趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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高尾山で、ちょっと嬉しいことがありました。ご覧いただいているのは、比較的高いところで咲くコスミレですが、かなり白っぽい花です。先日、九州で出逢ったシロバナツクシコスミレの説明からすれば、筑紫地方近隣でなくても使う名前とのことなので、これもシロバナツクシコスミレということになります。
実は、この自生地は乾燥のためか崩落が起こり、土砂がすみれたちの生えている一角を埋めてしまったのです。その現象は何年か続いて、少しずつ個体数が減っていました。でも、しぶとく生き残り、今年は逆に増えた上、こんな大きな株が見られました。
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天候と相談して、やっと高尾山に出掛けました。往復で190Km余あり、悪名高き首都高を斜めに突っ切る必要があります。
予想より人出が多いので、いつものルートを少し変えて半日陰の営林地を歩いていたのですが、「いろいろで難しいわねぇ」という声が聞こえました。そのグループの視線の先に目をやりますと、白いすみれが咲いています。
「これは?」
あらら、なんでしょうね。葉は明らかにヒナスミレですが、白くて概ね整った花が「らしく」ありません。すぐ隣でシロバナナガバノスミレサイシンがよく似た雰囲気の花を咲かせていますが、自然交雑種?あはは、そんな組み合わせは初耳です。どうやら高尾で最初に見つかったというシロバナヒナスミレらしいですね。
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すみれ展の話題はまだ続きますが、ちょっと一息、庭のすみれたちをお披露目しましょう。栽培は不得手、狭い庭、陽当たりも不十分なのですが、太陽が高くなる時間帯には玄関付近がぱぁっと明るくなります。
寒い季節から長く咲いていたパンジーたちがまだ元気で、早咲きの園芸品種やオドラータ(においすみれ)、この春に購入した苗が一斉に咲き始めました。特に園芸品種の「春待草」はすばらしい特性を持っているように感じています。今、根元の一部は木質化して大株になり、一株で30余の花が同時に咲いているのではないでしょうか。
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神奈川のすみれ展で展示されていた外国種をもう一つ。淡青(紫)色の見慣れた花ですが、ちょっと変わった葉を持っているヴィオラ・ワルテリです。
葉がもう少し長細ければ、マダラナガバノタチツボスミに似た雰囲気を持っていると思うのですが、いかがでしょうか。葉の模様(斑)といい、托葉の形状といい、なんとなく落ち着かない様子で茎を伸ばす姿も良く似ているような気がします。
でも、かわいとか美しいとか、万人を惹きつけるタイプのすみれではないと思いますが、展示用に選んだのは何故でしょうね?
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今年も元気なハイブリッドのすみれたちが展示されていた神奈川のすみれ展です。写真は、混血独特の花色ですが、姿は少し柔らかいスミレといった風情でした。「ほぉ、きれいだなぁ」という思いで撮影していたもので、カスガスミレ(スミレ x ツクシスミレ)という説明が書いてありました。
惚けていたのですが、ありゃりゃ、この組み合わせは?無茎種と有茎種の異節間交雑ということになりますね。でも、花が咲いているこの時期は無茎種の姿をしていました。花は少し横長でツクシスミレの遺伝子を感じさせます。
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神奈川のすみれ展には、ちょっとマニアックな品種も展示される傾向があります。余り意識したことがなかった照葉タイプのニオイタチツボスミレですね。海岸型と言われるハマニオイタチツボスミレとは別物でしょうか。
困った時には浜栄助先生の書籍を紐解いてみます。あれ、テリハ~は登場しますが、もう一方は出てきません。ご覧のように、実際、葉に光沢があるのですが、書籍の説明には「無毛または部分的に有毛のもの」とあります。それだけなら、ケナシ~と名前が付くパターンですね。ちょっと、情報が錯綜しているような気がする困ったすみれです。
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神奈川のすみれ展で撮影させていただいたバラ色と称される外国種です。以前、育てていたのですが、とても晴れやかな紅紫色の花を咲かせてくれます。その頃、ヴィオラ・アレナリア 'ロゼア'という名前で購入しました。
かわいらしい花を咲かせる丈夫な種ですので、栽培品を良く見ますが、ここの株は元気ですね。ここでは大きな株が展示されています。想像ですが、直前で植え替えられていると思います。一般に、素焼きの小さな鉢で育てられてい
るので、こじんまりと育つ点は良いのですが、やはり表情は貧相です。
自宅の庭は狭くて厳しいのですが、最近は一回り大きくて深い鉢で育てる環境に少しずつシフトしています。
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南からすみれ展が始まっていますが、関東で一早く開催されるのが神奈川県立フラワーセンター主催の展示会です。植物園ですから、四季の植物を展示している訳ですね。たまたま季節ものであるすみれを、鉢で屋内展示していると理解して下さい。
さすがに育成のプロで、そつなく育てています。今年は開花日の調整が難しかっただろうと思いますが、十分な鉢数を揃えていました。バックヤードには最終日までの予備鉢があるのだろうなぁと考えてしまいます。
この可愛らしく並んだ微毛のあるすみれはヤマツクシスミレという和名をもらった "Viola diffusa ssp. tenuis" という外国種で、主に東アジアに自生します。この会場一番のお気に入りです。
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