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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タチツボスミレ
 旅から戻って一週間が経過しましたが、どうも慌ただしくて、まだ記録したいことが残ったままです。実は、おもしろいなぁと思ったことがあって、一般には普遍種とされるタチツボスミレが、この地では少数派だったことですね。
タチツボスミレ
 幾つかの環境を歩くことができ、各地でオオタチツボスミレやニオイタチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ、ツルタチツボスミレなど、タチツボスミレの近縁種は多数自生していました。ところが、明示的にタチツボスミレと認識できる個体は意外に少なくて、最も多く見られた姿はオオタチツボスミレと、その交雑種らしい個体群だったのです。はっきりした特徴を認識できない場合も多々ありました。
タチツボスミレ

 花と葉の両面から、最もタチツボスミレらしい個体を選びましたが、それでも、花冠の様子などは微妙です。

<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

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ニョイスミレ
 山頂部の平坦で雨水が貯まりそうな環境には、多くのニョイスミレが咲いていました。5月中旬ですので、例年なら、当たり前のことですが、今年は全体に動きが遅く、特に、この地の標高が高くはない環境では、まだ、ニョイスミレの花は少なめだったのです。
ニョイスミレ
 誰しも、ニョイスミレとタチツボスミレには、なかなか、カメラを向けずに通り過ぎてしまうケースがあると思います。ただ、この二日間は少し状況が異なりました。前述の通り、まだ、ニョイスミレは大量には咲き出しておらず、稀に見かける個体群が、まぁまぁ、可愛らしく感じたのです。実は、淡い紅色の花を持つ個体も混じっていたのですが、ムラサキコマノツメと呼ぶには、少し抵抗がありました。
ニョイスミレ

 通常、普遍種であろうタチツボスミレですが、この地では、明らかに、そう呼んで良さそうな個体は限定的で、多いとは言えない様子でした。

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シハイスミレとフイリシハイスミレ
 和歌山編で取りこぼしてしまった画像から、シハイスミレとフイリシハイスミレをピックアップしました。撮影日は、丁度、一ヶ月前になります。キャンピングカーで到着して、霙が雹に変わって、少し積もった翌日のことでした。
シハイスミレとフイリシハイスミレ
 少し暖かくなり、颯爽と歩き回った翌日の午後、草原を越え、少し環境の異なる松などの疎林下に足を踏み入れていました。そこで、極めて淡い紅色の可愛らしい花が目に付きました。フイリシハイスミレです。周りを見回すと、コンピラスミレと呼ぶ方もいるであろう、葉の主脈に沿って薄く白い斑が入る型もみつかりました。兵庫で出逢ったハグロ型も期待したのですが、欲張ってはいけません。
シハイスミレとフイリシハイスミレ

 和歌山でも、もう少し観察できているのですが、明日、雨予報の中を出掛けますので、続きは、また、後日になります。

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ゲンジスミレ
 撮影から10日以上経過してしまいましたが、まだ、ドキドキしながら、編集を続けています。特に、このゲンジスミレは順番を待ちきれないような気持ちでした。これだけの株数を同時に目にしたのは久しぶりです。この頃、空では雨雲が動いていました。
ゲンジスミレ
 ゲンジスミレは、花の色合いや葉が醸し出すイメージとは異なり、明るく乾燥気味の斜面などに自生する種のようです。暗めの森で見かけた記憶はありません。まぁ、それ以前に個体数が少なくて、必然的に出逢いが限られる種でもあると思われます。すみれ好きさんたちの言動から感じることは、このゲンジスミレが「出逢ってみたい憬れの存在」と認識していた方が多い様子です。自分もそうでした。
ゲンジスミレ

 分布情報を見ると、限定的ながら、各地で観察されているはずですが、個人的に、観察地のほとんどが山梨です。

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ミヤマスミレ
 まだ、各地のすみれたちを取り上げきれていないのですが、ここで山梨編を開始しなければ、撮影からの時間が経ちすぎてしまいそうです。さて、この日の主役は、このミヤマスミレだったかも知れないと思いました。少しずつ説明していきます。
ミヤマスミレ
 ミヤマスミレは、関東甲信越から北海道まで広く分布していますが、資料によりますと、ちょっと間が空いて、四国や中国地方でも見られるそうです。この地の個体群には、特に目立つ特徴はないように感じますが、時に花弁がフリル状にしなる個体が見られて、総じて、可愛らしい印象があります。環境としては、明るめながら、周辺に苔が生えているように、土壌水分が多い林下を好むようです。
ミヤマスミレ

 山梨には、20年位前と10年位前、二輪などで通ったものです。近年、また、電車で出掛けるようになりました。

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サクラスミレ
 この日に走り回っている地域は、自生しているすみれの種が極めて豊富です。今回もサクラスミレに出逢うことができました。明るくて土壌水分が多めの環境を好むと言われる通り、陽光をまともに受けて照り返しながら、元気に咲いていました。
サクラスミレ
 サクラスミレの特徴と言えば、花冠が大きくて斜め上向きであるとか、花側弁に白い毛が目立つとか、花の特徴がよく語られますが、実は、葉にも特徴があって、両面がきれいな緑色をしていて、立ちぎみにスッと伸びあがる傾向があります。マキノスミレ風とでも説明すれば良いのでしょうか。ところどころにポツンポツンと咲いていましたが、環境が合えば、群生する姿が見られることもあります。
サクラスミレ

 桜菫の命名の由縁には諸説ありそうですが、花弁の先端が少し凹むため説が有力だとか。命名者は洗練された風流人ですね。

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オトメスミレ
 基本的には、各地でよく目にする普遍種であるタチツボスミレの色違いに過ぎないのですが、オトメスミレという品種は、時にオヤっと声が出そうになる程、魅力的に見えることがあります。距の色合いの濃淡によっても、受ける印象が違うかも知れません。
オトメスミレ
 この日は、遠目に見るとシロバナタチツボスミレかと見紛うような、距の色合いが淡いものから、赤紫色が少し強めのものまで、多少の幅があって目を楽しませてくれました。陽光が燦々と降り注ぐ開けた斜面では、花弁が白く輝いて見えたものです。一方で、路傍の岩場に覆われるように咲いていると、花が咲く一画だけ、灯りがともったように、暗い背景から浮かび上がっていました。かわいらしい品種です。
オトメスミレ

 開花から少し時間が経ってしまうと、口さがない物言いで「薹(とう)が立った乙女」などと揶揄されがちですね。

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ヒカゲスミレ
 和歌山編も広島編も、まだ、まとまりきっていないのですが、編集上の都合もありまして、昨日、出向いた群馬編を始めることにしました。出逢った順番を意識せずに綴りますが、このヒカゲスミレは、最初に停車した場所に咲いていたものです。
ヒカゲスミレ
 乗用車とすれ違うにもヒヤヒヤする山道ばかりで、単独で再訪できるとは思えないのですが、この場所は記憶にあります。実は3年前に、この自生地を訪ねており、その際には、一面にヒカゲスミレが拡がっていて、この林下が白く覆われているかのように感じたものでした。今回は、林に分け入って探すような状況です。花が終焉期にあるというより、やはり、個体数自体が少ないようでしたね。
ヒカゲスミレ

 この日は、マイクロバスの運転手さんを含め、20年来のすみれ仲間も含む20人弱で、ワイワイと山を巡りました。

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フモトスミレ
 初日は、ススキに覆われた高原域を中心に歩いていました。しっかり陽光が当たる環境であるため、ヒゴスミレやフモトスミレなど、明るく乾燥気味の環境を好むすみれたちが主役です。前年に揺らめいていたであろうススキの折れた茎に埋もれています。
フモトスミレ
 昨日までは、ヒゴスミレの種内変異が気になった話をしていました。実は、フモトスミレこそ、全国を歩き回ると、まさに千差万別であり、閉口させられてしまうのですが、ありがたいことに、ここではほぼ同じ姿をしていたのです。小さくて濃緑色の葉を裏返すと、同様に濃紫色をしています。花茎に強い赤みが見られ、距がほんのり淡紫色を帯びるという、見かける頻度が高いタイプだと思いました。
フモトスミレ

 棘があるキイチゴ属の植物(ナガバモミジイチゴ、またはニガイチゴ)が多く、いっぱいキズを作りました。

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ヒゴスミレ
 自生地に到着した日の夕方までと翌日の午前中、できるだけ歩き回ってみました。自生環境の違いから、10種程度のすみれたちが棲み分けている様子が分かります。ヒゴスミレは、その内、明るい日差しを真上から受けているチームの一員ですね。
ヒゴスミレ
 初めて訪れた自生地で、次々に現れるヒゴスミレたちは変化に富んでいました。葉の姿こそ、ほぼ同じに見えますが、花冠の形、萼や花茎の色合いなどに幾つかのパターンがあるのです。花冠が丸く大きい個体は、群馬や山梨などで観察したヒラツカスミレを彷彿とさせるものがありました。一方、九州では薄紅色の花も少なくありません。種内変異なのでしょうが、この狭い範囲では不思議に感じたものです。
ヒゴスミレ

 改めて、調べて見ると、雑種ではないかとの意見もありますが、一般には、種内変異とされているようでした。

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