忍者ブログ
趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
<< 2025 / 09 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
[25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32]
ニョイスミレ

 さて、車両で動く旅は大雑把なスケジュールで出発するので、どこに辿り着くか分かりません(笑)。この日は、ついに新潟県が目と鼻の先である志賀高原までやってきました。すみれ目的ではなくて、ちょっと出向いてみたかったのです。
 それでも何種類かのすみれを見ましたが、既にニョイスミレが成長していて、尾瀬より遥かに標高が高いにも拘わらず、花期を終えたオオタチツボスミレやエゾアオイスミレらしき葉があるだけでした。ニョイスミレは湿った場所が大好きで、一般には水が流れる道端や水が溜まる窪みで見られるのですが、ここでは落ち葉が積もる林下で普通に見られました。朝露等が多いのかも知れないとか、勝手に解釈しています。

PR
ミヤマツボスミレ

 ここは尾瀬ですから、ニョイスミレというよりミヤマツボスミレということになるのでしょう。ニョイスミレの高山型変種で、昨年は散々迷いました。どうも境界線が不明確なのですが、尾瀬のものは原則としてミヤマツボスミレで良いのだとか。これなら便利?です。(´`;)
 少し違和感のある話ですが、この写真を撮った理由は花が際立って丸く、可愛いかったためですから、今回はどちらでも大きな問題ではありませんね。なにしろ、このエリアには花が丸いもの、潰れたように平べったいもの、赤味が強いもの、白っぽいもの、立ち性のもの、這い性のもの、花の大きさも葉の形状もまちまちなのです。

タチツボスミレ

 もう少し早く掲載する予定だったトピックです。3月末、時々登場する「返り咲きの丘」がある公園には桜やカタクリだけではなくて、多くの花木、ニリンソウやヒトリシズカ等の春植物たちが溢れていました。
 タチツボスミレがいっぱい咲いているなぁと思いながらウロウロしておりましたら、ツバキの木下でこのような組み合わせが見られました。前置きをしておきますが、決して演出は致しておりません(笑)。自然に落ちて、タチツボスミレ の傍らに転げて余り時間が経過していないようですね。それでも、少し汚れているのは仕方がないところでしょう。

ニョイスミレ

 これだけ小さい花ですと、どうしてもアップで撮影してみたくなりますよね(笑)。少し暗くなり始めていましたので、十分な被写界深度を確保できなくて、ちょっと苦労してしまいました。唇弁の模様はしっかり写っているのですが、側弁の毛にはピントが甘くなって、雌しべにはもう合っていません。これでも、折りたたみ式のレフ板を使っているのです。この手の白い花は明るすぎてもうまく写ってくれなくて、あの手この手と工夫を重ねることになるのですが、お陰様でいろいろ小道具も増えてきました。必要は発明の母ですね。

アカネスミレ

 この色を見ると、自宅の裏山にいっぱい咲いていたアカネスミレの群落を思い出してしまいます。現在、その裏山は一面の住宅地で、法律で残された幾つかの区画を探してみたのですが、復活する気配は全くないようでした。本当は崖崩れ程度ではめげない、なかなか根性があるすみれなのです。
 写真の個体は赤紫系の花色で花弁の幅が狭いものですが、全国を歩き回ってみますと多彩な表情があることが分かります。個人的には赤紫系で丸みのある花弁が好きかも知れません。咲き方にも個性があって、九州で見掛けたものは大量の花がブーケ咲きになっていて、花色の濃淡がグラデーションを構成して見応えがありました。各地の個体を見比べていると、それだけで楽しくなります。

オオタチツボスミレ

 青森のお話が長くなりました。個体数が一番多かったオオタチツボスミレの大きさが分かるかも知れない写真をお届けして、一応の区切りにしたいと思います。
 今回の旅程では、花が終わっていたアオイスミレやエゾアオイスミレ、終わりかけていたアカネスミレ、ミヤマスミレにも出逢えて嬉しかったのですよ。ただ、あちこちに進出していたソロリア(3品種)との出逢いは嬉しかったような嬉しくなかったような・・・。まぁ、きれいな庭に咲いていたフレックルスなら、別の機会に持ち出して来るかも知れません。先ず、中途半端になっていたすみれたちを片づけなくては!

オオタチツボスミレ

 十和田湖と奥入瀬渓流は若い頃に一度来たことがあったのですが、曖昧な記憶しか残っていません。その奥入瀬は渓流と呼ばれているにしては、ゆったりした流れでした。ゆっくりゆっくり下って行く途中には多彩な草木が自生していて、時間が許せば、流れに沿った道を時間を掛けて歩きたかったですねぇ。
 オオタチツボスミレと一緒に咲いているのはニリンソウだと思いましたが、関東で見るものより大柄な上に、同時に3輪や4輪は当たり前という姿でした。本当にニリンソウだったのでしょうか(笑)。決して小さくはないオオタチツボスミレがこぢんまりと見えてしまいます。

オオタチツボスミレ

 北東北なのに、まだ登場していないすみれがあります。オオタチツボスミレですね。この旅で最も多く見ることができたすみれはオオタチツボスミレ、それから、一番最初に出逢ったのもオオタチツボスミレでしたが、日を追って目にするのが当たり前という感覚になってしまう程に「普通のすみれ」なのでした。o(^▽^)o
 せっかくの青森ですので十和田湖畔にも宿泊してみたのですが、宿泊予約の直後に鳥インフルエンザ騒ぎがあって、ちょっとドキドキしたものです。撮影日の前後は全国的に驚くような寒波に見舞われていました。そんな春の奥入瀬渓流は一段と寒かったようです。

マルバスミレ

 あちこちでポツリポツリと目にしたのは白い花を咲かせるマルバスミレでした。このすみれも、自生地によって花の様子が少しずつ違っているのですが、ここで出逢った個体は縦に長く、上弁がウサギの耳のようにしゅるっと上に伸びています。
 マルバスミレは白い花なのに、花の位置が低いため、雨が降った後はドロンコ遊びをした悪ガキのような顔になってしまいます。こんな綺麗な花は今年になって初めて目にしました。でも葉の方は基本的に毛むくじゃらで、花茎もかなりゴツい印象ですね。

タチツボスミレ

 タチツボスミレは個体数が多いので多彩な変化が見られますが、特にすぐ側に並んでいると楽しくなりますね。この薄紅色の花ならサクラタチツボスミレと呼んでも良いのでしょうが、普段は「赤味が強いね」で済ませています。なにしろ、一般には並んでいませんから。o(^▽^)o
 じっくり観察しましたら、単なる色違いでもなさそうで、植物体の毛の量にもかなりの違いがあることが分かりました。やはり、普段は「毛が多めかな」で済ませていますが、この色違いたちにはモンゴロイドとオーストラロイド程度の違いはありそうですね(参考画像を表示できます)。

最新コメント
[01/01 アッキーマッキー]
[05/26 ぐーちゃん]
[05/25 ぐーちゃん]
[05/10 ぐーちゃん]
[03/21 KLX]
最新トラックバック
ブログ内検索
プロフィール
HN:
NYAN
性別:
男性
自己紹介:

すみれ大好き人間やってます

忍者あど
登録サイト
カウンター&アクセス解析


忍者ブログ [PR]