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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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マルバスミレ

 東京都から高尾山の裏手に抜けると、山梨県ではなくて神奈川県との県境になります。この辺りは自然豊かなエリアで、すみれも多いのですが、その内から今回はマルバスミレの登場です。
 マルバスミレは意外に地域変化が目立つ種だと思っています。九州で見られる丸くて薄紅色の花びらを持つマルバスミレは必見の価値ありと思うのですが、如何でしょうか。東京・神奈川辺りでは花が細めで、萼や花茎が臙脂色、葉も濃いめの色、つまり赤い色素が強く出ていますが、山梨・長野・群馬辺りに出向くと花がゆったりしていて、全体に赤味は目立たなくなってきます。旅に出ると、こうした変化を楽しむことができて楽しいですね。交配(?)してみても嬉しい結果が得られるかも知れません。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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アカネスミレ

 近所で大規模な新興住宅地群が、雨後の筍というよりマッシュルームのように立ち上がっています。その土地が未だキンランの咲く林だった頃の写真が出てきました。たくさん咲いていたアカネスミレです。
 林の中に一本の道があって、細めの木ばかりだったので、すみれが咲く時期には地表に十分な陽光が当たります。土壌はご覧の通りですから、確かにアカネスミレには住みやすそうな環境だったことでしょう。現在、この自生地辺りには一般住宅が建っているのですが、その周辺に残された緑地帯に、この艶やかな花が復活していました。意識して観察していたのですが、タチツボスミレ以外の種に気が付いたのは、重機が派手に整地してから7年目のことです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
ウスバスミレ

 初めてウスバスミレを観察できた時の写真が出てきました。当時、標高2,000m級ですみれが花を咲かせているという感覚を持ち合わせていなくて驚き、そして自生地の独特な雰囲気にも驚いたものです。高山に咲くすみれと言えば、今なら、タカネスミレやミヤマスミレ等を頭に描きますが、ウスバスミレは一風変わった風貌をしていると感じました。
 ユニークな存在ですよね。つまり、チシマウスバスミレを除けば他に似たすみれが見当たりません。花の色は陰りのある薄紫色、鋸歯が醸し出す雰囲気も独特なものがあります。なによりも、もののけが棲んでいそうな苔生した高山の森に自生していることです。ただし、これは中部地方を念頭に表現しています。東北・北海道でも出逢ってみたいですね。全く違う雰囲気の山々に咲いているのではないかと想像を膨らませています。


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サクラスミレ

 デジタルカメラとフィルムカメラ両方を持ち歩いていた頃、両方のカメラで撮影した上、ビデオカメラも回していましたので、ごいっしょいただいた方々には、移動が遅くて、ご迷惑を掛けてしまったと思います。急いでフィルムカメラをセットして撮影していましたので、意外に手ブレ、前ピンとか、初歩的なミスもありました。
 少し明る過ぎるようですが、まぁまぁ、撮れていたのは高原のサクラスミレです。一面に花が咲き乱れている絶好のタイミングで出逢ったと思っています。余裕で表情の良い個体を探して撮影しました。被写体が少ない状態での撮影とは気分的に違いますね。その後、同じ場所を観察しても個体数はいつも疎らでした。千載一遇、一期一会、その時々の出逢いがとても大事なのですね。


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スミレ

 すみれの季節を終えて、過去のデータ整理を始めました。今年は余り出掛けることもできなかったので、時間はたっぷりあります。フィルムカメラを併用していた頃のフィルムをデジタイズする地味な作業を開始しました。でも、その頃の感覚が蘇ってきて、なかなか楽しいかも知れません。
 これは群馬県でたまたま出逢った魅力的なスミレです。上弁2枚に絵筆で軽く引いたような白い筋が入っています。確認した範囲では、このエリアの個体群にはこのような白い筋が例外なく入っていました。相当広い範囲で見られたので、形質が安定しているのかも知れないと、この日以降、この場所に数回来てみたのです。花が終わっていた1回を除き、この形質が引き継がれているのを確認しました。何年経っても消えないということは、遺伝的に優勢なのかも知れませんね。


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ヒバントゥス コミュニス

 ヒバントゥスコミュニスの種子が飛散してしまわないようにコツコツと集めた結果、現段階でこれだけの種子を収穫しました。いったい何個あるでしょうか?凝視して数えてみたところ、概ね600個!う~ん、実際に2枚の鉢皿とピンセットを使って数えてみました。ジャスト580個ということで、ほぼ合致していましたね。(=^_^=)
 朔果は晴れた風のある日に炸裂したいようです。乾燥が必要なのでしょう。今日の朝と昼に種子摘みをしたところ、またまた80個収穫できました。何本の樹があるのか、改めて数えてみたら、挿し木で増やした子供がまだ小さいのですが、計11本ありました。ところで、四季のある温帯域に多い草本のすみれたちは冷所保存していますが、故郷が熱帯から亜熱帯域であるすみれの場合、どうしたら良いのでしょうか。


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ヒバントゥス コミュニス

 雨の日が多い中で、コツコツとすみれの世話をする姿がナミダを誘います(嘘)。相変わらず、世話は下手なのですが、なぜかヒバントゥス コミュニスはすくすくと育って、大量の果実を付け、同時に白い花を咲かせています。
 朔果が炸裂して黒い種子が飛んでしまうのは、ある程度仕方ないことですが、コンクリートの上にこぼれてもかわいそうです。また、まだ屋外では越冬できないことを確認しましたので、見えないところで芽吹いても育つことができないのは明白です。表皮が透けて見えない構造ですので、やはりマメに観察して種子を摘み集めるしかなさそうですが、意外に大変・・・。一般に、下向きの果実が上を向いたら収穫できると言われますが、この種はどうでしょうか。やはり、短い花茎は下向きですが、炸裂する直前に横を向くことが分かりました。これで目星は付けられますが、挿し木等で増やしてしまったので責任が増えてしまいました。


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マルバスミレ

 すみれ観察になかなか出掛けられない日々が続いているのですが、庭のすみれたちは、急に世話がマメになったと驚いているかも知れません(笑)。
 この春、実生から育てたマルバスミレの純白型、つまり白変種が閉鎖花を上がるところまで育ちました。まだ開放花を見ていませんが、葉や茎の様子を見ると確かに白変種らしい雰囲気があり、来春に期待したいと思っています。さて、種子は黒っぽい、正確には濃い焦げ茶色で艶があります。先日、種子専門の図鑑を見掛けたのですが、記載によると、統計的には一個の果実に30個前後の種子ができるようです。この果実は炸裂によって飛散してしまった分を考慮しても少なめでしょうか。いずれにしても、このような図鑑を編纂される方には頭が下がります。


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パンジー

 これは3月頃の写真ですが、昨年、寒くなったころに苗を購入して、最近まで花を咲かせていました。花期が長くて目を楽しませてくれる園芸植物です。
 この冬、黄色いパンジーの種子を播いて育ててみました。実は、実生苗たちの方は、まだ元気に咲いています。この違いはどこにあるのでしょう。時には小さいブロッチが入ったりしますが、全体としては均一な花を咲かせるF1種子ですね。パンジーの場合、雑種でも種子ができますが、F2は紫色が強く出てきたりすることを経験しています。結局、毎年、改めて苗や種子を購入することになるのです。野菜や果物の場合、農業そのものを支配することになったり、結果的に在来種を駆逐してしまうことなどが現実として知られています。園芸植物では余り問題にならないのですが・・・。


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ラインローザ ・ジャイアントピンク

 このすみれは鈴木進氏の作出ですが、資料を解き解しますと幾つかの同系種があるようです。交配後には選別という過程があるのですが、同じ組み合わせでも微妙に違う形質が現れるのは当然でしょう。ハイブリッドとしての寿命は尽きたろうと想像され、ある意味で伝説化しているラインローザ、その4倍体を片親とするこのラインローザ ・ジャイアントピンクが知られていますが、現在流通しているのは、いわゆる復刻版とでも呼ぶべき遺伝子だと思います。
 農水省の品種登録データベースには、やはり鈴木氏の育成としてラインローザ・ブラックベルが登録されています。登録日から、既に直系の遺伝子は絶えているかも知れませんが、復刻版でも良いので見てみたいものです。


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