニチワと挨拶を受けました。良く晴れた春の日ですから、そんな気持ちになるのでしょう。

アオイスミレ

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アカネスミレ

 アカネスミレの名前の由来は「花の色」と言われており、茜色の空を彷彿とさせる色合いの花を咲かせるのだと聞いたことがあります。でも、 茜色 って、こんな色ですよね。

アカネスミレ

 実際の花は 赤紫色 から 青紫色 の間の色合いで、濃淡やグラデーションがあったりします。全国行脚の印象として、実は、花色に変異が多い種だと思っていますが、残念ながら、茜色の花は見たことがありません。
 鮮明な記憶が残っているのは、釧路湿原から空港に向かう途中と、やまなみハイウェイを阿蘇に向かう途中で見かけた個体群です。赤紫色から桜色に変わるグラデーションを構成するブーケでした。赤城山中腹で見かけた個体も魅力的で、もう20年近く前のことなのですが、記憶に残っていますね。

アカネスミレ

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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
オオタチツボスミレ

 もう12月になります。今年はすみれの季節から遠出を抑え、展示会はほとんど中止となり、振り返ると、なかなか厳しい期間でした。来年、好転することを念じて、楽しかった昔のアルバムを覗き込んでいます。
 一昔前に訪ねた青森の地で、普遍種として君臨していたオオタチツボスミレに目が留まりました。どこでも見られる姿でしたが、特に奥入瀬渓流をゆっくり降りて行った際、急峻な流れに乗り出すかのように咲いている姿が印象的でした。
 この時、下北半島側をざっと歩いてみたのですが、いつか、津軽半島側も歩いてみたいと思いつつ、時間ばかりが過ぎてしまいました。早い時期に実現したいところですが、行きたい場所が多すぎて選びきれません。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ニョイスミレ

 さて、今回の写真は葉っぱばかり。中央の黄緑色の部分はニョイスミレでした。
 この撮影地ですが、実は市街地にある大型園芸店の一角に当たり、グランドカバーに利用する植物たち(販売用)のディスプレイとして植えられているのです。そうした属性のグループにニョイスミレが混じっているのが、なかなか秀逸ですね。
 撮影は2年前の今頃なのですが、これだけのニョイスミレを市街地で見かけ、それがディスプレイであることにも驚いて撮影していました。お休みの今日、たまたま同じ場所を通過した際、現状を確認しようと立ち寄ってみたのですが、ニョイスミレの姿はありませんでした。残念!


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