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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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 一面にニョイスミレが咲いていた場所は、西和賀の北端で、もう雫石や盛岡という標識が現れる位置でした。そして、このシラユキスミレを見つけたのは北上が近い位置です。実は、直線なら30Km程度なのですね。距離感がおかしくなってきていました(笑)。
シラユキスミレ
 それにしても、シラユキスミレとは久しぶりです。栽培品を除けば、20年以上前に新潟の田んぼで、その後は、尾瀬の山道で出逢ったきりだったかも知れません。ニョイスミレの個体数は極めて多いのですから、いつも丹念にチェックしていれば、もう少し頻繁に出逢っていたのでしょうか。まぁ、白花変種ですから、探して見つかるという代物ではないのでしょう。気づいたら、ラッキーということですね。

「白花変種」という言葉は、時々、うまく通じません。でも、植物には使わない「アルビノ」とは別の性質なので困るのです。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に!


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ナガハシスミレ
 すみれたちの登場は順不同です。このナガハシスミレに出逢ったのは、最終日、つまり、予備日に向かった岩手南西部の山です。標高700mぐらいの位置ですね。探すと出て来ないのに、あるところにはたくさんある普通種です。
ナガハシスミレ
 距も特徴的ですが、葉がポイントです。葉質は柔らかく、全体の形は丸め、先端部が軽く尖っています。しっかり展開すると、凸凹が少ない扁平な印象が強めに出てきます。長い間、母種が北米に分布する隔離分布型の典型と例示されてきましたが、実は「他人のそら似」、つまり、別種だったと判明しています。すると、同じ学名を用いていることは間違いということになりますね。
ナガハシスミレ

この春の出逢いを各地2種ずつ編集していますが、どこの話も終わっていません。都合で東北編を続けることにします。

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スミレサイシン
 遠くに見えていた奥羽の山々が、かなり近くに見える位置まで移動していました。すると、標高はそれなりに高いのだろうと推測していたのですが、沢内地区辺りで計測してみると、なんと、標高350m前後を走り回っていたことが分かりました。
スミレサイシン
 周囲には1,000m級の山々もあるのですが、沢内三千石の里は平坦な土地も多い稲作地帯です。植物散策ですから、敢えて民家が少ない林に入り込み、水芭蕉なども咲き残る沢水の流域を越え、緩やかな疎林下を歩きますと多くの植物たちが見られます。更に土壌水分の多い奥地まで歩くと、元気なスミレサイシンが姿を現しました。少なめの木々の間から差し込む木漏れ日で撮影すると、とても良い感じです。
スミレサイシン

林の中に入って往くのは良いのですが、「クマ注意!」の標識が登場します。でも、言葉で「注意」と言われましても・・・。

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タチツボスミレ(山陰型)
 小さめの葉がのっぺりとしているなぁと思っていました。水木しげる氏のお話にも登場する「のっぺらぼう」の雰囲気です。鋸歯がしっかりしている葉も混じっていたので強くは意識しなかったのですが、前を歩く、いがりまさし氏が「ここにも、所謂、山陰型が自生している」旨の説明をされたので、自分で同定しなくて良いということは、こんなに楽ちんなことなのかと痛感しました(笑)。
タチツボスミレ(山陰型)
 葉の基部が切型から浅い心型で、先端が余り尖らず、葉脈が目立たないという特徴があるとされています。先週歩いていた長崎では、極めて葉が小さいタチツボスミレばかりだったと、いがり氏に話すと、シーボルト一行が採集したコタチツボスミレの話に繋がりました。
タチツボスミレ(山陰型)

戻ったばかりの諫早で観察していたコタチツボスミレと、期せずして(偶然)、比較することになりました。

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オオバキスミレ
 いかに花が早く咲いた今春でも、西和賀を広域に走り回れば、オオバキスミレに出逢うことができると思っていました。ところが、花も葉も見つからず、既に16時台になっていたのです。その時、ふと、思い出したのは、昔、なんとなく入り込んだ場所でした。
オオバキスミレ
 もうずいぶん昔、ちょっと不思議な村落に入り込んで、ふわっとした葉が素敵なフイリミヤマスミレに出逢った時の記憶です。道路の様子が少しだけ変化していましたが、なんとか辿り着きました。オオタチツボスミレが多めに見えていた路傍に車を駐めて、ゆっくり歩いてみると、そこにオオバキスミレがまとまって咲く一画があったのです。後にも先にも、ここでしか見ることができませんでした。
オオバキスミレ

オオバキスミレって、この辺りでは、そう珍しい種ではないはず。勘違い?!狐につままれたようでした。

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 群馬と山梨の話が続きましたが、ちょっと、長崎の話に戻ります。少しでも標高を上げようと林道を上り、狭い駐車スペースをみつけて車を駐めて、細い山道を歩いてみることにしました。すると、驚いたことに登山道に合流しました。あは、迷子にならずに済みますね。
ホコバスミレ
 少しずつ勾配がなだらかになり、この山の頂上に着いたようです。そこには狭いながら草原があり、一画に、細長い葉を持つホコバスミレが待っていました。なんだか、久しぶりですね。前回、自生品に出逢ったのは20年近く前のことです。手前の葉で「葉柄」を含まない「葉身」部分を計ると縦40mmx横4mmで、極端に狭いことが分かりますね。葉の縦横比を強く意識したのはマキノスミレ以来でしょうか。

 観察結果をじっくり眺めるタイプでして、あーでもないこーでもないと悩んでいます。まぁ、この時間も楽しめます。

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スミレサイシン
 徐々に標高を上げながら、登っていく山は、太平洋より日本海の方が近いという位置です。ナガバノスミレサイシンという声に反応して目を向けると、なるほど!でも、これは花弁が優しそうなスミレサイシンの方ですね。
スミレサイシン
 花が咲く頃に葉は余り展開しておらず、くしゃっとしていますが、それでも先端が尖った幅の広い心形だと分かります。近縁種でしょうが、ナガバノスミレサイシンとは花の印象も少しだけ異なるかな。ただ、花冠全体が大きく、距が丸くて短いといった特徴は似ています。色合いは自生地によって違いますから、見慣れていないと迷うかも知れませんね。あー、「越国」方面にも出掛けたいなぁ。
スミレサイシン

わいわい大勢の散策は楽しいですが、撮影の自由度は減ります。ふと見ると、あら~、誰もいないなんてことにも!

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エイザンスミレ
 すみれたちの開花が早くなって、初日には、この独特の葉が時々見つかるだけでした。早咲きのグループだろうから仕方がないと思う一方、花が咲いた形跡がないことも気になって仕方がなかったのです。地元の方に山道の情報をもらって、二日目に再挑戦しました。
エイザンスミレ
 標高を少し上げると、ありがたいことに花が咲く一角に辿り着きました。複数の自生地情報から、このルートにはアカバナスミレ(俗称)が見られるはずだったのですが、そこまで赤くない個体群です。ただ、終わりかけの花に渋い赤みがありました。開花が平均的な時期だったら、もう少し多くの個体を観察できたかも知れません。逆に開花が遅れた十数年前の徳島を思い出しました。ご縁がないようです。
エイザンスミレ

ご縁は仕方がありません。再挑戦は厳しいかな。ただ、徳島の個体群とは、葉の様子が異なるようです。

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タカオスミレ
 例年にもまして開花が早いとの高尾山(東京北部)に行ってきました。本当に、その通りで、アオイスミレは大きな丸い葉を展開しており、ナガバノスミレサイシンに至っては開花株を見つけるのに苦労する始末、ニョイスミレさえも開花を始めていました。少し迷った末に、北側のルートを辿ったのですが、もしかすると、南側のルートなら、コミヤマスミレが咲き出していたのかも知れません。
タカオスミレ
 そんな山中で、開花株が多かったのはマルバスミレとタカオスミレでした。そう言えば、タカオスミレについては蕾ばかりを見る機会が多かったかも知れません。花はばっちり、葉の艶もいい感じですね!葉の色合いは、焦げ茶色から赤茶色等々、千差万別です。
タカオスミレ

 寒い時期から計画してきたすみれ旅の期日が近づいてきました。ただ、花が残っていれば良いのですが・・・。

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 山のあちこちで元気なアカネスミレが咲いていました。花が多くて植物体全体が大きくて、「元気」という言葉が似合うなぁと思った次第。
オカスミレ
 さて、2枚目の写真と他の2枚の写真は少し離れた場所で撮影しています。実は、2枚目には普通に微毛がびっしりと生えているのですが、他の2枚については、花の側弁以外に微毛が見当たりません。つまり、オカスミレということになるのでしょうか。
アカネスミレ
 2枚目には、萼片、花柄、葉の特に裏面に微毛が目立ちます。一方、他の2枚は本当にツルツルです。フルサイズ撮影の利便性で、ピントさえ合っていれば、その範囲は大きく拡大して確認できます。証拠写真という訳ではありませんが、3枚目は葉を裏から撮しておきました(笑)。おもしろいことですが、つまり、「植物体全体に微毛を生やすこと」を制御するための遺伝子が存在するのでしょうね。
オカスミレ

 昨日、片道2時間ぐらい掛かる東京の「すみれのメッカ」、高尾山を歩いて来ました。明日以降は高尾のお話です。

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