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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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フモトスミレ

 時々、異様に小さい個体群が見られるのもフモトスミレの特徴だと思います。撮影地は大分県、時期は4月中旬でした。このサイズで花を咲かせていますね。昔のことですが、もっと小さくて花が咲いている個体を栃木県で観察したことがあります。それは東北に向かう途中でしたので、4月下旬だったと記憶しています。ですから、早春、芽生えの時期に急に気温が上がったという理由ではなさそうです。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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フイリフモトスミレ

 濃い深緑色の葉の主脈近辺にだけ白斑がしっかり入っています。すみれの世界ではコンピラ型などと呼ばれる斑の入り方ですね。他に適切な名前がありませんが、これもフイリフモトスミレと呼んで良いものでしょうか。
 地面に密着するように葉を拡げており、花茎は短めの典型的なフモトスミレの姿をしています。ただ、花が相対的に幾分大きいようですね。一般に横長イメージの花が多いものですが、縦横のバランスが妙に良いようです。距がスッと長めで、強い色はありません。若干、別種の血が入っている匂いがしますが、判然とはしません。


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フイリフモトスミレ

 自生地は栃木県です。ここでは幾つかの異なる姿を持つフモトスミレが見られます。花の様子はほぼ同じに見えましたので、顕著な違いは葉ですね。濃い深緑の葉に白斑がしっかり入る、所謂、フイリフモトスミレが多いのですが、同時に、全く斑が入らないシンプルな葉を持つ個体群があり、これに加えて、主脈だけに白斑が入る、所謂、コンピラ型も見られます。実は、花の様子や植物体に生える白い微毛の密度も若干異なります。詳しくは次回。


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フイリフモトスミレ

 かなり印象の異なる姿ですね。撮影地は静岡県です。葉は九州の個体群に比べると淡い色合いで厚みが感じられず、ぺらぺらに薄い印象です。花茎も葉柄もひょろりと長く、地面に這いつくばっている感じではありません。
 差異に関する最大のポイントは、葉の裏面が紫色を帯びていない点です。花茎も赤みがかなり薄いようですね。これはフモトスミレなのでしょうか。この土地にはヒメミヤマスミレも自生しており、どちらとも判然としない個体が見られます。主に鋸歯の様子から、一応、フイリフモトスミレの範疇ではないかと思っているのですが・・・。


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フイリフモトスミレ

 古い写真です。撮影地は南へ移動して大分から熊本に至る1,000m級の高原です。薄い白斑が入っていますが、その葉がとても肉厚でした。実は、これらと良く似た葉を持つ個体群を長野県の2,000m級になる高原で観察したことがあります。おそらく、ともに昼と夜の気温差が大きい場所なのだろうと思っています。同時に、フモトスミレという名前に反して、ちっとも山麓に咲く性質のすみれではないことが分かりますね。


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フイリフモトスミレ

 さて、こちらは岩手県、一般にフモトスミレの北限と説明されている自生地で撮影しました。ただし、もう少し北東でも自生が確認されているそうです。実は、ここは実家の隣町にある自然公園で、幼稚園の時に(バスで)遠足に行った場所でした。妙に記憶があるのですが、フモトスミレまでは覚えていません(笑)。
 葉は渋い『青鈍色』とか『錆鉄色』、『革色』と呼ばれる和風の系統で、薄い白斑が入っていますね。かわいらしい薄紅色の距を持つ白い花を、かなり赤みの強い花茎が繋いでいて、全体に独特の風貌をしています


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フモトスミレ

 こちらは群馬県の個体群ですが、かなり様子が違っているようです。花の色合いも特徴的な紅色ですが、花弁の形状や葉の先端および鋸歯の具合も違っていますね。全体にとんがった鋭角なイメージでしょうか。それでも、これらもフモトスミレだと思っています。花の中心部と距について、ここまで紅色が鮮やかで、白い部分とのバランスの良いフモトスミレは貴重ではないかと思います。
 そして、この翌日、やはりフモトシハイスミレに出逢うことになりますが、マキノスミレに近い個体も多くて、フモトシハイスミレではなくミツモリスミレと見ている方も多いかも知れません。


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フモトスミレ

 ちょっと気になっている、否、どちらかというと困っているフモトスミレと覚しい個体たちを見てやって下さい。
 古い写真ですが、おそらくフモトスミレで間違いなさそうだと思っている大分県で撮影した2枚です。ほぼ同じ場所で観察したものですが、葉や花の様子が若干異なりますね。実は、この直後にシハイスミレとの自然交雑種であるフモトシハイスミレに出逢うことになります。白斑が強めでしたので、一方の親は右の個体に近いのでしょう。


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ガーデン・パンジー

 園芸に詳しい方ならビオラと呼ぶのでしょうが、このサイトではガーデン・パンジーまたは単にパンジーと表現しています。ビオラ(ヴィオラ)はスミレ属全体の総称なので、やはり小さなグループを示す呼称としては、どうしてもふさわしくないところですね。でも、スミレ科としては得難い優秀な遺伝子です。
 初秋から咲き続けたパンジーたちは、まだ元気ですが、夏日が続くようになると少しずつ姿を消していきます。


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幾夜の夢

 自宅の棚で生まれた有念の交雑種「幾夜の夢」です。形質は安定していますが、昨年は6枚の花弁を持つ花が咲き、今年は7枚の花が咲いてしまいました。観賞価値の高い形質を残して選別すべきなのでしょうが、プロではありませんので緻密な作業はとてもできません。この種が絶えないように管理するのが精一杯。でも、多花性で、なかなか愛くるしくい良い性質を持っています。また、かなり遅咲きのようで、今、花のピークを迎えています。


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