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昨年、拝見させていただいたすみれの展示会から、引き続き丹精を込めた作品たちの登場です。(57)までは「菫展見聞録」と題していましたが、「すみれ展見聞録」の方が親しみがあり、読み易いと考えて変更しました。 |
<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」、「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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新年、気持ちを新たにして今後の目標を見つめ直したいものです。昨年も懸命にすみれや植物全般の勉強をしてきましたが、まだ知らないことがたくさんあるということを再認識する、そんな繰り返しですね。それでも、1年間分の積み重ねはそれなりに満足できる質と量でした。 |
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あけましておめでとうございます。新しい年が巡って来ました。慣用として、お正月に「新春」という言葉を使いますが、現在の暦では冬ど真ん中、すみれ咲く春が待ち遠しいですねぇ。 |
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振り返ってみれば余程嬉しかったのですね。ツクシスミレの話が今年だけで4回目になるのです。この可愛らしいすみれに出逢うために結構頑張ってみました
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すみれに興味がわき始めた日のことを覚えていますでしょうか。もちろん、少しずつ惹きこまれて、気が付いたら好きになっていたというところでしょう。でも、図鑑を買ってみようと思い立ったり、最近であれば種子を売っていないかとサイト探しをした日などがあると思います。 |
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奥多摩に足を運んだのは、このすみれに出逢いたいからに他なりませんでした。なかなか出逢うことがなかったシコクスミレです。シコクスミレも自生しているとされる場所に何度も足を運んで、地図がなくても走り回ることができる程になっても、現実にはご縁がなかったのです。 |
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この山を登って困ったのがこのすみれでした。まだ展開していない葉は、先が尖っているようにも見えます。これはエゾアオイスミレの特徴なのですが、困ったことに全ての葉ではなくて、先が鈍角で全体に丸い葉も見られたのです。また柱頭の形の方は一般的な棒状に近くて、エゾアオイスミレに見られる極端な鍵状の曲がり方ではありません。では、アオイスミレのように匍匐茎が地面を這いまわっているかと言えば、そんなことはなくて、茎も葉もスッと立ち上がっています。そもそも他のすみれたちが咲き揃っている4月末ですから、標高が高めだと言ってもアオイスミレの花期が終わっているのではないかと思いながら、十分な確認ができませんでした。一応、エゾアオイスミレと認識していますが、余裕を持つことが大事ですね。この日は出足が遅くなってしまって、先を急ぐ気持ちが強かったのです。 |
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山を取り囲むように切り開かれた山道をのんびり歩くことができると、東西南北、いろいろな方向に面している訳ですから、明るい斜面が好きなすみれ、薄暗い湿った沢沿いが好きなすみれと多くのすみれたちに出逢うことができます。ここでは明るい場所が好きなアカネスミレを見掛けました。 |
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山道の両側は傾斜がきつい崖のような状態の場所も少なくありません。実際に崩れている区間もあり、仕方なくセメントで固めて安全と利便性を確保しているというところでしょう。そんな環境でも、すみれたちは頑張って生きていく能力を持ち合わせているようですね。 |
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時折、思い出したようにエイザンスミレが咲いていました。元々、少し暗くて湿った場所を好むすみれですが、明るくて大らかなイメージの花をよく見掛けます。ただ、残念ながら、ここで見られる個体は少し元気が足りません(笑)。まぁ、花の様子も変化の一つとして、おもしろいなぁと観察しています。写真の個体はシンプルな丸い花弁ですが、もう少しとがったイメージのもの、縁が波打つもの、表面に凹凸が目立つもの、中心部の黄色が強いものと、なかなか多彩です。 |
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