今年、神奈川県で行われたすみれの展示会に関連する話題は44話分に及びました。実は番外編がありましたので、実質45話です。3ヶ月掛けてコツコツと見直しができたことになり、とても勉強になりました。なによりも、この展示会の内容はお見事ですよね。 |
<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」、「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
神奈川の展示会について、沖縄のオリヅルスミレにトリを飾ってもらうことにします。実は3月に緊急登場していますが、改めて持ってきました。展示の都合で、遠くからの撮影になりましたので、皆、似たような写真になっています。 |
沖縄のすみれでは既にアマミスミレが登場していますが、今回はイリオモテスミレです。ヤエヤマスミレの品種で、葉の形状が心形である点以外は母種と明確な相違はないと言われます。自生状態を見ていないので難しいところですが、植栽の個体をじっくり観察させていただいた限り、確かに葉の形状は少し違うようです。 |
この華やかな花も標準和名がない(または定着していない)ハイブリッドです。展示札の記載は「ベニバナナンザンスミレ x ベニバナエイザンスミレ」。組み合わせだけに注目すれば、大評判で流通している「紅鶴」と同じということになってしまいます(鈴木才将氏1979作出「エイザンスミレXベニバナナンザンスミレ・紅鶴」)。 |
「すみれの部屋@花の写真館」では、ある程度の知名度があって標準和名が付与されている自然交雑種なら検索できるように登録しています。ところが、昨年、調べられない組み合わせの自然交雑種と出くわしてしまいました。そうなんです。比較的身近な組み合わせでも標準和名がない、または定着していないこともあるのですね。 |