趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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さて、また夕日と追いかけっこでトウカイスミレの自生地にたどり着きました。先週の様子では、まだ花は咲いていないだろうという予測の一方で、それでも一輪なら咲いているかも知れないという期待があったのです。
今日は3人連れになって、地面を這うようにして探してみました。カラカラに乾いた昨年の落葉の下から小さな葉が顔を出しているのですが、花は見当たりません。やっと1mm程度になったばかりの蕾を見つけたところで、諦めムードが漂います。その時、連れが「あれー!」みたいな声を出すので、その方向を確かめてみると、おや、白い花が一輪咲いているではありませんか。
友人は2年越し3度目で、やっとトウカイスミレの花を目にすることができたのです。とても小さいのですが、写真では大きさが今一つピンと来ないことでしょう。花の後ろの丸い葉が直径約11mm、手前の葉になると直径約7.5mmというところです。
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前日の夕方に辿り着いたゲンジスミレが咲く丘にはアカネスミレも咲いていました。太陽に向かって緩やかな斜面ですから、陽だまり好きなすみれたちが多く咲くのですが、意外にも目立たちません。すみれたちにとっては得難い自生地なのでしょう。
連れが、この山の地主さんと話したようで、下の斜面の方がすみれが多いと説明したとか。昔、そこも探索したので、ちょっと疑問が湧きあがります。もしかすると、さらに下方の話をつい口にしてしまったのかも知れません。そこには日陰が好きなすみれたちの自生地があるのです。
この明るい方の自生地にはタチツボスミレやヒゴスミレ、アケボノスミレも見られます。もう少し時間が経つとエゾノタチツボスミレも出てくるので一粒で何度もおいしい丘ですね(笑)。更に、近隣にはエゾアオイスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレ、イブキスミレ、エイザンスミレと次々に咲き出す嬉しい場所で、頻繁に訪ねてみようという気持ちになる訳です。
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目的のある人しか通らなくなった古い道には楽しいことがいっぱいあります。まだすみれたちなどが咲き出していないかのように見える静かな林にも、よく目を凝らせば幾つかのすみれが見られます。きれいなイブキスミレの近くには、かわいいヒナスミレも咲いていました。
やはり、可憐と言えばヒナスミレが筆頭に挙がりますね。ただ、葉が傷んでいます。良く見ると、花びらも欠けているような・・・。しばらく観察していましたので、実は犯人を目撃しています。小さくて黒いケムケムさんでした。写真も撮影していますが、嫌いな方もいらっしゃるでしょうから、今回は持ち出さないことにしました(笑)。
先週来、ヒナスミレの特徴的な葉を多く見かけましたので、近隣の自生数はボチボチ多いようです。でも、タイミングの問題なのでしょうが、花はやっとここで見かけました。とても嬉しくなりますね。
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少しご無沙汰のイブキスミレに逢いに来ました。相変わらず、おきれいで!(笑)
ご無沙汰と言いましても、昨年、群馬県で行われたイベントに参加させていただき、少し雰囲気の異なるイブキスミレを観察してきました。やはり、地域変化を見比べるのはおもしろいですね。
さて、撮影地は近隣に幾つかある自生地の中で少し標高の高いポイントです。過去の記録では、既に葉がこんもりとして花が真っ盛りだろうと想定していたのですが、現実にはまだ咲き始めたばかり。周辺は早春の様相です。先週も感じたのですが、わずかな標高差や太陽との位置関係で、植物たちの生育度合いがまるで違っているようです。後で知ったことですが、若干低い位置にあるポイントの方では良く咲いていたとか。例年ならば、既に花を終えている時期でもあり、近くまで行きながら、残された太陽の時間からスルーしてしまいました。少し残念でしたが、多くの美しい花に出逢っているのですから、贅沢を言ってはいけませんね。
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最初に到着したポイントでも幾つかの種が咲いていたのですが、重複もあり、全てを紹介していると先に進めません(笑)。この日は太陽の位置を気にしながら、慌てて次のポイントへ移動します。
少し迷って、ぎりぎり順光が期待できそうな場所へ急ぎます。夕方の赤みを帯びた光線が斜めに差し込む頃、やっと見つけたのはゲンジスミレでした。嬉しいことに株数が増えているような気がします。源氏物語からの命名にしてはおとなしい姿だと思います。明るく乾燥した斜面に咲いていることが多く、枯れた草や落葉に埋没するように静かに咲く花も葉も決して目立ちません。おそらく、そこの咲いていると知らなければ、見過ごすこともあるでしょう。でも、ここは少しの運に恵まれて、偶然に見つけた自生地です。
周辺には他にもいろいろなすみれたちが同居しているのですが、ここには翌日に改めて訪れることになりますので、幾つかは後日登場します。
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箱根に出かけた翌週はゴールデンウィークです。その初日、不覚にも出発で出遅れ、ナビには事故と故障車マークがゾロゾロ。中央道はまるで進みません。食事もままならず、目的地に到着した頃は、山を降りてくる方ばかりでした。歩き始めて周囲を見ると全体にまだ早春の様子です。残り時間から、少し登った段階で早々に見切りをつけました。
どうやら、登山道下の方が花を観察できそうです。程なくアケボノスミレを見掛けて、気分が少しだけ軽くなる思いでした。濃厚というのか、深みのあるピンク色です。花茎手前でくるっと巻いている緑色の葉はアケボノスミレのものですが、その更に前で既に展開しているのは・・・。記憶があいまいでしたので、別角度の写真を探してみたところ、どうやらタチツボスミレの葉のようです。
特にアケボノスミレは花期が早いという訳ではありませんが。気温が上がると、突然、花茎を地表に出して花を咲かせます。速攻型ですね。
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箱根最後のすみれは、街中の石垣であでやかに白い花を咲かせていたヒゴスミレです。まぁ、これは園芸種として市販されているもので間違いないと思います。
丈夫で育てやすく、整った形の白い花をいっぱい咲かせてくれる優良なDNAを持ち合わせていて、山の中で見ても分かることでしょう。野山の自生品とは一線を画していて、ある意味では別の種なのかも知れません。そう言えば、自生品と交配を試みたという話は聞いたことがありませんが、不完全稔性を示したりしたものなら、笑ってしまいますね。
たまたま友人は、都内で驚くほどに密集して群生するヒゴスミレを目にしていますから、ヒゴスミレは多花性だと記憶してしまうかも知れません。現実には、多くの場合、ぽつりぽつりと離れて生えており、花の数も決して多くはありません。
さて、太陽が高い位置にある内に箱根を離れて、富士山を半周して、一番に登場したキスミレに出逢うことになります。次回は1週間後のお話です。
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紛らわしい写真で恐縮ですが、花の手前にある葉は別の植物のものです。花茎が出ている茎元に小さく見えているのが、このすみれの葉だと分かれば、分かりやすいですね。薄紅色の花を咲かせるエイザンスミレです
実のところ、花は比較的変化に富んでいて、写真の花のようにふっくらと丸くて、フリルのようなヒラヒラになっているものばかりではありません。もっと淡白で目立たない花も多く、色合いにしても紅色の濃淡のみならず、ほぼ白い花も珍しくありません。
関東に自生するエイザンスミレとヒゴスミレについては判別に迷うような個体は少ない方なので、この日は特に説明を要しませんでした。ただ、九州など、地域によっては甚だ悩ましい個体群が見られるようですから、細部にこだわった説明が必要だったことでしょう。後日、白花と出逢うのですが、その話はもう少し先ですることにしましょう。
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なにやら白くて小さな花が咲いています。あれ、これは何でしょうね!
真上からの視点では無茎種に見えたのですが、良く見ると有茎種のようです。葉の特徴からするとニョイスミレなのでしょう。実は、富士山の周辺には花茎を妙に長く伸ばすフモトスミレや、ニョイスミレに似た花を咲かせるヒメミヤマスミレも自生していてドキドキさせられるのです。右下の赤い茎が枝分かれしていて、有茎種と分かったのでホッとしました。まぁ、こうしてローアングルから撮影した写真を見れば迷うことはなさそうです。
実は、この場所に来るまでにニョイスミレを見なかった訳ではないのですが、まだ葉だけでした。一般に、もっと群落を作って低い位置で花を咲かせていることが多い種です。同行の友人が、この単独で背の高い個体をニョイスミレと覚えても良いのでしょうが、後日、群落に出逢ったら逆に迷うことにならないでしょうか。心配症になってしまいました。
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すっきりした青紫の花ですが、さて、これは何でしょう。どうやらニオイタチツボスミレのようですね。でも、何か雰囲気が異なります。あ、花の中心の白い部分が極端に少ない!
あるべき特徴が、あるべき場所にないと、まるで違って見えるもの。同行の友人はすみれの図鑑を買ったばかりですから、余り悩ましい型ではなく、一目でわかるような典型株を見せたいところですが、山道での偶然ですから仕方がありません。
葉がタチツボスミレに比べて丸めであるとか、形状の違いで説明しようと試みたのですが、根本的に顕著な違いがある訳でもなく、具合が悪いことに、目の前の個体は葉先が妙に尖っています。書籍を開いて「普通はこのように中心が白い」と説明していたら、なぜか中心が白いタチツボスミレの群落が現れました。意地の悪い山道です(笑)。
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