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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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タデスミレ

 友人と交わした昨年来の約束もあって、スケジュールの合間を縫い、片道300kmはある長野県への日帰りをやらかしました。それも、前夜に捻挫した足を引きずって・・・。もう、ただのアホですね(笑)。
 一直線に向かったのはタデスミレの自生地です。今年は掴みどころがない気候で翻弄されたので、事前情報もなくて少し不安でした。到着すると、嬉しいことに、何度か訪ねた時と同じ植物たちが見られ、痛い足を引きずりながらも辿り着くと、まさに花の最盛期でした。キリッとした白い花を咲かせ、すみれらしからぬ太くて芯のしっかりした茎で踏ん張るように立ち上がっています。似た環境に自生するエゾノタチツボスミレも草丈が高く、すっと並んで叢生しますが、タデスミレは一際優れて剛直な姿で立っています。足元を踏み荒らさないように、気をつけながら撮影して立ち去りました。


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タチツボスミレ

 さて、随分と色の淡い花を咲かせています。側弁の基部に頬紅をさしたような紅紫色の筋が入って、なかなか綺麗かも知れない1枚目です。一方、2枚目は、少し渋みのある青紫色の花を咲かせるタチツボスミレです。距が全体に淡くて、先端だけが赤みを帯びていますね。
 それもこれも、まぁ、それほど珍しくもないタチツボスミレたちですが、時には並んで咲いていたりするものですから、一筋縄ではいきません。各地のタチツボスミレを集めて栽培されている方がいらっしゃるそうです。少し気持ちが分かりますね。栽培は余り得意ではないので、こうして多彩な変異を写真として記録しているという訳です。数が多くて、つい手を抜いた扱いをしがちですが、よく観察すると、別の楽しみ方もありそうですね。


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タチツボスミレ

 番外編のつもリはないのですが、かなり風変わりな姿のタチツボスミレたちです。1枚目は花弁が6枚ありますね。1枚目と3枚目は愛知県最後の最後、薄暗くなっても「まだまだぁ!」と探していたら目につきました。2枚目は宮城県最後の最後、やはり、もう感度を上げないと撮影が難しくなる直前に踏みとどまって、もう一度山に入った時に見つけました。
 さて、3枚目ですが、これはミドリタチツボスミレのようです。他にも中途半端な花が幾つかあって、緑色と淡紫色が入り混じった独特の花がありました。三脚をしまった後で手持ちで撮影しましたら、まともに写ったのは、この1枚だけだったというお粗末な話です。変わり者を珍重する趣意はないのですが、これも変異幅の一例として、記憶に刻もうと思っています。


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ツヤスミレ

 今年の確認目標の一つにタチツボスミレの海岸性品種であるツヤスミレがありました。自生地として知られる愛知県の沿岸部まで出かけた話は既に掲載させていただいたのですが、では、これは?ご覧の通り、相当にツヤがあります。結論として、一応、ツヤスミレと分類しておくことにしました。
 ここは静岡県の沿岸部から約1Kmの山地で海がよく見えます。海岸性のすみれたちが、葉表面のクチクラ層を発達させて厚くなり光沢が出るのは、潮風から保護するためと言われます。すると、最低限、潮風が到達する位置でないと理屈が合わなくなりますね。ここは確かに強い海風が寄せれば潮がやっと届きそうな場所でしたが、細胞の性質を変えた方が有利になる程の影響があるのかは微妙。この土地の風土を余り承知していない身には判然としません。石川県で観察したツヤスミレも、海岸線から500m程度の山の中でした。潮風を第一条件として、他にも何か影響を与える要素があるのではないかと感じています。


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タチツボスミレ

 駆け足で通り過ぎた春・・・、などと申しましても、まだまだすみれを追いかけるつもりです(笑)。それでも、ここまでの追っかけで取り上げ漏らしたすみれたちがあり、まとめて紹介したいと思います。しばらく、タチツボスミレのお話が続きます。
 とても端正な顔立ちですね。花弁がちょっと横長で中心部分が白く、距がぽてっと大きめなので、一見、ニオイタチツボスミレに見えます。でも、しっかり観察した結果、少し写り込んでいますが、葉の特徴などからタチツボスミレだと思っています。ここは富士山の裾野ですが、ここに戻ってくるまで、とても多くのニオイタチツボスミレに出逢いました。その意味では、この時、目が肥えた、もしくは慣れていたと思います。多くの種に対して、こんな感じで慣れた目を養いたいものです。


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アカネスミレ

 赤紫色の花はよく目立ちますので、ヨモギなどに埋もれていてもアカネスミレはしっかり目につきました。それにしても、満開状態の時に周囲の草たちがここまで丈を伸ばしているのは困りものです。おそらく、この春の気温変化はかなり異常だったので、すみれたちの生育が遅れているところに、急に初夏の陽気になってバランスが崩れたのだろうと思います。それでも北東北での開花時期は帳尻があっていました(笑)。
 異常気象という言葉が日常化していることを思うと、長い時間で見れば大きな変化ではないのかも知れませんね。すみれたちは、開放花でうまくいかなかったら、閉鎖花で帳尻を合わせる裏ワザを持っています。このアカネスミレも、例年に比べて大きなロスもなく、子孫を残すことができるのではないかと期待しています。


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マキノスミレ

 岩手県に出かけるに際して、できれば確認したいと思っていたことがありました。それは、県南部の内陸から海岸部に近い北上山系にかけて、シハイスミレとみなして良い個体だけが自生するエリアがあるという情報でした。その報告書に触れた時、「そんなこともあるんだ」と感心したものの、これまで一度もシハイスミレを見たことがないので、取り扱いに困ってしまった訳です。
 それはそれとして、自分の目で確認することができないかという思いで、それなりに歩いてみましたが、目に触れたのはやはりマキノスミレだけでした。3枚目は宮城県で観察したものですが、どちらつかずの中間型が多い関東に住んでいる目で見ますと、これは分かりやすいマキノスミレの範疇だと思います。もう少し雨の日が少なければ、探索ポイントを増やすことができたのでしょうが、結果的にはシハイスミレとおぼしき個体を見つけることさえできない始末でした。


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フジスミレ

 ちょっと妙な印象の写真かも知れません。種明かしをしますと、これは苔の隙間から花を咲かせているフジスミレです。ここは標高が高く、シラカンバが雪で曲がってしまうような自生地で、植物体自体はちょっとだけ小さめです。そして、更に種明かしをしかすと、3枚目の写真で分かりますが、少し大きめの苔は倒木を覆うように生えているのです。
 やっと花の咲く時期に訪れることができました。東北に向かう往路で雨と竜巻注意報が出てパスせざるを得ず、復路も土砂降りで山の姿も見えませんでした。開花時期ギリギリで無理やりやって来たのです。歩いて歩いて、優しい色の花に出逢った時には心からほっとしました。葉は暗くて淡い緑色で、白斑も薄く、コントラストが低いのです。これまでに観察できていた個体群(5枚目)との一番の違いは、この葉の色でしょうね。


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スミレ

 広範な環境で見られる印象がありますが、少なくても、今回の旅ではこの地だけで出逢ったスミレです。花弁の色合いが全体に薄くて、中央部になると濃くなるグラデーション咲きですね。それから、もう少し濃い色合いの花を咲かせる群落に続きます。
 ここはアスファルト舗装の山道ですが、スミレはこうした路肩にヒビが入ったような隙間に列をなして咲くのが大好きです。この一角にだけ、かなり多くの株が並んでいました。既にスギナなどが草丈を伸ばしているのですが、スミレも頑張って対抗するように上に伸び上がっていますね。もうしばらくの間、つま先で立ち上がるように花を高い位置にキープして、虫たちが花粉を運んでくれるチャンスを待つのでしょう。この時期を逃しても、花の高さは関係がない閉鎖花で子孫を増やす時期に移行します。したたかですが、一生懸命な姿だと思いました。


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ナガハシスミレ

 この強烈な印象を持つすみれは、どう見てもナガハシスミレ・・・ですよね。実は、小雨の降る現地で傘を差しながら、ウロウロを歩きまわってしまいました。それは「この辺のナガハシスミレは、皆、こんな感じなのかなぁ?!」という疑問が生じて、他の個体を探しまわったのです。なぜ、そのようなことを感じたかと言いますと、葉がかなりオオタチツボスミレっぽいのです。
 ナガハシスミレとオオタチツボスミレの葉に、そう大きな相違点がある訳ではないのですが、ナガハシスミレの方が少しおとなしいように思います。写真の個体は、何か存在感がありますよね。さりとて、交雑種のイワフネタチツボスミレかというと、知っている限り、イワフネタチツボスミレの距はもう少し長さが両親の中間的で、花もオオタチツボスミレに近い印象だったと記憶しています。微妙ですのでナガハシスミレと記録しました。


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