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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ヴィオラ・バンクシイ 'ベイビィ・ブルー'

 ツタスミレ等と呼ばれているヴィオラ・バンクシイにも幾つかの変化があって、展示会では淡青色の花が見られることがあります。変化と言っても、花びらの色だけでなく形状も少し違うようですので、品種レベルの変化ではなさそうですが、なかなか詳細情報は手に入りません。
 このすみれたちについては、園芸種と割り切って見る方が良さそうです。ヴィオラ・バンクシイには最も多く流通している白と濃紫ツートンカラーの他に、'Baby Blue'(空色)と 'Snow White'(白色)の花がありますが、呼称はそれぞれに複数存在して、混乱の種を増やしてくれています(笑)。写真の園芸品種には稔性があります。常識で考えれば、本来はどの種にも稔性があったはずですね。不稔の園芸種の方が多く流通していると理解したら良いのでしょうか。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
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ヴィオラ・バンクシイ

 日本に自生するすみれのほとんどがじっと動きを止めて、猛暑の終わりを待ち望んでいるように見えます。今年は、このヴィオラ・バンクシイでさえ、花数が多くありません。この写真は初夏の姿です。実は、高温に対しては強いのですが、直射日光にはちょっと弱いところがあり、遮光する方が良いとのことです。
 温暖地の日当たりの良い場所なら冬越しもできるのですが、冬に凍りつかないような場所は、真夏には直射でカラカラに乾くので、結果的に地植えには向かないと思います。多くの資料に「グランドカバーに良い」と記載されていますが、外来情報の直訳的で、現実的ではないかも知れません。風の通る軒下等でハンギングに仕立て、冬は室内に入れるのが日本の気候に合うのではないでしょうか。


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ツマグロヒョウモン

 今回はすみれのお話ではなく、この季節ならではのツマグロヒョウモンという蝶のお話です。昆虫が苦手と言う方も成虫の姿なら大丈夫かなぁと思っていますが、右下の「ツマグロヒョウモン」という文字をクリックしますと詳細ページが開きます。見る見ないは、それぞれにご判断下さい。
 今年は異常とも言える猛暑!ところが、関東ではツマグロヒョウモンの出現が少しだけ遅いと感じていました。それも7月中旬までで、以後は湧き出すように黒と赤の幼虫が一気に姿を現しました。駆除を日課にしているといろいろ気付きます。葉の裏に隠れるのがとても上手です。木の葉隠の術ですね。ピンセットで挟み損なってポロっと落ちてしまうと、丸くなり用土の隙間に隠れて動かず、横からでは見えなくなります。まぁ、土遁の術でしょうか。こんな忍者のような技を駆使して、したたかに生き残る野生の強さを見せてくれます。


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ヒバントゥス・コミュニス

 特徴のあるヒバントゥス・コミュニスの花をアップにしてみました。ご覧の通り、唇弁が極端に大きくて、上部に小さな上弁らしき姿が二つ見えます。実は、分解してみると、更に小さい花びらの痕跡があって、五弁花であることが分かるのです。一日花なので、午後になると花びらが左右から丸まって、ついには筒状に巻き上がってしまいます。萼片や木肌に白い微毛が密に生えていますね。
 もう少し花柄が長ければすみれの雰囲気が出ようというものですが、さて、こんな雰囲気の花木をどこかで見たような・・・。あ、植物園で見た「ハンカチの木(ミズキ科)」が少し似ています。まぁ、大きさがかなり違うので、アップで見て初めて気が付きました。
 カナ標記でヒバントゥス・コミュニスと表記していますが、読みの問題ですので、ヒバンサス・コムニスとかヒバンツス・コムニスというカナ表記もあるようです。これは仕方がありません。


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ヒバントゥス・コミュニス

 暑くなるとほぼ一人勝ち状態で花を咲かせ続けるのはヒバントゥス・コミュニスです。この木は記憶では2年目。一番最初の個体は冬越しのテストをして枯らしてしまいましたので、3年目の木が最も古株です。その3年目の木(3本)は少し元気がありません。葉の展開が少し悪くなって、花の数も少ないと思います。室内に置きっ放しなのが良くないのかも知れませんね。
 落葉低木に属するのだろうと思うのですが、どれだけ大きくなるのか、何年程度花を咲かせ続けるのか、詳しいことは分かりませんので、もう少し育てたいところです。冬越しは無理ですので地植えにはできません。鉢で室内に取り込むことを考えると大きくする訳にもいきません。収穫した種子は外部に提供していますが、株元にこぼれたタネで勝手に増えていますので、これからも楽しめそうです。


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ヤマツクシスミレ

 暖かい国のすみれなので、花期が長いのではないかと勝手に思っていたヤマツクシスミレですが、特別に長い訳ではなかったようです。これは花の姿が消えて随分時間が経過した頃の撮影です。
 伸びた茎の中間辺りで咲いた花から果実が膨らみました。白くて長い毛が目立ちますね。まだ緑色ですが、当然ながら、普通に茶褐色になって炸裂しました。アップで撮影すると大きさが分かりませんが、とても小さい果実です。この中に芥子粒サイズの黒っぽい種子が入っています。芥子粒っていうのは、アンパンの上にくっついている例の粒々ですね。旅に出ている間に弾けてしまった果実が多かったのですが、出窓に置いていたので簡単に拾うことができました。早速、取り蒔きをしたところ、発芽率は非常に良いようです。


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ヴィオラ・パルマータ

 端正な花だと思うのですが、花よりも葉の方に強い存在感があるのではないでしょうか。青紫色で横長の花を咲かせているのはヴィオラ・パルマータです。とても繁殖力が強く、いつの間にか株数が増えているにも関わらず、どうしても花の方はイメージが弱くて、その姿が頭に浮かんできません。今回はしっかり花が咲いた写真を選びましたが、実は花だけでは他の種と区別できないと思います。
 改めて調べてみますと、シノニム(異名)がとても多いことが分かりました。これだけ特異は形の葉を持っているのに不思議です。大きく欧州と北米に分布していますが、それぞれの自生地で複数の名前が付けられたようですね。幾多のシノニムの中に交雑種を示す学名が見られる点もユニークです。何かとの交雑種と考えられていた時代があったと理解したら良いのでしょうか。


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ヴィオラ・ラブラドリカ(リヴィニアナ)

 今年もしっかり咲いてくれたヴィオラ・ラブラドリカ(リヴィニアナ)です。ラブラドリカと呼ぶのが間違いだと分かった現在でも、頭に定着してしまって、なかなか切り替えられません。最初に間違えたという園芸家を恨むしかないのでしょうね。ただ、ヴィオラ・リヴィニアナの写真を多く見てみましたが、まるで別種のごとくにイメージが違う気もしました。
 学術的にはヴィオラ・リヴィニアナの一型と見るのが正解なのですが、ヴィオラ・ラブラドリカ”プルプレア”という園芸品種だと割り切った方が実態に合うのかも知れません。それだけ、独特な外見をしているのも事実です。園芸店では冬場にも「宿根すみれ」などと札を立てて販売していますね。猛暑に耐えられないパンジーも含めて、スミレ属は原則として宿根なのですが、園芸流通という世界は不思議な性癖を持っているようです。


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ヴィオラ・アルベンシス

 つい最近まで花を付けていたヴィオラ・アルベンシスです。比較するものがないと、黄色系のパンジーの咲き始めの姿に見えてしまいますが、ニョイスミレ並のとても小さな花を長く咲かせます。開花時期は遅めで長いので、結果的に初夏まで咲き続けることになります。パンジーの交配親の一つだそうですが、季節感が一致しませんね。
 帰化植物として日本にも定着してしまいました。マキバスミレという和名が正式に提唱されています。異論は出ないだろうと予測されますが、敢えて和名が必要か否か、特にややこしい学名でもないので余り理解できません。育ててみて、驚異的な繁殖力に改めて驚いています。「侵入危惧雑草種」に数えられることが納得できる繁殖力で、日本でも高原の牧草地等に土着していったようです。


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ムラサキコマノツメ

 今回はフクシアの鉢を乗っ取ってしまったムラサキコマノツメのお話です。切り詰められている細い樹木がフクシアです。残念ながら、冬越しができずに枯れてしまったのですが、枯れる前にムラサキコマノツメが飛び込んで、この春には実効支配してしまいました(笑)。
 自生地で目にすると、どこからムラサキコマノツメと呼んで良いのか迷ってしまうことが少なくありません。この個体は「ここまで色が濃いのだから四の五の言わさない」という迫力がありそうですね。庭のプランターで白いニョイスミレも繁茂していましたが、どうしたことか最近は勢力が落ちています。一方、ムラサキコマノツメの方は相変わらずの強い繁殖力です。何が違いを生む要素なのでしょうか。


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