趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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説明が前後しますが、「高原のすみれたち」と題しているのは、6月に長野県を訪ねた際のすみれたちです。で、こちらがオリジナルのサクラスミレですね。花の色が濃い方がサクラスミレらしさが伝わってくるような気がしませんか。
この個体は上弁が少し巻いている点を除けば、概ね、よく見られるタイプです。5枚の花弁が平面的に配置されていて、顎がしゃくれているかのような傾きで咲きます。それから、側弁にびっしりと白い微毛が見られるのも特徴です。ところで、命名の由来でもある花弁の先端が少し凹む方の特徴ですが、そうではない花弁も見受けられますから、絶対的な特徴とは思わないで下さいね。
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この季節、標高の高い場所で見られるすみれの2番手はシロスミレです。誤解されやすいそうですが、これは独立した白い花を咲かせる種であって、決して白いスミレ(Viola mandshurica)ではありません。でも、外見的にはよく似ていて、葉には翼まであります。
日溜まりが好きなのでしょうね。日照が真上から当たるような高地の草原等を住処にしています。白い花、軽い緑色の葉という明るい性格ですね。資料によりますと、北海道の原野にも自生しているそうですが、中部地方では、最低でも標高1、000m以上に生育する高原に咲くすみれの代表格です。
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そろそろ平地のすみれは限界ですが、標高の高い場所では、まだまだ花の季節。ここは標高約1、700mの深山で、たくさん咲いているのは、その名もミヤマスミレというオチです。
時折、花付きが悪くて葉ばかりといういケースもあるのですが、ここにはたくさん咲いていました。濃い緑色の薄い葉に、明るい紅紫色の花が映えますね。もう少し標高の高い高層湿原等でも見られます。まだまだ、今から咲くすみれの一つです。
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昼過ぎの気温が27℃、完全な夏日が続き、地域によっては真夏日の声も聞こえるようになりました。庭のすみれたちは花期の遅いニョイスミレも終わりかけています。ところが、独り気を吐いているのがシロバナリュウキュウコスミレです。開花適温の違いなのでしょうね。
今年の2月に自生地を見てきたのですが、このすみれたちは、どうやら、その自生地の子孫たちです。数株が同じように次々と花茎を上げています。沖縄本島の2月後半と千葉北西部の5月後半は似たような気候なのでしょうか。
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一泊ですみれ探しに行っていました。その話は後日としまして、さて八番バッターは、地域によっては余り見掛けないと聞くマルバスミレです。名前の通り、葉が丸いと言えば丸いかも知れませんが、取り立てて和名になる程の強いイメージはありませんよね。
花弁が白くて、多くの場合は丸いようです。でも、地域差があって全体イメージで覚えるしかないかも知れません。微妙な変異もあって、例えば、この花は花弁の裏側が紅色を帯びていますね。花弁がフリル風に波打つ例も多く見掛けます。困ったことに、花弁が少しだけ細くなるとイメージがかなり変わってしまいますので、余りパーツ単位で覚えない方が良いかも知れません。
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さて、満を持して七番バッターにナガバノタチツボスミレです。ただし、右打席と左打席に揃って登場?それ程遠くない場所に花を咲かせていたのですが、花の色イメージが随分違うものです。
初めて出逢った時、ニオイタチツボスミレ系の雑種ではないかと思ったのですが、全体に丸くてふくよかな花です。それから、左の写真を見ると中央部が白く抜けていますね。右の写真はとても淡~いピンク色で白花ではありません。根生葉は名前に反して丸く、茎生は上に行くほど長い葉に変わっていくようです。花後は更に長くなると聞いています。
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今回、是非逢いたかったシハイスミレを六番バッターにしましょう。花も葉もとても多様です。お気に入りですから、遭遇頻度は少ない割には少し変異があっても何とか分かりますが、見慣れてはいませんね。
ここで出逢ったシハイスミレは、ご覧の通り、葉の光沢が強く、花の色が濃いめでした。花が終わりかけているとは言え、やはり魅力的ですね。乾燥気味の林道の一角にまとまって咲いていましたが、その上でも下でも見つかりません。旅立つ前の想定では、もう少したくさん、つまり、頻繁に数多く見られるのではないかと思っていたのです。少し物足りない気持ちもありますが、たくさんの他のすみれたちに出逢えたのですから、贅沢は申しません。
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これまで脇役で登場していたオトメスミレを主役に抜擢してみました。十分にフロントを張れるタレント(才能)だと思いますよ!
ご覧の通り、一見、シロバナタチツボスミレかと思わせる風貌ですが、よく見ますと距が淡紅色だと分かります。
この自生地を見て感じたことなのですが、植生環境や土の具合、風景を含む雰囲気全体が箱根の乙女峠に良く似ていました。オトメスミレと命名された所以の自生地ですね。でも、オトメスミレは広くどこでも見られるすみれですから、似ているのは単なる偶然に過ぎません。でも、すみれ好きは「ヒナスミレが臭う!」なんて意味不明なことを口して喜ぶ悪癖があるのです。o(^▽^)o
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撮影していた一角にはタチツボスミレとオトメスミレだけでなく、ニオイタチツボスミレやアカネスミレが身を寄せ合うようにして咲いていました。タチツボスミレとオトメスミレは、衣料品で言えば「色違い」程度の関係で、ともにニオイタチツボスミレとは交雑しやすいそうです。
なぜ、混血してしまわないのでしょうか。いえいえ、このタチツボスミレは花の中央部が白く抜けていて、ニオイタチツボスミレのDNAがプンプン臭いましたよ(笑)。でも、タチツボスミレとオトメスミレは、これだけ近くに居るというのに、それぞれ自己を主張しているようです。ぎりぎりで自らの姿を維持(保全)しようとしているのかも知れませんね。
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幾つか遠距離の旅を企画して動いていたものですから、うまく時間調整ができず、天候不順も手伝って、なかなか近中距離に出掛けることができなくなっていました。何とか雨は降らないという予報の土曜日、意を決して出掛けてみました。
千葉から東京を通り抜けなくて済む茨城を選んで正解でした。時間を大幅に短縮できたのです。そこは、以前、コスミレを見た場所に近く、書籍ではナガバノスミレサイシンやフモトスミレが見られると記載されていた場所です。
とても嬉しい誤算があり、上記2種の他、タチツボスミレ、エイザンスミレ、アカネスミレ、スミレ、マルバスミレ、ニオイタチツボスミレ、それから、とても可憐なオトメスミレに出逢うことができましたよ。(´ー`)
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