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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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シハイスミレ

 関東では気温が上がらず、咲き出した桜が凍えるような週末、寒いのに都合で二輪で出掛けたのは初めての自生地でした。登り口まで少し迷ったのですが、ピクニックが楽しめそうな山の中で、とても小さなシハイスミレが待っていてくれました。
 花の形状は、九州や中国地方で見掛けるような丸くてほんわかした姿ではなく、もう少しキリッとした風貌です。でも、葉の形状はシハイスミレらしい披針形で、裏面も花茎も明るい赤褐色と呼ぶことができそうな赤紫色でした。特徴的な点として、比較するものがないアップ写真では大きさが分かり難いところですが、かなり小さいと思って下さい。空がひらけた渇き気味の土に、疎らに株が見えます。地元の方にいろいろ教えてもらったのですが、それほど広範囲に自生している訳ではないそうです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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マキノスミレ

 昨年、拝見させていただいたすみれの展示会から、引き続き丹精を込めた作品たちの登場です。(57)までは「菫展見聞録」と題していましたが、「すみれ展見聞録」の方が親しみがあり、読み易いと考えて変更しました。
 さて、ここは都会型の憩いのオアシス、桜で賑わう鶴舞(つるま)公園内の名古屋市緑化センターです。再開一番目は艶やかなマキノスミレにしました。幾つかの株を植え込んで育てたものでしょうが、花立ちが良くて一斉に開花している姿が見事です。日本海側や東北の野山で出逢ったものはポツリポツリと花を咲かせるタイプばかりでした。兄弟分であるシハイスミレでは花立ちの良い株ばかりで構成された群落を見たことがあります。生活の様子も少し違うのでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
マルバスミレ

 以前、近所で良く見掛けたのですが、近年は少なくなってしまいました。パイオニア植物的要素が強いようで、たくさん見かけるなぁと思っていると、数年後には激減することがある「放浪癖のあるすみれ(笑)」でしょうか。ここは既に標高1,000mに近いのですが、近所はせいぜい30m程度ですから、垂直分布が広いですね。
 植物体全体に毛の多いのですが、昔、なぜかケマルバスミレと呼ばれていました。毛が多いものが多数派ならば、敢えて頭にケを付けなくても良さそうなものです。それも順番があって、マルバケスミレと呼んでしまうとエゾアオイスミレの別名になってしまい、また、ヒゲケマルバスミレは側弁に毛がある品種の標準和名です。命名に品位とかセンスが感じられませんね。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
テリハタチツボスミレ?

 説明札がちらっと見えていますが、日本海側などの多雪地域で見られるテリハタチツボスミレとして展示されていたものです。
 今年、下北半島でテリハタチツボスミレの群落に出逢いましたが、それは目を奪われるような華やかな色合いを醸し出していました。困っているですが、展示会の個体も含めて出逢う度に違う印象を受け、どれが典型品なのだろうかと戸惑っている状態です。さて、写真の個体ですが、葉の基部が深い心形で、鋸歯が粗く、葉の厚みが余り感じられません。少なくても、下北半島のテリハタチツボスミレとは全く異なるもので、敢えて言えば、別種ながらツヤスミレと呼ばれる海岸性のタチツボスミレに似ています。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シハイスミレ or マキノスミレ

 雨が降らずに済んだ週末パート2、やはり気になっていた自生地に足を運んでみました。四輪で海に行く途中に立ち寄ったのは困ったすみれの自生地です。
 上方から葉を見ると典型的なシハイスミレの形状で、ヒナスミレ風にさえ見えますね。でも、横から見ますとかなり立ち上がっているのです。さて、今回の観察ポイントは「花期に淡紫色掛かっていた葉の裏面がどうなっているか!」の1点でした。ご覧の通り、紫系色素は抜けて淡緑色に変化しています。ただ、葉柄は赤みを帯びていますね。これらは共にマキノスミレの特徴です。ここまで調べた結果として、マキノスミレに近い中間型だと自分なりの結論を出しました。

フモトスミレ

 標高2300m級の景色を堪能して少し下りてきました。池が多いのですが、時間の経過とともに湿原になった場所もあります。ワタスゲが揺れる高層湿原を見つけたのですが、それでも尾瀬より少し高い1600m級です。一日で通り過ぎるにはもったいないエリアでした。
 湿原でゆっくりして、日が暮れそうでしたので、そろそろに退却しようかと車に向かって上る坂道に、下りる時には気づかなかったフモトスミレがひっそりと咲いていました。葉もなかなか良かったのですが、暗くて絞りを相当開けましたので被写界深度は確保できず、葉の様子はぼんやりとしか写っていませんね。まぁ、こんなこともあります。( ; _ ; )ヾ(^^ )

マキノスミレかな?

 房総半島としては珍しいすみれの話、続編です。観察が大事という思いから、週間予報で雨は降らないとされた数少ない一日を利用して、もう一度自生地を訪ねてみました。前回は咲き始めたばかりだったので、別の時期にもう一度観察しないといけないと思っていたのです。
 シハイスミレとマキノスミレは兄弟分ですが、幾つか見た目の相違点がありますね。何しろ、見た目でしか判断できませんが、勝手に、最重要ポイントを葉の立ち上がり方だと思っています。そして、今回の観察対象は「ほぼ垂直に立ち上がってから斜めに下がる独特なスタイル」が大勢を占めていたのです。

シハイスミレかな?

 これは何に見えますか?ちょっと迷いながらシハイスミレの可能性が高いかも?と思っています。大分のシハイスミレは葉の表面がツヤツヤしていて、広島のものは葉先が少し尖り気味、つまり、かなり変異がある種なのですね。ところが問題は、ここが房総半島だということです。最近まで記録されていませんでした。
 実はマキノスミレが自生しているという情報から辿り着きました。その写真を見る限りではマキノスミレかと思ったのですが、自生地で多くの個体を見た感想としてはシハイスミレの線が濃いかなぁと思っています。ただ、きちんとした確認が行われ、千葉県の「最重要保護植物」とされているそうですので、もう少し観察を重ねるべきでしょうね。

ナエバキスミレ

 さて、なかなか清々しい面構えを見せていますが、ダイセンキスミレとの違いが分からないナエバキスミレにも登場してもらいました。花や葉や茎の様子も、生育環境や生え方も同じように見えます。そう、外見的な違いは見当たらないようで、敢えて違いを言えば「増え方」なのだとか。これでは自生地に通いつめるか、環境を整えて栽培して継続観察するしか確認方法がないですね。
 旅先に咲くすみれたちですから、通うことは困難です。でも、このすみれを栽培する力量は・・・。すみれたちにとって大切な時期に各地を飛び回っている訳ですから、庭で花を咲かせるのは園芸種を含めて丈夫な種限定なのです(笑)。本当は自分で確認したい気持ちがありありで、何か良い方法をゆっくり考えてみましょうか。

ダイセンキスミレ

 鳥取県で遭遇する心づもりだったダイセンキスミレに、県境の広島県側で出逢ってしまいました。一応、近隣自生地の下調べでは「可能性あり」だったのですが、車中からでも分かりやすいところに咲いていたのがラッキーでした。実は、移動に予想外の時間が掛かってスケジュールがタイトになっていたのですが、お陰様で登山を部分的に中止することで時間をセーブできたので助かりました。
 咲いていたのは、資料にもあった明るい亜高山の路傍で、標高はきっちり1,000m!なかなか几帳面なすみれさんです。ただ、ナエバキスミレとの具体的な違いは見い出せませんでした。

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