赤みを帯びた独特な濃紫色の花を咲かせているのはヴィオラ ガバナー・ヘリックという交雑種です。ニオイスミレ(オドラータ)と表現されることがあるようですが、交雑種を片親だけの名前で呼ぶのであれば、単にガバナー・ヘリックと呼ぶ方が素直かも知れません。 |
<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています
<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂 スミレハンドブック
タチツボスミレとニオイタチツボスミレの中間的なイメージを持つ花です。結構きれいだと思いますが、葉の方は少しガサツな感じを醸し出していますね。これは主に西日本に自生するナガバノタチツボスミレです。 |
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手前の花にはピントが来ていませんね(笑)。葉の方に目が行ってしまうコタチツボスミレです。ふむふむ、これは、最近だとシーボルト型と補足しなければいけなくなったタイプ標本に近い型なのでしょうね。多くの書籍で「葉の基部が切型」と説明されてしまったために、本家の方が肩身の狭い思いをしていたようです。 |
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かなり異形のすみれですが、もう3度目の登場になります。カタカナではヴィオラ・アーボレッセンスと記載されていました。花は日本でも普通に見掛けるような姿ですが、葉や、それに続く茎などは常緑低木ですね。 |
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きれいな色合いのミヤマスミレですが、花びらがとても細長いですね。これまでに見たことがない型だと思ったのですが、北海道のスミレ好きさんのサイトを拝見する限り、特にもの珍しいとは説明されていないようです。でも、昨年、北海道を走り回り、3ケ所でミヤマスミレを観察できたのですが、いつもの丸い花びらに近い印象の個体ばかりでした。 |
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艶やかな紅色の花びらが白い覆輪で縁取られ、とても品の良い花を咲かせています。ヒゴスミレとエイザンスミレの交雑種であるヒラツカスミレですね。写真は人工交配バージョンだろうと認識していますが、自然交雑バージョンが東京でも見られるそうです。両親は近縁なのに表現型が異なり、交配すれば稔性があるという独特な関係にあるのです。 |
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うわっと思いましたが、最終的には買わなかった、とてもかわいいパンジーのポット苗です。手前の方に並んでいる小さくて縦に長い顔をした極小パンジーですね。すみれの育種では実績のあるサントリーフラワーズさんが『モコ -moco-(すみれ)』として発売しました。他に、黄色い花を咲かせる(ひかり)、青地に赤紫のグラデが入る(みそら)、写真の(すみれ)の上弁も白くなった(こゆき)という4種のバリエーションがあるようです。 |
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つい買ってしまった東京ダルマ「達磨園芸」というブランドのポット苗がもう一つあります。これはコモロスミレ(白花)とか、シロバナコモロスミレとか呼ばれている型ですね。白花と言っても、ご覧の通り、紫の条と呼ばれる筋と淡いぼかしが入っているものですが、一般に「白花」という呼称は白っぽい花と理解した方が正しい結果を得られるのかも知れません。 |
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魅力的な園芸品種だと思います。これはスミレとツクシスミレの人工交配による交雑種でカスガスミレという名前をもらいました。ツクシスミレの自生地は限定的ですから、万一、自然交雑があったとしても稀有極まりないでしょうね。両親の良いところをいっぱい受け取って、可愛らしい花をたくさん咲かせてくれます。 |
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似た交雑種の例として名前だけ登場していたスミレとヒメスミレの組み合わせ、ヘイリンジスミレです。確かに、そんな感じがしますが、スミレやヒメスミレ、ノジスミレやコスミレなどが雑然と咲いている原っぱで出逢ったら、現実問題として同定できるかについては微妙なところです。ヘイリンジスミレかなぁと悩んだことは何度かありますが、数種が混在している環境で、悩んで終わりました(笑)。 |
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