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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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スミレ

 東京都内ではスミレを良く見かけます。えっ?自分は見ていないと言う方もいらっしゃるでしょうが、やはり地下鉄の階段には生えていません(笑)。ここは麻布です。青山や池袋近辺でも、ちょっと裏通りに入るとスミレやヒメスミレ、時にはコスミレやノジスミレが咲いています。
 ここは路傍ですが、例えば由緒のある寺院の境内などは人通りが限られていて、見通しが良い、つまり、陽光が適度に届くので、明るい場所が好きなスミレやノジスミレが元気に花を咲かせている姿が見られます。歩道のアスファルトの隙間でヒメスミレが頑張っているのを何度も見ました。ビルに囲まれた小さな公園の木陰にコスミレが静かに生えていたこともあります。時間があればの話ですが、春になったら、少し歩いてみてはいかがでしょうか。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック  すみれを楽しむ
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アオイスミレ

 ここは散歩道の範疇を超えていますが、時々、公園散歩を楽しむ城址公園です。アオイスミレの花柱の先が鍵状に曲がっているかを確認しようとして、半々程度だったことにガッカリした経験があります(笑)。ここのアオイスミレは独特な型なのかも知れません。花の印象も、良く見かけるミッキーマウス顔でもなく、馬面でもなく、オドラータ(ニオイスミレ)風に横長な顔をしています。
 図鑑を片手に基本的な形態を覚えたばかりのところに、色々なパターンの変異に当たってしまうと動揺してしまいますよね。最近は、敢えて多彩な変異を楽しむ心境になって、少しはアローワンスというものが出てきたかなぁ・・・、と悦に入る(浅はかなもんです)。でも、いつまでも見慣れてしまうことが少なくて、こんなアプローチも楽しいと思っています。


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ヴィオラ・パルマータ

 返り咲きです。やっと、きちんとした体裁を保って咲いてくれました。葉が写り込んでいないと分かり難いかも知れませんが、これはヴィオラ・パルマータです。真夏を除いて、ずっと咲き続けているヒバントゥス・コミュニスやヴィオラ・バンクシイは別格でしょうが、日本のすみれたちは、根性の点で外来種に負けているかなぁと思いますが、きっと繊細なのだということにしておきましょう。
 やはり、気温が低いためか、蕾を確認してから開花までは相当の期間を要しました。これでは、小さい変形の花が咲くのかなと訝っていましたが、ちょっと細身という程度でほぼ正常花です。太陽の位置や背景の色合いから座りの良い場所を探したら、ホトトギスの前が空いていましたので、ちょうど秋の風情も出るだろうといっしょに撮ることにしました。う~ん、ちょっと負けちゃったかな。


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タチツボスミレ

 さて、このコンモリとしたすみれは何でしょう。実は普通のタチツボスミレなのですが、なんと、たった1株なのです。この場所には家が建っていたのですが、一昨年の冬に取り壊され、今年の初夏に家が建ちました。その約1年半という短い期間にどこからか侵入して、春に花を咲かせたのです。
 駐車場のすぐ前なので、小さな芽が出たばかりの頃から観察していました。誰も通らず、他の植物が生えていません。その上、遮るものもない絶好の環境を独占して、早春からきれいな花を咲かせながら大きくなりました。でも、イソスミレもビックリする程の大きさになるとは驚きです。一つ疑問なのですが、この種子はどうやって侵入したのでしょうか。実は、この家一軒分の敷地にはハコベやヒユ、タンポポ、ヨウシュヤマゴボウ、南天の木や園芸種のオオムラサキツユクサまで大きく育ちました。勤勉な蟻さんや鳥さんのお仕事かも知れません。


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タチツボスミレ

 桜の木の下で、手をつないで遊んでいるコロボックルの子供たち。わっせ、わっせ♪♪、そんな雰囲気で咲いているのはタチツボスミレたちです。
 適応環境の広いすみれですから、どこにでも顔を出すと言う意味で「坪」という言葉が使われています。元来は「小さい、狭い」、「一人分の米が収穫できる面積」、「庭」などという意味ですが、中庭のような意味で使われたため、身近でどこにでもあるものという意味合いが生まれたようです。一方、同じくツボスミレとも呼ばれるニョイスミレはどこにでもあるという訳にはいきませんね。やはり、ツボスミレという和名をニョイスミレに改めようと提唱した牧野博士の意見は的を得ていると感じます。この写真を見ていて、ふと、拙宅の狭い庭にもコロボックルが顔を出さないかと夢想してしまいました。


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タチツボスミレ

 散歩中にすみれに気がつくのは、このタチツボスミレの場合のように、まず何か紫色の花が咲いているなぁ、と色が目に入る時ではないでしょうか。慣れれば、白いすみれでも、もっと遠くからでも判別できるようになるものですが、慢心してしまうと、実はカキドオシやトキワハゼ、ムラサキサギゴケの見間違いだったりして落胆してしまいます(笑)。
 春まだ浅い時期のタチツボスミレは低い草丈でも一生懸命に花を咲かせています。少しずつ茎を伸ばして、盛んに花を咲かせ続けます。この元気なすみれは比較的花期が長いようです。近所の新興住宅地に「つぼすみれ公園」という子供たちが元気に遊ぶ小さな広場ができました。誰が名付けたのか分からないのですが、良い名前ではないでしょうか。


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ヒバントゥス・コミュニス

 気温が下がっても、ヒバントゥス・コミュニスはそれなりに咲いています。真冬は室内に移動するのですが、一方で真夏もお休みするようですね。写真 は若い木で、こぼれた種子から増えました。最近は蒔かなくても勝手に増えて、冬に取り込む場所がなくなってしまいそうです。
 春に発芽した別の株たちはひざ丈を大きく越えて、風の強い日には倒れてしまいます。鉢で育てるには早めに成長点(茎頂)を切るべきでした。また、 室内越冬組は外に置く場所を確保できず、そのまま閉じこもりになってしまったのですが、貧弱な葉が展開するだけで花はポツポツ咲く程度でした。こちらも春先に剪定 すべきでしたね。それでも夏に剪定したところ、今は大きな葉が茂っています。ただ、花は少なめのままで、屋外の風や雨が必要なのだろうなとつくづく感じたものです 。


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スミレ岩桐草

 わ、新手の外来種か!と慌てないで下さい(笑)。確かに中国からの外来種らしいですが、スミレ科の植物ではありません。山地の渓流などで見られるイワタバコの仲間で、「スミレ岩桐草」という名前で流通している園芸種です。毎年、パンジーがやっと登場するような時期に、とてもスミレっぽい花をたくさん咲かせて楽しませてくれるのです。
 特別な世話はしていなのですが、年々株が大きくなってコンモリとしています。実は和名に納得していません。岩桐草は西日本に自生する谿流の野草で、岩肌にしがみつくように生えて桐に似た花を咲かせる草です。その名前を引継いだスミレに似ている種ということですが、同じイワタバコ科でも属は違うのですから、相当無理があります(笑)。この時期の楽しみに育て続けようと思っています。


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スミレ

 少し青みが強いスミレの蕾が膨らみ始めた頃の写真です。花びらが開いていませんが、色合いは想像できそうですね。スミレは幅広い環境に適応できたために個体数が多く、その結果、変化も多い種として知られます。それらの一部は園芸品種として流通しており、ほぼ同時期に開花するので、幾つかの型を並べて眺める楽しみがあります。まぁ、ほんわかとした風景でしょう。
 実際、野山をあちらこちらと歩き廻っていますと、魅力的な色合いや配色、多彩な形状の型に出逢うことがあります。交配に取り組んでおられる愛好家さんで、スミレ同士の交配を試している方がいました。花びらが大きいとか、覆輪があるなどの特徴を持つ優良株を親に選ぶと、その特徴が優性であれば魅力が増幅される可能性あり!ですよね。その上、子孫には稔性も期待して良いのでしょう。


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スミレ

 この写真は少し青味が強い花を咲かせるスミレの種子が裂開したばかりの姿です。3心皮性だなぁと明白にわかる形態ですね。早速、種子の数を数えてみました。何度か数え直した結果、縦になっている部分に18個、向かって左斜めが25個、右斜めが20個、計63個に見えます。存外多いと感じませんか。
 このまま放っておくと飛び散ってしまいますので、茶封筒などの紙袋に入れておくのですが、パチン、ピチっと小さめながら鋭い音を楽しむことができます。スミレやホウセンカのような朔果には、細胞の膨圧と乾燥による収縮の力で種子を遠方に弾き飛ばす機構が備わっています。「膨圧」と言う言葉は耳慣れないと思いますが、植物細胞が形状を維持して植物体全体を支えるには欠かせない力です。あの細い茎で風に負けず立ち上がるパワーの源ですね。気圧で表現すると数気圧から数十気圧(!)に及ぶこともあるそうです。


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