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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヴィオラ・ペダティフィダ

 花はアイヌタチツボスミレ風で、葉はヒゴスミレ風という独特の姿をしているのは、北米の草原に咲くヴィオラ・ペダティフィダです。
 トリアシスミレと呼ばれるヴィオラ・ペダータに雰囲気が似ていますね。近縁種かも知れませんが、ペダータで見られるような二色咲きする型は見られないようです。
 栽培が上手いすみれ仲間の情報によりますと、夏には枯れて休眠する性質とのこと。海外サイトには環境が整えば秋にも開花すると明示されています。
 また、ペダータの特徴である自家不和合性はなく、自家受粉も可能なのだそうです。こうした情報を確認したいところですが、栽培が上手い訳でもないのに実際に育ててみるべきなのでしょうね。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ヴィオラ・ワルテリ

 エゾノタチツボスミレに似た花を咲かせているのは、北米産のヴィオラ・ワルテリです。萼片と葉の裏面が海老茶色をしているようですね。ヴィオラ・ワルテリは匍匐茎が伸びて新しい芽が生じる性質があるそうですので、自生地では群生するのではないかと想像しています。
 葉の表面に独特の紋様と斑が見えていますが、もっと斑が強い印象で、"Silver Gem(銀の宝石)"と呼ばれている美しいシルバーグレイの葉を持つ個体群が流通しています。グランドカバーとして育てられることもあり、観葉植物という側面もあるのでしょう。米国のブログですが「地方のナーセリーで(その宝石に)見た時、恋に落ちた」と書いてありました(笑)。同時に、そのブログにはアラバマ州で自生している型だと記載されていました。


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ヴィオラ・ペルシシフォリア

 今年の春に蒔いた Fen Violet (ヴィオラ・ペルシシフォリア)が数株育って、その内2つが閉鎖花をつけて夏に果実ができました。その果実が開裂してみると、現れたのはかなり丸みのある小さい種子です。絶滅危惧種ですが、半年で次世代ができて驚いてしまいました。欧州の石灰岩質土壌の沼地に限定的に生育するという意味では変わり者です。そうした環境は減少しているという訳ですね。
 少し変わった葉を持っています。学名の通り、桃の葉に似ているかも知れません。茎も低木性の植物風ですが、いづれにしても、まだ幼くて、しっかりした特徴が出ていないような気がしています。ところで、種子が先になって、まだ正常花を見ていません。写真で拝見する限り、品の良さと可愛らしさを兼ね備えた花のようです。今は来春の開花を期待して、今は葉や茎を眺めていることにしましょう。


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ヒバントゥス・コミュニス

 梅雨明け宣言が出る時期に庭で花を咲かせているのは、ヒバントゥス・コミュニスとヴィオラ・バンクシイ、それからパンジーの仲間などに絞られてきました。ヒバントゥス・コミュニスは、元々、主に亜熱帯地域に自生する亜低木タイプの木本種ですから、この時期が絶好調なのでしょう。そういう意味では、真冬から咲き続けているパンジーの仲間は「普通ではない」と考えて良いのかも知れません。
 樹高は無駄に高くなりませんが、管理上、成長点を剪定しています。それなりに長い期間育てていて感じるのですが、樹齢を重ねてくると花数が減って、全体に元気がなくなってくるように思います。結局、草本種とあまり寿命は変わらないのかも知れませんね。狭い庭ですから、増やそうとは考えていません。必要最低限の種子を手に入れて更新して、残れば、すみれ仲間や愛好団体に提供しています。


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ヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'

 なにか、向こう側が透けて見えるような不思議色の花を咲かせているのは、やはり、種子から育てたヴィオラ・オドラータ 'クレプスキューレ'です。展示会で続けて何度か拝見して、いつも「はぁ~!」と感嘆していました。それで、もう少し、じっくり観察したいと思った訳ですね。うまく花を咲かせてくれましたので、とても嬉しくなった春です。
 この写真では色の具合が判然としません。本来は淡いオレンジ色です。ところが、育てた個体は薄い赤紫色の蕾が膨らんで、薄紅色と黄土色が混じったような色になり、最終的に現在の色に変化しました。フランス語で「黄昏(の空色)」の名前を冠するだけのことはありますね。下の種の名前をクリックしていただければ、標準的な色の個体をご覧になることができます。


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ヒバントゥス・コミュニス

 こぼれた種でも増えて、本数が2桁に増えてしまう勢いのヒバントゥス・コミュニスです。花を眺めていて、あれ?少し色が違うなぁと小さな発見をしました。でも、右の写真で見られる通り、花の黄色い部分の周囲が少し赤みを帯びているという程度のことで、大げさな話ではありません。
 シジミチョウなどがやって来て、ここから吸蜜しています。シジミチョウがあの細い肢で花粉を運ぶのかについては、余りピンときませんね。それは横において、主なポリネーターである昆虫類の目にはヒトには見えない波長が見えているそうで、その目で見ると黄と赤みのある位置にポリネーターたちへの明確な誘導サインが出ているのだろうと推測できます。この視点で植物たちを観察しないと、植物形態学的には誤った判断をしてしまう可能性がある訳です。


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ヴィオラ・プベスケンス

 今年の栽培棚で、まるで発見でもしたかのように感じたヴィオラ・プベスケンスの果実のお話をもう一度。何度も観察されている方には普通の出来事なのでしょうが、なにしろ、学名通りの真綿で包んだような果実が弾ける様子を初めて観察できたものですから、一度の登場ではもったいないと感じてしまった訳です。
 黄色いすみれは難しいという先入観から栽培したことはなかったのですが、開花までは特別に難しいという程ではありませんでした。ただ、夏に地上部が完全に消えてしまいましたので、これからどうなるのか不安です。一定量の種子を確保できました。採り蒔きの種子からは発芽しなかったようですが、来春、残りを改めて蒔いてみようと思います。一つぐらいは発芽するかもしれません。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
ナガサワスミレ

 種子を入手してナガサワスミレを育ててみました。花はニョイスミレ風で、葉はツクシスミレに似た台湾のすみれです。実は大きく二つの型があって、これは変種に当たる「普莱氏菫菜」の方だろうと思います。情報がとても少ないので、育てて花が咲いてみるまで分からないという不思議な楽しみがありますね。
 余り大きくなりません。花柄や葉柄に白い毛が目立ちます(詳細ページの方で確認して下さい)。正常花から果実ができたのですが、うっかりしていて種子を飛ばしてしまいました。これからでも閉鎖花が上がれば良いのですが、育った2株(鉢)を大事に育てなければなりません。故郷が暑いエリアですので、夏場は大丈夫ではないかと想像しているのですが、うまく冬を越せるでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
ヒメナンセラ・アングスティフォリア

 木本種であるヒメナンセラ属の最後はヒメナンセラ・アングスティフォリアです。全体の雰囲気はヒメナンセラ・クラッシフォリアにそっくりで、近縁種というだけでなく、分類に上でも明確な線引きができているとは言えないように感じます。
 このヒメナンセラ・アングスティフォリアの花も放射相称型で、とても小さくて黄色っぽい花が咲きます。よく見えていませんが、展示場でも分かりにくいので、写真右下にあるような拡大鏡が複数設置してありました。自生地で見ても分からない可能性が高そうです(笑)。この仲間は果実について berry と表現されていますが、液果とか漿果ですからパチンと飛ばないことになるようです。


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ヒメナンセラ・クラッシフォリア

 スミレ(ヴィオラ)属ではないスミレ科の植物の多くは木本(樹木)であるという話は比較的良く知られています。このサイトではヒバントゥス・コミュニス、メリキトゥス・ラミフレルスに続いて、このヒメナンセラ・クラッシフォリアが3種目になります。木本種という意味ではヴィオラ・アーボレッセンスもありますが、これはスミレ属でした。
 ただ、この種ですが、これまでに登場した数種に比べて余りすみれらしくありません。そう、花の形が違うのです。一般にイメージする「すみれの花」は左右相称型と呼ばれて、上下左右があって鏡対称を構成する形状をしていますが、この花は放射相称型と呼ばれ、花の中心があって正面から見ると上下左右がない構造をしています。例として桜のような花と言えば分かりやすいでしょうか。


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