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趣味のサイト「すみれの部屋@(花の写真館)」のすみれ通信「徒然草=つぶやきの棚」をブログで…---☆
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シロスミレ

 アカネスミレの後方に白いすみれが咲いていました。なんということでしょうか!シロスミレですね。情報として、北海道にシロスミレが自生していることは承知していましたが、今回の旅で遭遇するという想定がなかったものですから、少し慌ててしまいました。
 ここは標高20m弱の低地です。でも、眼前にあるのは、紛れもなく過去に初夏の高原で見ていたシロスミレに違いありません。これならば、同じ時期の高原で咲くスミレやサクラスミレとの間に生まれるキリガミネスミレやコワシミズスミレだけでなく、もっと多彩な自然交雑種が見られても不思議ではないことになります。アカネスミレとシロスミレの組み合わせなんて、色合いを想像しただけでも楽しそうです。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
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アカネスミレ

 北の大地を700Km程度走り回った旅も終盤。すみれ探索を想定したエリアを抜けても、時間に余裕があったので遺跡で社会科見学をしました(笑)。頭が良くなったところで、いざ、空港へ!と走り出した直後、この花たちが目に付いたのです。花色に濃淡があるグラデーション咲きのアカネスミレですね。
 北海道では青味の強い花が多かったのですが、赤紫系というのは初めてでした。数年前、大分県から熊本県に移動する際に山波ハイウェイで見かけたブーケに似ています。シーズン真っ盛りのアジサイは用土のpH(水素イオン濃度指数)により、アルカリ土壌では赤く、酸性土壌では青く咲くことが知られています。アカネスミレの色合いは何かの影響を受けているのでしょうか。


<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。
ニョイスミレ

 少し花期が遅いはずのニョイスミレが既に咲いていました。葉が大きいですね。葉だけでなく、植物体全体が大きいような気がします。ところで、真っ盛りのスミレやオオタチツボスミレと同時に見られることに少し違和感がありませんか。まぁ、その意味ではミヤマスミレやオオバタチツボスミレも同じ時期に同じような標高で見られるのですから、早咲き、遅咲きといったすみれの「季節感」や、麓に咲く、高山に咲くという「垂直分布」の特性が余り感じられません。春は遅く、秋は早く始まる訳ですから、全体的に圧縮されたスケジュールで季節が進行するので、のんびりと順番を待っている暇はないというところでしょうか。


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ヴィオラ・プベスケンス

 白い微毛に覆われた独特の朔果が膨らんでいました。実は、3週間程度前に撮影したヴィオラ・プベスケンスというキスミレの仲間です。黄色いすみれとしては群を抜いて育てやすく、アメリカキスミレとして一般流通しているもので、まぁ、和名があった方が親しみやすいかも知れません。ただ、学名のプベスケンス("pubescens)"が「真綿のような~、有毛の~」という意味だと分かると、またおもしろいのではないでしょうか。
 この時期に登場しましたのは、この朔果がやっと割れて、茶褐色の元気な種子が飛んだからです(随分と時間が掛りるものです)。それにしても、ちょっと不思議な果実ですね。明るい黄花を咲かせるすみれの、もう一つの魅力を垣間見ることができました。


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ミヤマスミレ

 移動した各地でポツポツとミヤマスミレが咲いていました。関東甲信越なら1,500から2,000m級の山々の斜面等で見られるところですが、この個体は40m程度の臨海丘陵で撮影したものです。残念ながら、少し花の色に彩度が足りていませんね。旅の四日目に少し降られてしまいました。
 葉の数に比して花の数が少ない傾向があります。花後に匍匐枝から増殖すると言われますが、そうして増えた後の姿ばかりを目にしているのでしょうか。そんなことはないと思いますが、山勘ではお話しになりません。自生地がもう少し近ければ継続観察をしたいところですが・・・。そう言えば、何度か訪ねた1,700m級の自生地は今が花の季節でしょう。あ、また出掛けたくなりました(笑)。


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タチツボスミレ

 なんとかタチツボスミレが続くと、やはり、最も自生数が多いと言われるタチツボスミレを見つけたいところ。実は、二日目に2~3株見かけたきりでした。この写真は最終日に空港へ向かう途中でやっと撮影したものです(あ、道東編ではまだ無茎種がほとんど登場していませんので、まだ続きます)。
 見慣れたタチツボスミレの姿を見て、なにやらホッとしてしまいました(笑)。どこにでも生えていて良く見かける種というイメージは本州のものかも知れません。または、臨海エリア中心に走っていて内陸部に足を踏み入れなかったからでしょうか。撮影地にしてもせいぜい標高80m前後です。次の機会に内陸部も観察したいと思っています。


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シロバナエゾノタチツボスミレ

 エゾノタチツボスミレで、花がこんな姿をしていますと、シロバナエゾノタチツボスミレという品種扱いになります。白変種(いわゆる純白種)に限定されてはいませんので、母種との境界線はアバウトになってしまいますが、まぁ、各自の感覚に任されていると思えば気が楽になるという訳です。
 各資料によると、エゾノタチツボスミレの多くは白い花を咲かせるとされています。実際のフィールドでも記載の通りで、敢えてシロバナエゾノタチツボスミレとして良いと感覚に訴えて来る個体も相当数あると思います。今回の旅でも例外ではなく、淡紫色の個体の方が少ないようでした。もう少し叢生して迫力があるとカッコイイのですが、もう少し時間がかかるのでしょう。


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エゾノタチツボスミレ

 タチツボスミレという名前を持つすみれの話が続いています。歩き回った経路に限った話ですが、最も多く出逢ったすみれと言えば、エゾノタチツボスミレが一番で、二番がスミレというところでしょうか。葉が大きくて、もし花が閉じていたらオオバタチツボスミレとどうやって区別するの?と尋ねられそうですが、意外に葉の様子にも違いがあるのですよ。
 先ず、鋸歯の粗さについてエゾノタチツボスミレの方が大人しい印象です。それから、托葉はエゾノタチツボスミレは大きく切れ込んでいますが、オオバタチツボスミレはほとんど切れ込みがなくて全縁と呼んで良い状態です。今回、出逢った個体は多くで草丈が伸びきっておらず、独特の威風堂々とした姿は多くありませんでした。


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オオバタチツボスミレ

 とても大きくて艶やかな花色のすみれと言えば、やはり、このオオバタチツボスミレでしょう。今回の旅では、どうしても見つけたいと思っていました。隣にいるのはクロユリです。本州なら、ともに標高1,500mから2,000m級の高山帯で見られる植物たちですが、ここは海面とほぼ変わらない砂洲に拡がる「海岸草原」と呼ばれる環境なのです。
 珍重されていると呼んで良い存在だと思いますが、正直言って見飽きる程の自生数でした。隣が百合と分かれば、その大きさが分かるでしょう。さすがに染色体数2n=96です。すみれの園芸化で知られる鈴木進氏がオオバタチツボスミレを「大きく美しい」としながら、「交配がかなり難しい」と表現していたことを思い出しました。孤高の存在感を示す種の一つだと思っています。


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オオタチツボスミレ

 アイヌタチツボスミレに出逢った山道を更に歩いて行くと、黄緑色の葉を持つタチツボスミレの仲間が花を付けていました。例によって覗き込むと、今度は花弁に毛がありません。アイヌタチツボスミレ同様に距は白いのですが、少し短いでしょうか。花の大きさは同程度、葉の数は少し多いようです。まだ草丈が低いけれども、どうやらオオタチツボスミレですね。
 この日は晴天で歩くと暑く感じましたが、例年よりは寒くて、地域の最高気温は関東の最低気温を下回る状況です。ほぼ一ヶ月前の道南より生育が遅いようでした。今年も何度か出逢っていがら、パッと見で判かったという感じではありません。「オオタチツボスミレだよねぇ、きっと・・・」、自分に言い聞かせるようにして納得してみました(笑)。


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