趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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多くのすみれたちが夏休みを取っている最中ですが、亜熱帯の植物であるヒバントゥス コミュニスは元気に育っています。この苗は、昨春に播種して2年目に入る株から得た種子を播種して育った二世たちです。
現在も出窓に置いていて、この日は撮影のために表に出しました。この時期の出窓はかなり暑くなりますが、障害物がなくて確実に太陽の光を受けることができます。水涸れさえしなければ、少々の暑さより陽光の方が重要という様子なのです。でも、一株一株がかなり大きくなるので、やがて訪れる冬越しの保管場所について、早々と心配になってきました。
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以前に入手した書籍を読み返していて、「やはり、そうかな」と再認識したことがあります。それは、スミレとイカリソウには共通点が多いということです。どう思いますか。
先ず、開花時期が近いのでスミレを探しに行ってイカリソウの花を見掛けることがあります。ともに虫媒花ですが、その花には距と呼ばれる袋状の蜜ツボがあります。この長い袋の先まで口吻が届くような昆虫は限られていて、どうやら、ポリネーターも似ているようですね。そして、花後に熟した種子にはエライオソームという蟻が好む脂肪酸が付くため、蟻が運んで散布してくれるという点まで似ているという訳です。
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やっと暑中見舞いが似合う季節になり、通常であれば、庭のすみれたちの世話は水遣りが最大の関心事です。病害虫が活動を休止する時期だからですね。実際、食害性害虫の代表格であるヨトウムシは4~6月と9~10月の2回発生とされています。
ところが、新たな驚異が千葉県にもやってきました。ツマグロヒョウモンという蝶(タテハチョウ科)の北上です。東京都内では以前から話題になっていましたが、近所では余り目立ちませんでした。しかし、今年はとても狭い庭なのに二日間で30匹以上の幼虫を駆除しています。温暖化の影響は顕著になってきましたね。
黒と赤の幼虫でも良かったのですが、以前に撮影した成虫の写真にしました。
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発芽率を高くする方法がいろいろ工夫されていますが、基本的に取り播きが効果的だそうです。それでは試してみようかと、今年はタネを確保したら、片っ端から取り播きを実施してみました。結果はご覧の通りです。
ただ、この段階でも全く発芽しない種のすみれもあるのです。全く同じように扱ったつもりですので、どうしても一度眠りたいとか、暑い時には芽を出したくないとか、どうしても独自性を出したいとか(笑)、種それぞれのクセというか、好き嫌いがあるのかも知れません。
梅雨が開けて少し遅めの定植を終えましたが、残されたのは大量に増えてしまった苗をどうしようかという問題です。
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8月になって、関東はやっと梅雨明けだそうですね。でも、今ひとつ、カラッとしない様相です。
野のすみれたちは、さすがに休眠モードですが、初冬から花を付け始めるパンジーたちにとっては播種時期だと聞きました。一般的な国内のすみれたちとは全く違いますね。ただ、こんな時期に発芽するのでは、水遣り等には気を抜けない夏を過ごすことになるのでしょう。
高温多湿な夏を持つ日本の場合、パンジーたちは一年草としての生活を送ります。蕾を付けた苗を調達するよりも、毎年種まきをして「どんな花が咲くのかなぁ」とワクワクする、F1パンジーならではの楽しみもありそうですね。
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比較的、という話ですが、暗めの環境を好むすみれが多いと思います。また、花の時期には明るくても、花後には樹上の葉が展開して少し暗くなるような環境に咲くすみれも多いのではないでしょうか。相対して、常
に炎天下であろう環境にしっかりと咲いているのはナエバキスミレです。
背の低い灌木が生える程度の亜高山南斜面に堂々と咲く姿は、なにか潔さのようなものを感じさせてくれます。真上から強い日差しを受けて、光沢のある深緑色が更に強く輝いて、随所に目立つ緋色も映えてい
ますね。母種であるオオバキスミレとはまるで異なるイメージではないでしょうか。
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雪国に桜前線が訪れる頃、幹線道路から少しだけはずれた山道で、オオバキスミレに包まれているような一角に遭遇するがあります。どこもよく似た雰囲気を醸し出していますね。
通りがかりのエトランゼにとっては「ふんわりした暖かみ溢れる世界」に見えますが、地元の方にとっては「ありふれた春の景色」、そんな風景ですね。当然ながら、ほとんどの通行人が桜を見上げている訳ですが、すみれ好きの目線は下方ばかり向いていて、少し変かも知れません。
でも、地元の方も黄色いすみれを不思議だとも思わず、どこにでもある桜を愛でている訳ですから、それはそれで変かも知れないと・・・。
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今年も方々歩きまわりましたが、やはり、ジャングルへカヌーで分け入ったのはドキドキものでした。到着した場所で目にしたのは、多くの小さな葉を持つヤエヤマスミレの白い花でした。
落差のある滝が空中に霧状の水分を提供して、一面が常に湿っている生育場所です。写真は比較的に素直な場所を選んだ株で、垂直な岩肌にへばり付いている株が多いことには驚きました。それから、岩の上面の養分も水分も限定的な苔に根を下ろしているもの等ばかりです。
こんなジャングルの奥地なら、確かに直接の競争相手は少ないかも知れませんが、温帯の植物が敢えて選ばなくても良さそうな場所ですね。
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渓谷ならではの深くて速い流れは真っ黒で、まるで白い石灰質の岩が浮かび上がっているようですが、その岩全体が丸く削り取られているのが分かりますね。甚だ小さくて分かり難いのですが、岩の窪みに緑色の葉と紫色の花を持つすみれが写っています。こんな場所に咲いているのは、やはりケイリュウタチツボスミレでした。
川沿いにわずかに残った砂場では見掛けません。増水したら、流されてしまうのでしょう。もう少し場所を選べば良いのに!と思わせるような岩肌の小さな隙間に根を下ろして咲いている株がほとんどです。
水分も栄養分も限られているはずですが、とても元気に花を咲かせます。一方、葉は小さな三角形または菱形で、水没しても水の抵抗が少ないという説明には説得力があるなぁと思いました。
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藍に近い深い碧色に白いさざ波、これは日本海の水の色です。長い砂浜があるのですが、細い灌木の奥に濃紫色のすみれが写っていますね。こんな場所に大量に咲くのはイソスミレか、このアナマスミレだけでしょう。
潮風が吹き、太陽を遮る木陰もなく、時には海水が押し寄せる過酷な環境に適応して勝ち残った海岸性のすみれたちですね。でも、海岸を見る度に思うのですが、砂浜が明らかに(あからさまに)減っています。せっかく勝ち残ったのに、その環境が急速に消失しつつあるというのは皮肉なことです。
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