余りお目にかかる機会がないアツバスミレの葉黒型を拝見しました。クロアツバスミレという札が付いていましたが、俗称と理解しています。時折、シハイスミレなどで話題になる葉の変異ですが、赤黒い銅色というべきでしょうか。シハイスミレの場合はハグロシハイスミレと呼ばれていますが、アツバスミレの場合、ハグロアツバスミレにはなりません(笑)。まぁ、深く考えない方が良さそうですね。 |
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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック すみれを楽しむ
少し長い名前ですが、シロバナリュウキュウコスミレの栽培品です。リュウキュウコスミレ自体が南西諸島に多いノジスミレの変種ですが、その更に品種(白変種)という位置づけです。実際に、沖縄本島で白変種の自生品を観察してきたのですが、写真の個体は栽培品のためか、花茎が短いままで花を付けており、葉についてもノジスミレの特徴は余り出ていないという困った代物です。 |
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マクロレンズの特性もあるのですが、全体にうすぼんやりと写っているのは、その名もウスアカネスミレと呼ばれる型です。実は、この種は個体によって色合いの変化が大きく、同一個体でも咲き始めと終わりの色に変化が見られたりします。ですから、「色が薄い」という主旨で区別されたであろう品種の存在には少なからず疑問があるのです。 |
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さて、今年も春に行われたすみれの展示会で観察できた多彩なすみれたちを紹介させていただこうと思います。これは自分にとって復習になるので、オフシーズンにゆっくり整理している訳です。撮影直後にアイヌタチツボスミレを番外編として選んで取り上げたのですが、それは今春に北海道で観察するぞ!という思いの表れでした。 |
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ずいぶん以前のことですが、「パンジーは真ん丸な顔で、やたら大きい」と否定的なイメージの記事を読んだことがあります。一方で「日本に自生するすみれは既に完成された美しさを持ち、品種改良の余地がない」というような締めくくりだったのですが、その双方を特別な意識なく好きなものですから、不思議なコメントだなぁとしか感じませんでした。 |
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街中にクリスマスソングが流れて、いよいよ年末なんて言葉が聞こえてきました。棚では幾つかの外来種が小さな花を咲かせるだけですが、パンジーさんの方は勢いがついて、いよいよミッドシーズン到来です。パンジ-の原種たちはスイス・アルプスを中心とした山岳地域でもしっかり花を咲かせる訳ですから、確かに耐寒性はあるのでしょう。それでも、晩秋から春まで咲き続ける極めて強い耐寒性があった訳ではないようです。 |
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イネ科の植物に囲まれて、すみれの葉がこんもりと盛り上がっています。ここは海岸にほど近い丘の上で、海風が届くような場所です。明るい花を咲かせているのはハマニオイタチツボスミレと呼ばれる海岸性の型ですが、写真の上にカーソルを置きますと、もう一枚の写真が出てきます。実は、茎がほとんど分枝することなく、30cm程度に伸びて盛り上がっていたのでした。 |
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東京都内ではスミレを良く見かけます。えっ?自分は見ていないと言う方もいらっしゃるでしょうが、やはり地下鉄の階段には生えていません(笑)。ここは麻布です。青山や池袋近辺でも、ちょっと裏通りに入るとスミレやヒメスミレ、時にはコスミレやノジスミレが咲いています。 |
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ここは散歩道の範疇を超えていますが、時々、公園散歩を楽しむ城址公園です。アオイスミレの花柱の先が鍵状に曲がっているかを確認しようとして、半々程度だったことにガッカリした経験があります(笑)。ここのアオイスミレは独特な型なのかも知れません。花の印象も、良く見かけるミッキーマウス顔でもなく、馬面でもなく、オドラータ(ニオイスミレ)風に横長な顔をしています。 |
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返り咲きです。やっと、きちんとした体裁を保って咲いてくれました。葉が写り込んでいないと分かり難いかも知れませんが、これはヴィオラ・パルマータです。真夏を除いて、ずっと咲き続けているヒバントゥス・コミュニスやヴィオラ・バンクシイは別格でしょうが、日本のすみれたちは、根性の点で外来種に負けているかなぁと思いますが、きっと繊細なのだということにしておきましょう。 |
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