趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ひょろひょろのっぽと表現してしまったタチスミレです。タチスミレさんに失礼千万なのですが、下の方が写っていないというだけでなく、これでも最大到達点に対してまだ半分程度の草丈なのですね。撮影時点の草丈は膝に届かない程度ですから、せいぜい45cmと考えて良いと思いますが、ここからも更に伸び続けて、最終的には100cmに到達するケースもあるのです。
写真程度の草丈でも、雨や強い風に晒されますと、時には簡単に倒れてしまって復元に時間が掛かります。蔓植物ではありませんので、巻き付く訳にもいかないのです。
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細めの白い花が小さく見える程にノッポなのはタデスミレです。これでも下の方が写っていないのですから、日本で一般的に見られるすみれのイメージからは懸け離れていますね。
名前が似ているタチスミレはもっとノッポになるのですが、茎がひょろひょろなので、周囲の葦などに寄りかかって立っているようなものです。一方、タデスミレは、命名の由来となった蓼や笹に似た太くてしっかりした茎を持っていて、文字通り「自立」している訳です。(o^-^o)
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たくさんの白いパンジーがほぼ同じ方向に顔を向けて咲いていました。多花性で次々と咲き続け、花の少ない季節に目を楽しませてくれる存在です。
一般に白い花は撮影が難しいのですが、少し太陽が傾き掛けた頃ですと、微妙な色合いがうまく写り込むことがあります。白いすみれの話には相応しいカットだと思ったのですが、タイトルを「雪色~」にしてしまいましたので、せっかく写り込んだ"柔らかい黄色"の可愛らしさが、まるで逆効果ですね。(^.^)
この話を家族に伝えたところ、「でも、ウェディングドレスのようだね」との反応でした。う~む、そうかも知れない。
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和名に「白」という言葉が入っているすみれが幾つかありますが、困ったことにシロコスミレという和名はとても紛らわしいですね。得た情報が名前だけだったら、コスミレの白花のことかな!という程度に認識してしまうでしょう。
きちんと観察すると、端正な表情の花と深い緑色の葉、その両者を繋ぐ極めて赤い花茎を持つ美しい種です。例外である対馬を除けば、日本には自生しない種でもあるのですから、もう少し凝ったネーミングでも名前負けない個性を持っていると思いませんか。
因みに、中文(中国語)名では「白花菫菜」です。後半の「菫菜」は単に「すみれ」という意味ですから、なんともシンプルですね。
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高尾山に咲いている白いすみれと言えば、タカオスミレの他に、遅い時期に咲き出すコミヤマスミレが挙げられますよね。タカオスミレはヒカゲスミレの品種だけあって、湿り気のある西側斜面や暗めの林下等に多いのですが、コミヤマスミレは更に湿度が高くて暗い場所がお気に入りです。
高尾山の場合、自生地に研究路が通っているのですが、ここにすみれが咲いていることを事前に知らなければ、往々にして気が付かないままで通り過ぎてしまいます。目立たないだけでなく、既に周辺の草たちが大きくなって、その姿が隠されてしまうという理由もあるのでしょうね。
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白い花を咲かせるヒカゲスミレ、関東では身近なすみれですが、西日本では少ないようです。写真は焦げ茶色の葉が特徴のタカオスミレという品種で、命名の由来である高尾山で撮影しました。もう少しアップの写真なら分かりやすいのですが、花の中心部が黄色掛かって柔らかいイメージの個体です。
葉に現れた変化は他のすみれでも稀に見られますが、タカオスミレの場合、他の例に比べて個体数が多く、あちこちで比較的良く見掛けます。余談ですが、昔、葉の裏面の微妙な差異とかでハグロスミレ ( f. sordida ) という別品種に細分されてたのですが、現在では区別しない方が一般的な認識になったそうですよ。
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白い花を咲かせるすみれには、花弁が細めの種が比較的多いようです。その一つであるフモトスミレは葉がしっかりした緑色、花茎は色が濃くて赤に見えるような個体もあります。
写真の個体は少し端正な印象を与えていますが、もう少しほんわかとしたイメージの個体もあるんですね。ただでさえ、似たイメージを醸し出す種があって峻別が難しいのですが、同じ種の内でもイメージの幅があるフモトスミレには困ったものです。
植物体の大きさにも幅があり、極端な例ですが、一円玉サイズの鉢に植えられそうなフモトスミレが花を咲かせているのを見たことがあります。
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言葉で説明しようとすると少しややこしいのですが、白い花であるマルバスミレの純白種(白変種)です。一般に、唇弁に紫条、距に淡紫色が残る個体が多いものですが、花茎や萼片も明るい緑色をしていて紫系の色素が欠如していることが分かります。
今日のタイトルを借りて形容するのであれば、新雪または淡雪という感じでしょうか。自然の中でタチツボスミレやオオタチツボスミレの白変種と出逢うことはありますが、マルバスミレでは栽培品しか見たことがありません。まぁ、群落の中に1株程度の白変種が混じっていても分からないかも知れませんね。
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すみれという植物を知るにつけ、「すみれ色」が「紫色」だというイメージが弱くなってきました。例えば白い花を持つ種のなんと多いことか!
白い花という場合、マルバスミレのように、唇弁に紫色の筋(紫条)が入ることを除けば基本的に白い花弁を持っているものや、普通は紫や黄色の花の純白種(白変種)があります。
(例外で、別の植物ですが、色素体が欠如した結果として白っぽく見えるギンリョウソウのような例もあります。)
今回のマルバスミレは白い花を咲かせる無茎種の代表選手でしょう。その中でも端正なマスクをした個体を撮影できたなぁと思います。数年後に同じ場所へ行っても全く見当たらないことがある神出鬼没のすみれです。
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フラワーセンター大船植物園で毎年実施されている「すみれ展」で撮影させていただきました。それにしても、「べにばなすみれ」って何モノでしょうね。以前、少し調べてみたのですが、結局良くわかりませんでした。
ホコバスミレに似た葉を持っているようですので、スミレの選別種かも知れません。まぁ、昔から「えび茶スミレ」と呼ばれている系統に限りなく近いような気もします。
前回のパンジー同様、小豆色に近い紅色ですね。このようなネーミングは、ある意味で難解です。それから、特に名前を付ける必然性があるのかな~?なぁんて考えながら見ていました。
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