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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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マキノスミレ

 昨年、拝見させていただいたすみれの展示会から、引き続き丹精を込めた作品たちの登場です。(57)までは「菫展見聞録」と題していましたが、「すみれ展見聞録」の方が親しみがあり、読み易いと考えて変更しました。
 さて、ここは都会型の憩いのオアシス、桜で賑わう鶴舞(つるま)公園内の名古屋市緑化センターです。再開一番目は艶やかなマキノスミレにしました。幾つかの株を植え込んで育てたものでしょうが、花立ちが良くて一斉に開花している姿が見事です。日本海側や東北の野山で出逢ったものはポツリポツリと花を咲かせるタイプばかりでした。兄弟分であるシハイスミレでは花立ちの良い株ばかりで構成された群落を見たことがあります。生活の様子も少し違うのでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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フイリゲンジスミレ

 新年、気持ちを新たにして今後の目標を見つめ直したいものです。昨年も懸命にすみれや植物全般の勉強をしてきましたが、まだ知らないことがたくさんあるということを再認識する、そんな繰り返しですね。それでも、1年間分の積み重ねはそれなりに満足できる質と量でした。
 さて、今年も昨年並みの進歩ができるのか?気力、体力、そして運もありますよね。いづれにしても、貯め込むだけではなく、それを何らかの方法で発揮できないものでしょうか。誰しもがそんなことを漠然と考えているような気がします。まぁ、一つ一つ具体的に地味でも笑いながら歩を進めて行こうかと思います。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
パンジー

 あけましておめでとうございます。新しい年が巡って来ました。慣用として、お正月に「新春」という言葉を使いますが、現在の暦では冬ど真ん中、すみれ咲く春が待ち遠しいですねぇ。
 でも、視点を替えれば、沖縄はすみれの季節に突入していて、他の地域ならパンジーやニオイスミレが今を盛りに咲き誇っていることでしょう。発想を換えると、真夏でも亜熱帯からやって来たすみれの仲間は元気いっぱいで、最近は周年で何らかのすみれが咲いていませんか。そうなると一年中がすみれの季節!あはは、笑門来福!


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
ツクシスミレ

 振り返ってみれば余程嬉しかったのですね。ツクシスミレの話が今年だけで4回目になるのです。この可愛らしいすみれに出逢うために結構頑張ってみました 。
 ヤマツクシスミレという和名がある東南アジア周辺の温かい地域に兄弟分が自生しているのですが、実は、この外国種のイメージが先に脳裏に染みつきました 。全身に剛毛が目立ち、ツクシスミレよりも豪快なイメージなのですが、花はほんわりと紅を帯びた独特のかわいらしさがあります。眺めていたら、日本にも自生するとい うツクシスミレを自生地で見てみたいという気持ちを抑えられなったという経緯だったかなぁと思います。出掛けたばかりなのに、また逢いに行きたくて、憧憬は積み重な るばかり。全くキリがありません(笑)。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季 の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」 「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」 には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
タチツボスミレ

 すみれに興味がわき始めた日のことを覚えていますでしょうか。もちろん、少しずつ惹きこまれて、気が付いたら好きになっていたというところでしょう。でも、図鑑を買ってみようと思い立ったり、最近であれば種子を売っていないかとサイト探しをした日などがあると思います。
 その日、それは「野にすみれを探しに出掛けた日」でした。この場所に辿り着いて、一面に咲くタチツボスミレを眺めて「はぁ~、いいなぁ」と思いを深めたことを覚えています。それから、ほぼ毎年同じ場所に出かけますが、飾らない品の良さがあって、今でもお気に入りなのです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
シコクスミレ

 奥多摩に足を運んだのは、このすみれに出逢いたいからに他なりませんでした。なかなか出逢うことがなかったシコクスミレです。シコクスミレも自生しているとされる場所に何度も足を運んで、地図がなくても走り回ることができる程になっても、現実にはご縁がなかったのです。
 かなり気合いと時間を掛けて調べまくり、なんとかピンポイント情報をゲットして勇んで出掛けたのですが、なかなか目的地に辿り着きません。手描きイラスト地図が実際のイメージと違っていたのです。山歩きは苦手でも頑張れば良いのですが、辿り着いても暗かったら見つけられないかも知れません。問題は太陽で、暗い山道を帰るのも厳しいですよね。ヒヤヒヤしましたが、ぎりぎりセーフ(笑)。ウキウキしながら帰路についたのを覚えています。


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エゾアオイスミレ

 この山を登って困ったのがこのすみれでした。まだ展開していない葉は、先が尖っているようにも見えます。これはエゾアオイスミレの特徴なのですが、困ったことに全ての葉ではなくて、先が鈍角で全体に丸い葉も見られたのです。また柱頭の形の方は一般的な棒状に近くて、エゾアオイスミレに見られる極端な鍵状の曲がり方ではありません。では、アオイスミレのように匍匐茎が地面を這いまわっているかと言えば、そんなことはなくて、茎も葉もスッと立ち上がっています。そもそも他のすみれたちが咲き揃っている4月末ですから、標高が高めだと言ってもアオイスミレの花期が終わっているのではないかと思いながら、十分な確認ができませんでした。一応、エゾアオイスミレと認識していますが、余裕を持つことが大事ですね。この日は出足が遅くなってしまって、先を急ぐ気持ちが強かったのです。


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アカネスミレ

 山を取り囲むように切り開かれた山道をのんびり歩くことができると、東西南北、いろいろな方向に面している訳ですから、明るい斜面が好きなすみれ、薄暗い湿った沢沿いが好きなすみれと多くのすみれたちに出逢うことができます。ここでは明るい場所が好きなアカネスミレを見掛けました。
 アカネスミレの典型品はもう少し淡い赤紫色の花で、更に白い毛が目立つので葉や花弁が厚いようなイメージがあります。写真の個体は比較的濃いめの赤紫色で、毛は極端に短めで少ないように見えますね。高尾山のオカスミレ(アカネスミレの品種)を彷彿とさせる姿でした。


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タチツボスミレとコスミレ

 山道の両側は傾斜がきつい崖のような状態の場所も少なくありません。実際に崩れている区間もあり、仕方なくセメントで固めて安全と利便性を確保しているというところでしょう。そんな環境でも、すみれたちは頑張って生きていく能力を持ち合わせているようですね。
 ただ、根を張ることができるポイントが限られているようで、やはり仕方なくギューギュー詰めのこんなことになっています(笑)。この押し競饅頭(おしくらまんじゅう)に参加しているのはタチツボスミレとコスミレでしょう。一方、地上の勝負は、花期の葉の数ではコスミレ、垂直および水平方向にも広く葉を展開できるという点では有茎種のタチツボスミレに分がありそうですね。


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エイザンスミレ

 時折、思い出したようにエイザンスミレが咲いていました。元々、少し暗くて湿った場所を好むすみれですが、明るくて大らかなイメージの花をよく見掛けます。ただ、残念ながら、ここで見られる個体は少し元気が足りません(笑)。まぁ、花の様子も変化の一つとして、おもしろいなぁと観察しています。写真の個体はシンプルな丸い花弁ですが、もう少しとがったイメージのもの、縁が波打つもの、表面に凹凸が目立つもの、中心部の黄色が強いものと、なかなか多彩です。
 このすみれの場合、葉の変化もおもしろいと思います。花が咲く時期の話ですが、一瞬、ヒゴスミレかな?と思わせる細めの葉を持つ個体もありますが、関東では写真のような葉が多いですね。


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