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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 これまで出逢いがなかった自然交雑種と白いマキノスミレが咲き出しているとの一報に、奥の細道の如く、『そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず』、ついつい、すみれ仲間を誘って、急遽、出掛けてしまいました。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)
 シロバナマキノスミレと呼んでおきます。正式に発表されていないとのことなので、学名はないけれども、和名の方は、まぁまぁの知名度があり、「俗称」として扱うことにします。実際に観察すると「白花変種」で間違いなく、同居している一般的な色の個体群より少ないものの、それなりの個体数があり、徐々に増えているそうです。ただ、シハイスミレの兄弟分なのに、葉の裏面も緑色とならざるを得ません。
シロバナマキノスミレ(俗称、白花変種)

 意識して、年中、散歩を継続して足腰を鍛えているつもりなのに、ほんの短い山道で腰が痛くなってしまいました(反省)。

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 野鳥を撮影するために走り回った後、大きめのホームセンターに立ち寄ってみました。この季節には、すみれのポット苗が店頭に並んでいることがあるのです。ただ、最近は流通量が少なくなっていたので、余り、期待していませんでした。
キスミレ(阿蘇産)
 ところが、新規に参入された業者さんなのか、独特なポット苗たちが並んでいたのです。最終的に、阿蘇産のキスミレと説明されていた苗を選んでみましたが、エゾキスミレやオオバキスミレなどと並んで陳列されていたのです。エゾキスミレを流通に乗せるとは、ナーセリーとして優秀なのでしょうね。キスミレ類ではプベスケンスしか栽培した経験がなく、怖々でしたが、ここまで育ってくれました。

 これだけの花茎が伸び上がるとは想定外でした。それぞれに2から3個の蕾が出ますので、総数30個程度になるようです。

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オキナワスミレ(絶滅危惧IB類)
 天候も程よく、なんとか、オキナワスミレ(絶滅危惧IB類)を観察できました。観察は、天候を含む自然の力に影響される側面が強いので、旅程の内、予備日を含めて二日間をオキナワスミレに割り振って、実際、自生地にも二度足を運んでいます。
オキナワスミレ(絶滅危惧IB類)
 ご覧の通り、株数も花数も充分だったので助かりましたが、目線の位置で株を捉えることはできず、下の方から200mmレンズで覗き上げることしかできませんでした。後日、同時期に沖縄を訪ねていた植物仲間から、別区画で「1株ですが目の前で咲く花を見れました」との連絡を受けたのです。真剣に探したのですが、仕方がありませんね。好条件の日なので、現地でカメラ持参のお二人と情報交換できました。
オキナワスミレ(絶滅危惧IB類)

今回も、楽しくも怖い、ちょっとした冒険をしてみました。ただし、結果的には「年寄りに冷や水」でしたが・・・。

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 普遍種であるリュウキュウコスミレの後が、絶滅危惧種であるシマジリスミレの話になってしまいました。実際のところ、沖縄本島で旅人が目にすることができる種の数って、そう多いという訳ではありません。でも、それぞれに個性的なのですね。
シマジリスミレ(絶滅危惧IA類)
 株の数は増えても減ってもおらず、ヤンバルの奥に自生しているという訳でもないのに、皆から大事にされているんだなぁと感心してしまいました。自生環境について、半日陰の湿った岩場と説明されていて、それはそれで事実ですが、それでも、木や草が生えている木陰で見かけることはありません。空が開けている岩の上の方でも花を咲かせています。詳細は避けますが、明るく平らな場所にも生えているのです。
シマジリスミレ(絶滅危惧IA類)

この一画の何ヶ所かで観察できます。他に、立入制限されているため、現状が分からない場所が一つあるのだそうです。

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 リュウキュウコスミレの白花変種が咲く一画を、ほんの少しだけ回り込むと、紫色系の花を持つ、つまり、一般的なリュウキュウコスミレと隣り合わせで咲いている区画がありました。元々、リュウキュウコスミレの花色には多彩な変異幅があります。
シロバナリュウキュウコスミレ(ノジスミレの変種の品種)
 『白花変種』という代物は、一部の色素が組成されないようにスウィッチ(SW)が切れているような性質とのことですから、花色の濃淡とは異なる別格的な扱いになっているということですね。通常型とSWが切れている型が交雑して、遺伝子交換をしたなら、どうなるのでしょうか。一株、淡い紫色が滲んだ花弁を持つ白い花が咲いていました。SWが入った場合、こんな風になるという現物例だろうと思われます。
シロバナリュウキュウコスミレ(ノジスミレの変種の品種)
交配をする方はご承知でしょうが、SWが切れたままなら、白花変種、入れば、多彩に変異が展開するという理解で良いのでしょうかね。
補足説明:「白花変種(albiflora, leucism)」:正常な遺伝子情報による白化個体。アルビノと混同されることが多いが、植物の場合、アルビノはクロロフィルを生成できないため、光合成が不可能となり、成長できない。つまり、成長したアルビノは存在し得ない。

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 久しぶりになってしまった沖縄本島です。実際に動き出した二日目に、18年前の記憶をたぐりながら向かったのは、リュウキュウコスミレの白花変種が咲く市街地の公園でした。昔の地図とGoogle地図をにらめっこしながら、いつもの「勘」で辿り着いたのです。
シロバナリュウキュウコスミレ(ノジスミレの変種の品種)
 実は、この一画で紫色系の花はみつからなかったと記憶していたのですが、今回、そうでもない区画があって、紫色系と隣り合わせで咲いている姿も目にしました。まぁ、沖縄でリュウキュウコスミレは「超」が付く普遍種ですから、長期間、そこいらじゅうで咲いています。元々、そう遠くない場所で咲いていたのでしょうね。『白花変種』は、花全体に紫色の部分がなくて、花茎も葉もきれいな緑色です。
シロバナリュウキュウコスミレ(ノジスミレの変種の品種)
昔、白花変種は新聞に載るような類いの存在だったらしいのですが、現在では自生範囲が拡がっているとのことです。
補足説明:「白花変種(albiflora, leucism)」:正常な遺伝子情報による白化個体。アルビノと混同されることが多いが、植物の場合、アルビノはクロロフィルを生成できないため、光合成が不可能となり、成長できない。つまり、成長したアルビノは存在し得ない。

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 時折、展示会では珍しい、もしくは、久しぶりのすみれに出逢うことがあります。これはナルカミスミレと表示されていた鉢ですが、花心が黄色っぽいので、見た瞬間にはヒカゲスミレかと思いました。一方、昔、別の展示会で見せていただいた個体にも似ています。
ナルカミスミレ(エイザンスミレの変種の品種)
 鳴神山で観察できたヒトツバエゾスミレに、こんなに整った花は見られませんでした。その白花品ですね。稀に、純白である白花変種だけをナルカミスミレと呼ぶとの説明を見かけます。原記載に辿り着けていません。一般に、白花品とは、もう少し幅がある白っぽい花という場合が多いようです。シロバナヒトツバエゾスミレではなく、産地名が採用されました。分かり易さか、短い名前か、微妙なところですね。

 白い花では、ナルカミスミレ、コボトケスミレ、トヨコロスミレなど、短い産地名の例が幾つか見受けられます。

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 シーズン・オフとなる季節は、栽培棚や訪問した展示会で観察することができた栽培品、参加した講習会、書籍などの情報を整理しながら、振り返っています。結局、シーズン・オフでも「すみれの部屋」というサイトは、いつも更新を続けるようにしています。
コモロスミレ(白花系)
 今回は、白っぽい系のコモロスミレのお話です。八重の開放花に種子はできませんが、なんのことはなく、閉鎖花には種子ができますので、実生でも継続栽培することができました。丈夫で栽培が容易な部類の「スミレの品種」ですから、飛散した種子から発芽して、アスファルトの隙間から発芽してくれたものです。ただ、徐々に夏越しが難しくなり、昨年、遂に栽培棚から消えてしまいました。残念!

 今年も、できるだけ出掛けたいと準備中ですが、膝の痛みで困っています。日課の最低でも5,000歩が良くなかったのか・・・。

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オオバタチツボスミレ
 オオバタチツボスミレの話題が多くなってしまって恐縮です。とにかく、感激してしまったのだろうなぁとご理解ください。個体数、花数、それらの密度に驚かされ、その上、花の咲き具合という点でも、丁度良い時期に巡り逢ったようです。
オオバタチツボスミレ
 つい、オオバタチツボスミレだけを見てしまいますと、草原に咲いているノジスミレみたいに見えてしまいますが、勿論、花も葉も一回り半程度は大きいのです。ただ、特にメートル単位の草丈になるコバイケイソウのそばでは、小さく見えるに違いありません。花の密集ポイントが幾つもありましたが、コバイケイソウと相性が良いのか、この一帯が特に凄くて、時間を忘れてしまいました。
オオバタチツボスミレ

もう少し、オオバタチツボスミレの話題と欲が出たのですが、そろそろ、まとめる頃合いのようで!

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オオバタチツボスミレ
 主に走り回ったニセコの山々では、路傍に多くの車両が駐められています。この多くが、実は「たけのこ狩り」の方々で、小さなリュックを背負ったお客様は珍しそうに見られました。特に、この辺は主要な観光地から、少し外れているのかも知れません。
オオバタチツボスミレ
 藪に分け入ってしまう地元の方々と異なり、お客様は木道を歩くのですが、その木道沿いにオオバタチツボスミレがず~っと咲いています。個体数も自生密度も、個体ごとの花数も、本州の自生地とは比較になりません。これまで個体数が多いと思っていた自生地は、道東の海岸線に展開する海抜数mの「原生花園」とも呼ばれる海浜草原でしたが、少なくとも自生密度では凌ぐものがありました。(続く)
オオバタチツボスミレ

北海道や秋田で「たけのこ」といえば「根曲がり竹(千島笹)」という細めの竹の若芽です。

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