趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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春の草たちと混じって綺麗な色で咲いているのはスミレ (Viola mandshurica) という名のすみれです。
実は、花の色や形、大きさだけでスミレだと認識するのはなかなか大変です。良く似た花を咲かせるすみれの仲間が多いからですね。普通は少しフニャっとしているのに稀にはキリっとしているノジスミレとか、普通は小さめなのに稀に大きめでフンワリした花を咲かせているヒメスミレ、ちょっと赤味が強く出てしまったコスミレとかを、花茎部だけ集めて並べたら悩んでしまうでしょうね。
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サッと初見で分かる方もいらっしゃるのでしょうが、果たして、このすみれは何でしょうか。おそらく、ヒメスミレだろうと思っています。そう言われると、特に葉の特徴が際立って見えてきませんか。(^.^)
花の色は強すぎますね。これは撮影が夕方なので、光の波長が少し長くなったためではないかと思います。葉に比べて花が大き過ぎるようですが、時折、こんな個体も見られます。問題は花の形で、一般にはもう少し面長なものが多いでしょう。葉がねじ曲がっていて、初見の折は「酔ってグレたスミレ」という言葉が頭に浮かんだものです(笑)。
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赤紫色のすみれが2列に並んで群生していますね。おもしろい現象ですが、先ず謎解きをしておきましょう。列と列の隙間を成している部分には、真っ直ぐにコンクリ-ト製で蓋のあるU字溝らしきものが埋まっていて、植物は芽を出せず、それに沿って生えているという訳です。
ここは日本海の海岸線から1km程度内陸に入った場所ですが、葉の特徴から咲いているのはスミレの変種であるアナマスミレのようです。スミレも同様ですが、一所にまとまって咲く傾向がありますね。一斉に咲き出しますので、残念ながらピークは短期間で過ぎてしまいます。この日はとても運が良かったのでしょう。
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鮮やかな赤紫色のすみれと言えばアカネスミレが代表選手でしょう。勿論、淡青色や薄桃色の花も見られますが、あちこち歩き回った印象程度ながら、赤紫色の花が一番多いのではないかと思っています。
こんな風に斜め後ろから撮影するケースは稀でしょうか。そんな方向からでも可愛らしく撮ることができるというあたりは、このすみれの特性かも知れません。花茎が大量に立ち上がる傾向があるのですね。時折ですが、大きなブーケ状になって咲いていますので探してみて下さい。
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紅色すみれ、などという名前のすみれはありませんが(笑)、同じ種でも鮮やかな赤紫色を呈した花に出逢うことがありますね。ニオイタチツボスミレは一般に可愛らしい花を咲かせる種ですから、この色で花弁をすっきりと開いてくれていたらヒットだったところです。
この写真の個体は、花がロート状に開くタイプで比較的よく目にします。ただ、距がとても太くて上向きに曲がっていますね。確かにニオイタチツボスミレの距は一般にコロッと丸くて太めですが、この写真の例は比較的珍しい方かも知れません。
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湿気が多くて、どんよりした初秋です。この時期は病害虫が発生しやすいので、鉢などで育てている方は注意して下さい。
さて、日課になってしまったツマグロヒョウモンの駆除をしておりましたところ、小さいながら、紫色の花が二つ咲いていました。ラブラドリカですね。夏を過ぎてから花が咲いたのですから、これも返り咲きなのでしょうか。
これからは、すみれたちにとっても気持ちの良い季節になってきますので、地上部が枯れるまで肥培して株を充実させたいところです。そういう観点で見ると、返り咲きは翌年の開花に影響するのでしょうか・・・。まぁ、どうってことはないような気がします。
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シーズンオフもなんのその、平気で花を咲かせているのは、以前にもご紹介しましたヒバントゥス コミュニスの実生2世たちです。この時期、どんどん大きくなってしまいますので、鉢を少しずつ大きくしなければなりません。
2世は6本が育っていますが、なぜか2本だけは丈が余り伸びません。逆に4本は競い合うように伸びて、ほぼ同じ時期に最初の花を咲かせました。それからはほぼ毎日、午前中に白い花を咲かせています。
気温はまだ高めですが、柿の実が色付き始め、秋らしさが見えてきましたね。
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シーズンオフを利用して、古い記録の再確認を楽しんでいます。
少し淡めのアケボノスミレに見えますが、花の時期にしては葉がしっかり展開しています。それから、空を向いた葉に光沢があって細長いですね。
これはアケボノスミレと近縁種であるナガバノスミレサイシンとの自然交雑種で、ナガバノアケボノスミレと呼ばれています。実は、目にする機会が比較的多いハイブリッドでしょう。近縁で交配しやすいというだけでなく、地下茎で盛んに増えるため、大きな群落が長く維持される傾向があるのだそうです。
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住宅が集合している市街地、東京のようなコンクリートの町でよく見られる光景です。強靱なヴィオラ・ソロリア(パピリオナケア)が路傍で密集して咲いているものですね。昔はヒメスミレやスミレの領分だったのでしょう。
この種は繁殖力も強いのですが、未確認ながら個体寿命も長くありませんか。育てている方の印象を聞きたいところです。それから、半地下の太い茎がコロコロと親株から分離することがあり、そこからも新しい株が生まれ出てきます。まるでお芋のような機能かも知れませんね。
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自生地によって個性的な変異があり、地元色みたいなものが出るすみれと言えば(我思うに)エイザンスミレですね。花の色は濃いめのピンクからほぼ白いものまで、花弁の形状は丸くて隣と重なっているものから細長いものまで、葉に至っては裂開するものからヒトツバまで、とても多彩です。
写真は、今年、訪問できなかった北東北で撮影したもので、横の丸い葉はスミレサイシンだったように記憶しています。花の色は淡いピンク系、花弁の形状は細長く拡がるタイプ、葉はゆったりめに裂開しています。地域変異の大きい種を目にすると、もうそれだけで旅の楽しみになります。
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