趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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十和田湖と奥入瀬渓流は若い頃に一度来たことがあったのですが、曖昧な記憶しか残っていません。その奥入瀬は渓流と呼ばれているにしては、ゆったりした流れでした。ゆっくりゆっくり下って行く途中には多彩な草木が自生していて、時間が許せば、流れに沿った道を時間を掛けて歩きたかったですねぇ。
オオタチツボスミレと一緒に咲いているのはニリンソウだと思いましたが、関東で見るものより大柄な上に、同時に3輪や4輪は当たり前という姿でした。本当にニリンソウだったのでしょうか(笑)。決して小さくはないオオタチツボスミレがこぢんまりと見えてしまいます。
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北東北なのに、まだ登場していないすみれがあります。オオタチツボスミレですね。この旅で最も多く見ることができたすみれはオオタチツボスミレ、それから、一番最初に出逢ったのもオオタチツボスミレでしたが、日を追って目にするのが当たり前という感覚になってしまう程に「普通のすみれ」なのでした。o(^▽^)o
せっかくの青森ですので十和田湖畔にも宿泊してみたのですが、宿泊予約の直後に鳥インフルエンザ騒ぎがあって、ちょっとドキドキしたものです。撮影日の前後は全国的に驚くような寒波に見舞われていました。そんな春の奥入瀬渓流は一段と寒かったようです。
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二度目の登場はナガハシスミレです。今回の個体は距が上を向いていますが、なにやら二つ見えますね。実は、地面に生えたまま距を横2枚に切っているのです。いったい何をしているのでしょう。
今年は、ナガハシスミレの距とその内側にある脚柱との位置関係を念入りに調べています。花を摘まずに調べようと、こんな方法を採用してみました。この個体の場合、距の先から3mm位の位置に脚柱の先がありますね。どうやら、この位置は個体によって異なるようです。このバラツキが距に穴を開ける盗蜜者(nectar robber)を惑わせるという説が面白いなと思っています。
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あちこちでポツリポツリと目にしたのは白い花を咲かせるマルバスミレでした。このすみれも、自生地によって花の様子が少しずつ違っているのですが、ここで出逢った個体は縦に長く、上弁がウサギの耳のようにしゅるっと上に伸びています。
マルバスミレは白い花なのに、花の位置が低いため、雨が降った後はドロンコ遊びをした悪ガキのような顔になってしまいます。こんな綺麗な花は今年になって初めて目にしました。でも葉の方は基本的に毛むくじゃらで、花茎もかなりゴツい印象ですね。
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すみれの旅に出る時には、どんなすみれたちに出逢うことができるか、いろいろ想いを巡らすのですが、時に想定外が発生します。これは・・・?もしかしたら、ケイリュウタチツボスミレでしょうか。見つけた後で周囲を見回すと、確かに昨年見たばかりの自生地にそっくりだと再認識する体たらくです。
この花が咲いている位置では、少しの増水で水を被ってしまうでしょう。中部以西に自生しているという思いこみがあって、全くの想定外でした。気合いを入れて調べますと、秋田県でも確認されていたのを今日になって認識しました(笑)。蛇足ながら、ここは調査が行われた記録のある十和田ではありません。
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タチツボスミレは個体数が多いので多彩な変化が見られますが、特にすぐ側に並んでいると楽しくなりますね。この薄紅色の花ならサクラタチツボスミレと呼んでも良いのでしょうが、普段は「赤味が強いね」で済ませています。なにしろ、一般には並んでいませんから。o(^▽^)o
じっくり観察しましたら、単なる色違いでもなさそうで、植物体の毛の量にもかなりの違いがあることが分かりました。やはり、普段は「毛が多めかな」で済ませていますが、この色違いたちにはモンゴロイドとオーストラロイド程度の違いはありそうですね(参考画像を表示できます)。
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少し暗い青森ひばの林を通り過ぎると、唐突に丸い葉を持つすみれが一面に現れました。ちょっと驚いたのですが、あっ、これはテリハタチツボスミレのようですね。先ず、なすべき確認作業は葉を触ってみること。葉は厚くて堅く、デコボコとした手触りの葉脈でした。
花は?頭の中に花の印象がありません。図鑑を取り出して調べる始末です。ご覧の通り、印象的な青紫色なのですが、地域差かも知れません。むしろ、気になるのは一面に拡がる個体数の方でした。匍匐茎でも増えるというので、根元の腐葉土を軽く除けてみたら、確かに地下で繋がっていたのです。
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初日から探していながら4日目にしてやっと巡り逢ったイソスミレ。実は出逢ったポイントは想定していなかったエリア内だったのです。でも、砂浜があってハマナスが自生しているような環境全体が過去に見た自生地にソックリだったので、触角にピコピコ感じるものがありました(笑)。車のハンドルを切って留めた、まさにそのポイントに咲いていましたので、この触角も捨てたものではありませんよね。
ご覧の通り、花は終わりかけですが、一応間に合ったという印象です。それなりの株数を確認しましたが、周辺の海岸を見る限り、自生できる環境自体は余り多くなさそうでした。
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高い山から海辺まで、湿り気のある土壌でさえあれば、この少し背の高いニョイスミレが咲いていました。ところで、明るい緑色の葉の上に見える薄紅色の丸いものが何か分かりますか?そうです、桜の花弁ですね。
今年は、桜前線が遅く動き出して、その後、急に上がった気温にせかされるように速度を上げ、本州をあっという間に通り過ぎた様な気がしていました。でも、下北には小さな桜の名残があったようです。比較対象物があると良くわかるのですが、やはりニョイスミレの花は小さいですね。
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無理矢理に車で入り込んだ山道の少し暗い林下で、花後のアオイスミレやスミレサイシンに匹敵する大きさの葉を見掛けました。よく見ると、やはり大きめで白っぽい花も咲いていました。あれっ、花の中心部が強めの黄緑色です。
しばらく、悩み込んでしまいました。葉が立ち上がって、花の上に拡がっているからいけないのですね。どうやら、これはヒカゲスミレのようです。ははぁ、でもこれは異形でしょう。今回の旅では想定していなかったこともあって少し驚いてしまいましたが、以前にも中心部が黄緑色の個体群をみてホ~っと見入ったことがありました。
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