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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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ニオイスミレ

 外出制約で時間だけはあるという今日この頃、大昔、ミレニアム・イヤー前後のビデオを復活させています。当時主流だった MiniDV 規格の映像を取り込んで、なんとか、最近の動画形式に変換するという作業をこなしており、まぁ、この際、画質についてはご容赦ください。

 蟻が種子の散布を手伝う「蟻散布」の様子で、運んでいる象牙色の種子にはエライオソームと呼ばれるゼリー状物質が付着しており、これが蟻の好物です。でも、蟻は鉢の内側を右往左往しているだけで、なかなか出て行きませんが、一生懸命!は伝わってきます。

 * 四苦八苦してMiniDV 規格については対応できました。でも、まだ8mmビデオという規格が残っています。


<紹介> 花の写真館からすみれの部屋の一部コンテンツをブログで再現しています

<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
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ニオイスミレ 'リディア・グローブス'

 さて、今回の1枚目は、ご覧の通り、ニオイスミレ独特の風貌をした果実です。茶褐色をした果実には微毛がびっしり生えていて、内側にツルンとした種子が見えています。
 そうした形態的特徴もありますが、もっと独特なことは、花後に花茎が下方に向かって行き、株元で長い間じっとしている性質です。そして、忘れた頃に少しだけ口を開けます。それが、この状態という訳ですね。この段階で目ざとく蟻が発見して、集団でせっせと運ぶ出していきます。蟻が種子の散布を手伝うので「蟻散布植物」と分類されました。

ニオイスミレ 'リディア・グローブス'

 2枚目が、ツルンとした大きめの種子で、蟻より先に発見して確保しました。尖った端に見えているゼリー状の物質がエライオソームと呼ばれる蟻の好物です。カロリーが高いそうで、この物質を生産するエネルギーを代償として、種子の移動距離を獲得するという知能的行動をとるのです。
 なんとか殖やしてみたいところですが、取り播きでも容易には発芽してくれないようですね。

ニオイスミレ 'リディア・グローブス'

 * 発芽には冬の寒さを経験させる必要があるのかも知れません。じっくり来年まで待とうと思います。


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ヒメスミレ

 3枚の写真について、それぞれ、補足しておきますね。
 1枚目は、種子を取り播きして、出窓で育てていた苗床のプラ鉢の様子です。こちらも、発芽率が高かったようです。ただ、遅い播種でしたので、真夏の段階で、まだ幼苗ということ。夏越しには気をつけないといけませんね。
 2枚目は、花後の様子、大量に種子を飛ばしていることが分かりますね。ここは散歩道の途中ですので、少しずつ種子をもらってきて散布のお手伝いをしております(笑)。

ヒメスミレ

 最後の3枚目は、路傍の様子を上から撮影した訳ですが、アスファルトに一直線の隙間があって、そこに一列に並んでいることが分かります。この辺り一帯で、道なりにずっと、こんな感じになっていました。繁殖力は強そうですね。
 アップで撮影していますので、まぁまぁ、大きく見えますが、ヒメスミレですから、歩行者のほとんどは気がつかずに通り過ぎます。花期でも気づく方は多くなかったのですが、まぁ、昆虫が気づきさえすれば良い訳ですよ。

ヒメスミレ

 * また、家族が入院してしまいました。早期に見つかって良かったと考えましょう。


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スミレ 'ひむれ'

 3枚の写真について、それぞれ、補足しておきますね。
 1枚目は、種子を播いて出窓で育てていた苗床のプラ鉢の様子です。今春の種子を取り播きをした訳ですが、発芽率は極めて高かったようですね。

スミレ 'ひむれ'

 2枚目は、実生苗を定植した鉢たちですが、苗を数本ずつまとめて植え込みました。苗は、まだ残っていて、近日中に二度目の定植をする予定!お気に入りになった独特の花色を少し殖やしてみたいと思います。ただ、来年は外出が多めになりそうですから、きちんと世話ができるのか微妙なところですが・・・。
 最後の3枚目は、4月初旬に撮影した、元気に花を咲かせている頃の姿です。比較的長い間、花を咲かせ続け、その上、大量の種子も生産してくれました。問題は、既に植え替えの時期を逃しつつあるというのに、まだ果実を上げ続けていることです。増土でいくしかなさそうですね。

スミレ 'ひむれ'

 * ワクチン接種券が届く様子がありません。市の広報記事は「まだまだ」感を漂わせていました。


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<参考> 用途別に! 日本のスミレ増補改訂  スミレハンドブック
ハツネスミレ

 3枚の写真について、それぞれ、補足しておきますね。
 1枚目は、ポット苗を購入後に株分した株の一つで、越冬2年目に当たり、主な茎が木質化しています。どうした訳か、大きな葉の前に、小さな花に似合わない大きな果実が見えていますが、実は、割ってみると空洞でした。こうした空洞状果実があちこちにできて、種子を作ろうという健気な気概が感じられます。

ハツネスミレ

 2枚目は、硬めの茎をカットして茎刺しで増やしている株たちです。水に刺しておけば簡単に発根するだろうと思っていたのですが、存外、時間を要しました。アジサイのようにはいかないようですね。
 最後の3枚目は、4月初旬に撮影した、元気に花を咲かせている頃の姿です。この株は5月半ばまで花を咲かせ続けて、通算、どれだけの花数に至ったのか数え切れない程でした。この交配種は、なかなかユニークかつ魅力的な性質を持っているなぁと思っています。

ハツネスミレ

 * 株分した残り株は、分けたの?という程の大株で、すみれ向けには最大径を持つ鉢に植えています。


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ヴィオラ・アルベンシス

 こうした外来種については、国内で一般流通している書籍などで情報を得ることは困難ですから、以前から欧州などのネット情報に依存するしかありませんでした。
 今回もウロウロとWebブラウジングしていましたところ、ヴィオラ・アルベンシスを Alien(エイリアン)と表現しているサイトがありました。あ、なるほど、外来種は ”Alien Species”ですから、まぁ、言葉通りですよね。でも、雑草の研究者には「侵入危惧雑草種」に位置づけられている、とのことですから、ある意味、イメージ通りでしょうか。

ヴィオラ・アルベンシス

 雑草図鑑の記述によりますと、帰化種は渡来時期によって新帰化、旧帰化、そして史前帰化とされ、合算すると、雑草全体の8割に相当するそうです。
 蛇足ながら、スミレ(マンジュリカ種)は雑種起源と判明しており、ユーラシア大陸の東北部が分布の中心となるノジスミレの仲間と、国内に自生していない不明種が主要な親であるとか。では、スミレって外来種でしたね。^^

ヴィオラ・アルベンシス

 * 最近、外来種は駆除しなければ!との意見を散見しました。でも、どこからが外来種なのでしょうか。


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ヒバントゥス・コミュニス(ポンバリア・コミュニス)

 今日から6月、すっかり初夏ですね。平地のすみれたちは花期を終え、盛んに種子を飛ばす果実期を迎えています。今、咲いているのは特別な種たちに限られてしまいました。
 この時期に「ハンカチの木」に似た白い花を多く咲かせるヒバントゥス・コミュニスは亜熱帯産の亜低木です。実は、現在はポンバリア・コミュニスとして、別の属に再分類されています。こういうことは、存外、頻繁にあるのです。

ヒバントゥス・コミュニス(ポンバリア・コミュニス)

 当サイトでは、こうした「再検討により名前が変わった」という類いの情報も、なんとか調べて、早い段階でお知らせできていると思うのですが、それらの情報が浸透に至るまでには驚く程の長い年月を要するようです。当面、事実としてお知らせした上で、新旧併記して行く予定です。
 日本の環境にも慣れてきているようで、桜の時期には室外でも咲き始めます。冬に室内へ移動しておけば、ほぼ一年中元気で、黙々と一日花を咲かせて、種子を飛ばし続けます。「スミレ科は木本が多い」と説明する素材にも最適ですね。

ヒバントゥス・コミュニス(ポンバリア・コミュニス)

 * ワクチン接種の順番が早く回って来ないものでしょうか?!昔の日本は突貫工事が得意だったのですが。


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オオタチツボスミレ(白花変種)

 この白い花はオオタチツボスミレ(白花変種)です。もう20年間の長きにわたって、我が家の棚で遺伝子を維持してくれています。でも、「大」が付くタチツボスミレにしては小さくないでしょうか。
 花も小さいのですが、それだけではなく、既に果実が炸裂する時期になっても、鉢にすんなり収まっています。夏場に向かって、もう少し大きくなりますが、昔は、もっと大きくなったように記憶しています。

オオタチツボスミレ(白花変種)

 鉢などの容器は育ち具合に応じて取り替えますが、最近は大きなプランターで芽を出しても、それほど大きく育たないですね。すると、容器の容量に制約されているために大きく育たないという訳ではないのでしょう。
 生育環境の変化に対して生理的に順応することを、馴れるから「馴化(acclimation)」と言うそうで、日本光合成学会は「馴化には新規の遺伝子発現を伴うことがわかっている」と説明しています。へぇ、そうなんですか(驚き!)。

オオタチツボスミレ(白花変種)

 * すみれたちの開花は、前半の猛ダッシュに比べて、後半はゆっくりだったそうです。


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マルバスミレ

 今年、この「徒然草」というコーナーで、マルバスミレをモチーフとして選んだ回数は、今回を含め、最多の4回目になりました。出逢いが多い年だった訳ですね。
 関東はマルバスミレが多く見られる地域にあるのかと思います。一方、元々、自生が少ない地域もあるのでしょうが、絶滅危惧情報に拠りますと、危惧されている府県が少なくはないようです。

マルバスミレ

 同じ自生地に何度か足を運んで感じたことですが、今年は幸運にもマルバスミレが比較的長い期間咲いてくれたものと思われます。アオイスミレが咲いている時期に、運良く見かけることができた場所で、八重桜が終わりかけている頃にもいっぱい咲いていました。
 「あれ、いつもはここで咲いているのに?!」という年もあり、開花時期や期間、個体数は、意外な程に変動するものなのでしょうか。すると、個体数調査って、変動する要素が多くて難しいものではなかろうかと心配になりました。^^

マルバスミレ

 * 事情があって、実家を訪ねないといけないのですが、さて、いつになることやら。


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ウンゼンスミレ

 ポット苗で購入したウンゼンスミレの話題に関する後日談です。交雑種にも関わらず、果実が膨らんでしまって、継続観察をしていたのですが、なんと、消えてしまいました。
 どういうことか、と申しますと、果実の方は次第に透明になって、まるで溶けるように萎んでいき、言葉通りに消えてしまいました。マズイなと気をつけていたのですが、結局、植物体全体も同様の経緯をたどってしまいました。まるで、酷暑に耐えきれないパンジーのようでしたね。

ウンゼンスミレ

 急な気温の上下変化があったことは事実ですが、それは、他のすみれたち(交雑種を含む)にとっても同様でしょう。種としての生命力のようなものが弱い印象ですよね。残念な結果になり、果実の状況を追うこともできず、不完全稔性でもあるのかな!という疑問の確認はおあずけになりました。
 さて、庭のすみれたちも、特殊な環境に耐えられる一部の種などを除いて、花期を終えようとしていますね。たくさん栽培されている方にとっては、忙しい季節の到来でしょう。

ウンゼンスミレ

 * オリンピック開催の可否より、北海道へ出かけられる状況にあるかの方が気になります。


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