趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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昼過ぎの気温が27℃、完全な夏日が続き、地域によっては真夏日の声も聞こえるようになりました。庭のすみれたちは花期の遅いニョイスミレも終わりかけています。ところが、独り気を吐いているのがシロバナリュウキュウコスミレです。開花適温の違いなのでしょうね。
今年の2月に自生地を見てきたのですが、このすみれたちは、どうやら、その自生地の子孫たちです。数株が同じように次々と花茎を上げています。沖縄本島の2月後半と千葉北西部の5月後半は似たような気候なのでしょうか。
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自生地には何度か通うものですね。タチスミレに淡い紫色の花があるのを資料、つまり文字だけでは知っていたのですが、実際には見ていなかったという事実を痛感しました。こういう色合いの花があったのです。
紫色の花に気付き、もう少し濃い色の花がないかなぁと探してみた結果が、まぁ、この程度です。裏の紫色が表にも滲み出ているという程度で、ニョイスミレだったら、「ムラサキコマノツメと言うには微妙だなぁ」と囁かれる色合いでしょうね。o(^▽^)o
この自生地に行く時は、なぜか、かなり暗い曇天か、びっくりするピーカンで白い花の撮影が難しい状況でしたが、この日は手頃な曇天でした(笑)。
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この写真はなかなか面白いと思っているんです。向かって、左側がエイザンスミレの葉、右側がヒナスミレ、そして中央が(ご想像の通り)オクタマスミレです。これを見ますと、なるほどねぇ、と思いませんか。オクタマスミレの葉の外形はヒナスミレ由来で、エイザンスミレの特徴がギュっと詰め込まれているかのようですね。
昨年見つけたオクタマスミレの自生地をもう一度訪ねてみました。時期が異なるので花は終わっていましたが、そこにはオクタマスミレの株がざっと十数株もあって驚いてしまいました。一つの花からできるタネが見事に全て発芽したと考えるのは不自然ですよね。
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日本に自生するすみれの中で、最も暗い場所を好むのはコミヤマスミレではないでしょうか。その自生地に曇天の日や夕方に到着したのでは、写真撮影はままなりません。分かっているのに、曇天の日の夕方に到着するという愚かなことを二度繰り返しました。(=^_^=)
よし、晴天の日の昼間に到着して撮影してみようと、自生地まで一直線で出掛けたところ、タイミングは悪くなかったようで、たくさんの花に出逢いました。明るいと良く観察ができるんですね。葉の表裏に微毛があるのは知っていましたが、それが存外長くて多いことを再認識しました。他の自生地も見てみたいものです。
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富士山周辺には多彩なすみれたちが自生しています。その中には、簡単には見極めができないものもあるんですね。
フモトスミレだと思って撮影していました。でも、ちょっと見えていますが、葉の裏面が素直な緑色です。2枚目の写真も同様、フイリフモトスミレだと思って撮影した訳ですが、葉の裏面は意外にも緑色でした。だからと言って、ヒメミヤマスミレにしては葉の様子が「らしくない」ような・・・。この境界線に棲んでいる主たちには閉口です。分かりやすい部分はトウカイスミレとして独立しちゃって、手に負えない部分が残ったような感覚です。(´`;)
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毎年、通っている自生地がありませんか?毎年、一度は見に行くすみれの観察ポイントですね。ここ何年か、少し遠い場所に出向くようになったこともあり、タイミングを逸してしまうことがあります。
意識して、天候を見て出掛けたところ、富士山周辺のポイントで斑入りのニョイスミレに出逢いました。すみれ展では見せてもらったことがあるのですが、自生地では初めての経験です。周囲が未整理ですが、クリームイエローの斑入り葉が分かりますでしょうか。遺伝的に安定しているのか気になったのですが、タイミングが合えば、次の機会に確認に訪れようかと思います(もう1枚は近くで撮影した通常株)。
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いよいよ、九番バッターです。見つけた時、わおっと声を上げてしまったサンインスミレサイシンのブーケを選びました。スミレサイシンの品種扱いで、花は若干小さく、葉は細長いようです。でも、葉ならナガバノスミレサイシンの方が長そうですから、中間的な存在ですね。
出逢った個体総数が20株未満という程度ですので、傾向を語るのはちょっと辛いのですが、花の形状はスミレサイシンとほぼ同じイメージながら、微妙に花の青が強いように思います。どこかで見たこの色は、芥子の花の青紫に近いような気がします(あっ、勿論、園芸種の芥子しか知りません)。山野草好きの方になら、エゾエンゴサクに似た淡い群青色と言えば分かるでしょうか。不思議色のすみれでした。
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一泊ですみれ探しに行っていました。その話は後日としまして、さて八番バッターは、地域によっては余り見掛けないと聞くマルバスミレです。名前の通り、葉が丸いと言えば丸いかも知れませんが、取り立てて和名になる程の強いイメージはありませんよね。
花弁が白くて、多くの場合は丸いようです。でも、地域差があって全体イメージで覚えるしかないかも知れません。微妙な変異もあって、例えば、この花は花弁の裏側が紅色を帯びていますね。花弁がフリル風に波打つ例も多く見掛けます。困ったことに、花弁が少しだけ細くなるとイメージがかなり変わってしまいますので、余りパーツ単位で覚えない方が良いかも知れません。
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さて、満を持して七番バッターにナガバノタチツボスミレです。ただし、右打席と左打席に揃って登場?それ程遠くない場所に花を咲かせていたのですが、花の色イメージが随分違うものです。
初めて出逢った時、ニオイタチツボスミレ系の雑種ではないかと思ったのですが、全体に丸くてふくよかな花です。それから、左の写真を見ると中央部が白く抜けていますね。右の写真はとても淡~いピンク色で白花ではありません。根生葉は名前に反して丸く、茎生は上に行くほど長い葉に変わっていくようです。花後は更に長くなると聞いています。
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今回、是非逢いたかったシハイスミレを六番バッターにしましょう。花も葉もとても多様です。お気に入りですから、遭遇頻度は少ない割には少し変異があっても何とか分かりますが、見慣れてはいませんね。
ここで出逢ったシハイスミレは、ご覧の通り、葉の光沢が強く、花の色が濃いめでした。花が終わりかけているとは言え、やはり魅力的ですね。乾燥気味の林道の一角にまとまって咲いていましたが、その上でも下でも見つかりません。旅立つ前の想定では、もう少したくさん、つまり、頻繁に数多く見られるのではないかと思っていたのです。少し物足りない気持ちもありますが、たくさんの他のすみれたちに出逢えたのですから、贅沢は申しません。
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