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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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トヨコロスミレ(白花変種)
 もう3年半前になりますが、北海道南東部へ出掛けるキッカケになったトヨコロスミレのお話です。シロスミレの白花変種という、ちょっと、おもしろい属性を持つ品種を観察したくて、初めてLCCを利用して、お気軽気分で帯広へ飛んだ記憶が鮮明です。
トヨコロスミレ(白花変種)
 シロスミレと言えば、本州では標高2,000m級の草原に咲く端正なすみれですが、北海道の海岸に、その白い品種が見られるというのです。初めての自生地に辿り着き、下ばかりを向いて湿原域をうろうろと歩き回っていました。すると、その近くに、長いレンズを装着したカメラを持って、空ばかり見上げている方がいました。千葉県の鳥好きさんと分かり、以来、彼の所属グループの写真展に顔を出していました。
トヨコロスミレ(白花変種)

 あれから3回目の写真展に出向くと、彼の作品も、パンフに名前もありません。尋ねると、夏に他界されたとのこと(言葉を失いました)。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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ポンバリア・コミュニス(木本種)
 長かった夏が終わったと思った途端、薄手の上着では出歩けなくなってきました。亜熱帯域の亜低木であるポンバリア・コミュニスですが、日本で迎える灼熱の夏には絶えられず、一時的に活動を抑止して、この期間は花を咲かせることがありません。
ポンバリア・コミュニス(木本種)
 冬場は、運が良ければ越冬できますが、一般には枯死してしまいますので、室内に取り込みます。今年、ついつい、7月初旬まで室内で育ててしまいました。秋の気配が漂ってから、改めて花が咲くようになりましたが、霜が降りる前には室内に戻しますので、今年は、結果的に室内にいる期間の方が長いことになりますね。長く観察したところ、実生三年目ともなると、葉が小さくなり、花数も減ってしまう性質です。
ポンバリア・コミュニス(木本種)

 出窓で実生株が新たに育っています。葉が艶々してオオバキスミレかと訝る程に大きく、室外の株に比べて5倍もあります。

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ヤエヤマヤクシマスミレ(交配種)
 記憶では、昨年の今頃、久しぶりに入手した交配種のヤエヤマヤクシマスミレです。もう10年以上も前のことになりますが、気に入って栽培していたのですが、二年目の冬を越せませんでした。当時、大きめの鉢から溢れるように、小さな葉を拡げていました。
ヤエヤマヤクシマスミレ(交配種)
 現在の個体もすごく期待をして栽培をしていたのですが、それ程には展開してくれなかったのです。その上、初夏には地上部が完全に消えてしまって、残念に思っていたのですが、復活を期して室内に移動していた鉢に、小さな芽が顔を出していました。ヤエヤマヤクシマスミレだと一目で判かり、また、喜んでしまいました。少しずつ花芽が増えており、期待を持って、しばらく様子を見ようと思います。
ヤエヤマヤクシマスミレ(交配種)

 両親は、葉も花も良く似ていますが、いわゆる「生殖的隔離」という状態にあって、全くの不念です。

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 夏場は「徒然草(つぶやきの棚)」というコーナーの動きが減るため、しばらく更新されていないとの印象を呈してしまいます。実は、ほぼ毎日のようにサイト内の各情報を更新しているのですが、その旨を、例年のように説明している自分に気が付くのです。
シロバナコモロスミレ(スミレの品種)
 この季節は、庭や展示会で観察できた栽培品の様子や、過去に取りこぼしてしまった画像を持ち出したりして、少しずつ更新を再開するのが常です。写真は、今春、庭の棚で撮影したコモロスミレの白っぽい型です。昔、栽培していました。姿を消してしまって久しかったのですが、不思議なことに、混ぜ植えしていたプランターの中から、突然、しっかりした姿で復活してしまいました。こんなことがあるのですね。

 今年、時間などの制約から少し解かれたこともあり、沖縄から北海道まで、できるだけ動き回ってみました。問題は体力と気力ですね。

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ジンヨウキスミレ
 この季節に北海道を訪ねたのは避暑目的ではありません。この季節の高地で花を咲かせるすみれたちを観察したかったのです。一応、登山になる訳ですが、体力の許す範囲でノンビリ歩く基本スタンスです。慎重に検討して、無理なく、複数種を観察できるはずでした。
ジンヨウキスミレ
 雪渓を含む登山道をゆっくり進み、目標地点まで登ってしまいました。ここでは腎臓に似た形の葉を持つ黄色いすみれ、ジンヨウキスミレを観察できる予定だったのです。見逃したのかと落胆しつつ、ゆっくり下りることにしました。同行していただいた方が「これは違うよね?」と指さした先に咲いていたのが「正に、それです!」でした。他の植物と混生し、個体数は想定より少なくて、運が良かったと思います。
ジンヨウキスミレ

 腎形の葉を持つ植物も、黄色い花も多くあり、見逃しがちです。他の登山道でも観察できる想定が雨で崩れました。

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ポンバリア・コミュニス
 出窓で育てていたスミレ科の木本種ポンバリア・コミュニスを植え替えました。亜熱帯から温帯域まで分布するとされる細めの亜低木です。スミレ科の植物が生まれた亜熱帯域から緯度を上げ、温帯域へ進出する際、草本化した方が適応が楽だったものと言われます。
ポンバリア・コミュニス
 室外で越冬させたこともありましたが、やはり、室内の方が成績が良くて、ついつい、夏まで出窓で育ててしまいました。亜低木とはいえ、樹高がメートルに達しており、直径12cm級のプラ鉢では、すぐ水涸れしてしまって外出もままなりません。直径30cm級の鉢に、まとめて2本植え込んでしまいました。樹高に比して幹が細く、風で折れてしまうので支柱も立てました。たっぷり湛水して、一件落着です。
ポンバリア・コミュニス

 おそらく、温室ならば一年中咲き続けると思われます。年々、幹の木質化が進み、なぜか、葉が小型化して花数は減ります。

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イブキスミレ
 梅雨時に遠隔地にある自生地を訪ねるのは、なかなか難しいところがあります。それでも、ギリギリまで走り回った甲斐はあったのかも知れません。暗がりのタデスミレの横で、同じように果実を膨らませていたイブキスミレが最後になりました。
イブキスミレ
 こんなことも珍しいのですが、今年、イブキスミレは三回目の登場になりました。果実期には、花期とは、ずいぶん異なる姿をしています。茎生葉の基部辺りに見えているのは、閉鎖花由来の果実ですね。茎生葉が出る葉腋から短い花茎を延ばして、その先で果実を膨らませているのです。ちょこんと座り込んだような姿で、大きめの萼が目立ちます。花は、複数出ることも、稀に咲くこともあります。
イブキスミレ

 暗くなったものの、なんとか写りましたね。エゾノタチツボスミレも自生しているはずでしたが、みつけられませんでした。

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タデスミレ
 更に標高を上げるべく移動して、2,000m級の草原を往復4時間程歩いてみました。結果は、捜し物見当たらず!で、さすがに足が痛くなってしまいました。得たことは、しっかり下調べをしてから、頑張るべきだという教訓です。
タデスミレ
 雨が降る前に、迷いながら、予定外にタデスミレの自生地を目指すことにしました。話題にすることはあっても、敢えて、10年以上訪問しなかったのです。その前の訪問は20年前かも知れません。環境保持のため、保護柵を設置したとのことでした。目的は現状の確認だけですから、夕方になって構わなかった訳です。まぁ、動物を柵の外から見る感じでしょうか。仕方がないと思います。すぐ、その場を去りました。
タデスミレ

 絶滅時期が少し延びたのかも知れません。こぼれた種で増えたものらしい、幾つかの小さめの株に、果実ができつつありました。

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チシオスミレ
 長野県は大きいので、千葉県から一泊や二泊で移動できる範囲なんて、たかが知れています。ポイントを絞って、しっかり歩いたのですが、それでも四つの「市」をまたぐように移動したようです。二日目の午前中は明るい日差しで始まりました。
チシオスミレ
 この日、初日には出逢わなかったチシオスミレが咲いていました。アカフサクラスミレとか、マダラサクラスミレとは呼ばれないのですね。まぁ、名前というものは、理屈ではないということだろうと思います。古い時代に根付いてしまったことを、後でやって来た世代が、一貫性がないなどとゴネても仕方がありません。名前がやたらと多い訳でもありませんので、個別に覚えるしかないと思われます。
チシオスミレ

 昔、トヨコロスミレについてSNSで投稿しましたら、シロバナシロスミレですね!とリプライを受けて、困った記憶があります。

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キリガミネスミレ
 青紫と白のグラデーションがあった花の続編です。前述の通り、当初、キリガミネスミレだろうと思いながら撮影していたのですが、側弁の白い毛が剛毛なので違和感を感じたのです。なにしろ、この自生地では、スミレもシロスミレも余り毛深くありません。
キリガミネスミレ
 実は、この自生地の場合、葉にも特徴があり、一枚目の通り、葉身は細長く、寧ろ、「へら型」と呼んだ方が良さそうな個体ばかりでした。そんな両親から、丸まった披針形の葉を持つキリガミネスミレが生まれるものかとの疑問も生まれたのです。時間を掛け、それぞれの個体毎に花や葉、茎の細部を確認しまくり、二枚目と三枚目の右側については、キリガミネスミレの可能性ありとの推測に至りました。
キリガミネスミレ

 三枚目の右側はキリガミネスミレ、左側はコワシミズスミレ、そんな見方をしています。花も葉も、それぞれ異なっていますね。

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