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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タチツボスミレ

 さて、このコンモリとしたすみれは何でしょう。実は普通のタチツボスミレなのですが、なんと、たった1株なのです。この場所には家が建っていたのですが、一昨年の冬に取り壊され、今年の初夏に家が建ちました。その約1年半という短い期間にどこからか侵入して、春に花を咲かせたのです。
 駐車場のすぐ前なので、小さな芽が出たばかりの頃から観察していました。誰も通らず、他の植物が生えていません。その上、遮るものもない絶好の環境を独占して、早春からきれいな花を咲かせながら大きくなりました。でも、イソスミレもビックリする程の大きさになるとは驚きです。一つ疑問なのですが、この種子はどうやって侵入したのでしょうか。実は、この家一軒分の敷地にはハコベやヒユ、タンポポ、ヨウシュヤマゴボウ、南天の木や園芸種のオオムラサキツユクサまで大きく育ちました。勤勉な蟻さんや鳥さんのお仕事かも知れません。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
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タチツボスミレ

 桜の木の下で、手をつないで遊んでいるコロボックルの子供たち。わっせ、わっせ♪♪、そんな雰囲気で咲いているのはタチツボスミレたちです。
 適応環境の広いすみれですから、どこにでも顔を出すと言う意味で「坪」という言葉が使われています。元来は「小さい、狭い」、「一人分の米が収穫できる面積」、「庭」などという意味ですが、中庭のような意味で使われたため、身近でどこにでもあるものという意味合いが生まれたようです。一方、同じくツボスミレとも呼ばれるニョイスミレはどこにでもあるという訳にはいきませんね。やはり、ツボスミレという和名をニョイスミレに改めようと提唱した牧野博士の意見は的を得ていると感じます。この写真を見ていて、ふと、拙宅の狭い庭にもコロボックルが顔を出さないかと夢想してしまいました。


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タチツボスミレ

 散歩中にすみれに気がつくのは、このタチツボスミレの場合のように、まず何か紫色の花が咲いているなぁ、と色が目に入る時ではないでしょうか。慣れれば、白いすみれでも、もっと遠くからでも判別できるようになるものですが、慢心してしまうと、実はカキドオシやトキワハゼ、ムラサキサギゴケの見間違いだったりして落胆してしまいます(笑)。
 春まだ浅い時期のタチツボスミレは低い草丈でも一生懸命に花を咲かせています。少しずつ茎を伸ばして、盛んに花を咲かせ続けます。この元気なすみれは比較的花期が長いようです。近所の新興住宅地に「つぼすみれ公園」という子供たちが元気に遊ぶ小さな広場ができました。誰が名付けたのか分からないのですが、良い名前ではないでしょうか。


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ヒバントゥス・コミュニス

 気温が下がっても、ヒバントゥス・コミュニスはそれなりに咲いています。真冬は室内に移動するのですが、一方で真夏もお休みするようですね。写真 は若い木で、こぼれた種子から増えました。最近は蒔かなくても勝手に増えて、冬に取り込む場所がなくなってしまいそうです。
 春に発芽した別の株たちはひざ丈を大きく越えて、風の強い日には倒れてしまいます。鉢で育てるには早めに成長点(茎頂)を切るべきでした。また、 室内越冬組は外に置く場所を確保できず、そのまま閉じこもりになってしまったのですが、貧弱な葉が展開するだけで花はポツポツ咲く程度でした。こちらも春先に剪定 すべきでしたね。それでも夏に剪定したところ、今は大きな葉が茂っています。ただ、花は少なめのままで、屋外の風や雨が必要なのだろうなとつくづく感じたものです 。


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スミレ岩桐草

 わ、新手の外来種か!と慌てないで下さい(笑)。確かに中国からの外来種らしいですが、スミレ科の植物ではありません。山地の渓流などで見られるイワタバコの仲間で、「スミレ岩桐草」という名前で流通している園芸種です。毎年、パンジーがやっと登場するような時期に、とてもスミレっぽい花をたくさん咲かせて楽しませてくれるのです。
 特別な世話はしていなのですが、年々株が大きくなってコンモリとしています。実は和名に納得していません。岩桐草は西日本に自生する谿流の野草で、岩肌にしがみつくように生えて桐に似た花を咲かせる草です。その名前を引継いだスミレに似ている種ということですが、同じイワタバコ科でも属は違うのですから、相当無理があります(笑)。この時期の楽しみに育て続けようと思っています。


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スミレ

 少し青みが強いスミレの蕾が膨らみ始めた頃の写真です。花びらが開いていませんが、色合いは想像できそうですね。スミレは幅広い環境に適応できたために個体数が多く、その結果、変化も多い種として知られます。それらの一部は園芸品種として流通しており、ほぼ同時期に開花するので、幾つかの型を並べて眺める楽しみがあります。まぁ、ほんわかとした風景でしょう。
 実際、野山をあちらこちらと歩き廻っていますと、魅力的な色合いや配色、多彩な形状の型に出逢うことがあります。交配に取り組んでおられる愛好家さんで、スミレ同士の交配を試している方がいました。花びらが大きいとか、覆輪があるなどの特徴を持つ優良株を親に選ぶと、その特徴が優性であれば魅力が増幅される可能性あり!ですよね。その上、子孫には稔性も期待して良いのでしょう。


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スミレ

 この写真は少し青味が強い花を咲かせるスミレの種子が裂開したばかりの姿です。3心皮性だなぁと明白にわかる形態ですね。早速、種子の数を数えてみました。何度か数え直した結果、縦になっている部分に18個、向かって左斜めが25個、右斜めが20個、計63個に見えます。存外多いと感じませんか。
 このまま放っておくと飛び散ってしまいますので、茶封筒などの紙袋に入れておくのですが、パチン、ピチっと小さめながら鋭い音を楽しむことができます。スミレやホウセンカのような朔果には、細胞の膨圧と乾燥による収縮の力で種子を遠方に弾き飛ばす機構が備わっています。「膨圧」と言う言葉は耳慣れないと思いますが、植物細胞が形状を維持して植物体全体を支えるには欠かせない力です。あの細い茎で風に負けず立ち上がるパワーの源ですね。気圧で表現すると数気圧から数十気圧(!)に及ぶこともあるそうです。


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すみれの実生苗

 見た感じがモヤシにそっくりですが、春にまとめて播いた種子がそろって発芽した3月初旬の様子です。育てることは余りうまくないと思っていますが、ある程度は育てないと植物を知ることはできないという気持ちもあって、なんとか頑張っています(笑)。
 多くの種類というより、国内では観察できない外国種、通年観察したい注目種、可愛くてお気に入りの種と丈夫な基本種を中心に栽培しています。ため息が出ますが、今年もツマグロヒョウモンに悩まされました。夏場は一日2回の駆除が日課で、通算駆除数は軽く千匹を超えたでしょう。すみれらしくない外観のヒバントゥス・コミュニスも食べます。気温が下がって葉を伸ばしたヴィオラ・バンクシイは花芽を伸ばす度に食い荒らされます。ただでさえ厳しい夏越しに備えて、ある程度同じ種の苗も育てておく訳ですが、この作戦で正解でした。


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ムラサキコマノツメ

 このまま伸びてキュウリになるのではないか(笑)、という特徴的な形をしているのはムラサキコマノツメの果実です。小ぶりで細長く、例えば市販されているアツバスミレの園芸種などと比べると、果実の体積は半分程度しかないように感じますね。それでもムラサキコマノツメの種子は極めて小粒なので、数量的にはむしろ多く産み出されているのではないでしょうか。
 記憶の話で恐縮ですが、ムラサキコマノツメは採り播きした場合の発芽率も良好だったように思います。発芽率の良い種子を大量に飛ばしていたら、とても増えてしまうのではないかと心配になってしまいますね。そういう訳で、一度種子を入手した後は、特に意識せずに、毎年たくさんの花を楽しんでいます。


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オオタチツボスミレ(白変種)

 ヴィオラ・プベスケンスとは対照的な果実を実らせているのはオオタチツボスミレの白変種で、もう長く栽培しています。正確にはほったらかしに近い状態なのですが、それでも丈夫に育ち、勝手に代を重ねています。
 この果実は細長く、なんとなくスターフルーツに似ていて、畝が3つある独特の形状をしています。チラッと見ても心皮が3枚だと分かる形状ということでしょう。閉鎖花もたくさん上がるので、管理が良ければ種子をしっかり入手できるはずですが、いつも多くは飛ばしてしまいます(笑)。その結果、ふと、気付けば、あちらこちらの鉢からオオタチツボスミレの子供たちが元気に生えてくるという訳です。


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